「デザイン」も「高品質」も叶える。カラコン新時代への挑戦

2017年4月25日

100年以上に渡って目の健康を考えつづけてきたロート製薬が、新たにカラーコンタクトレンズを発売しました。ファッションやメイクの一部と見なされがちなカラーコンタクトレンズですが、それをロート製薬が手がけるのにはどんな背景があったのでしょうか。ロート製薬におけるコンタクトレンズ開発の歴史と、新商品『ロート ワンデー エマーブル』に込めた目の健康への願いをメディカル事業推進部部長の和田政勝が語ります。

「なくてはならない」カラコンを高品質に

2017年3月20日、ロート製薬から新たにカラーコンタクトレンズ『ロート ワンデー エマーブル』を発売しました。ロート製薬が目指したのは、装用すると目が輝いてみえるようなカラーコンタクトレンズです。

「10~20代からは「普段でも着けられるような自然なものを。」、30~40代からは「無理している感が伝わるのは嫌。でも自然すぎてもつまらない。」という声がありました。我々はまさにその『ナチュラルだけど、ナチュラル過ぎない』というニーズがあると考えたのです。」と語るのは、コンタクトレンズ事業に長年携わってきた和田政勝(メディカル事業推進部部長)です。

当社調査によると、カラーコンタクトレンズの市場規模は年々拡大しており、10~20代女性の5人に1人がサークルレンズを月に数回以上使用しています。「素の目だと恥ずかしい」「カラコンをしないとメイクが完成しない」など、女性にとってカラーコンタクトレンズが「なくてはならない存在」となりつつあるのです。けれども一方では、カラーコンタクト自体の品質や、その不適切な使用方法などによって、目の健康を損なう人も出てきており、問題も多くなっています。

▲ロート製薬から発売されたカラーコンタクトレンズ「ロート ワンデー エマーブル」

「私自身、以前は化粧品事業を担当していた経験から、女性の『キレイになりたい』と熱望する気持ちも理解できます。ただ、眼科医とともに20年近くコンタクトレンズ事業を行ってきたからこそ、目の健康がないがしろにされてしまう現状は見過ごせませんでした。ロート製薬として、『品質の高さ』と、『かわいい』を実現するカラーコンタクトレンズを作りたいと考えたのです」(和田、以下同)。

そこで実現したのが、目に自然な立体感を生み出す「スリートーンテクノロジー」。3色の異なる色とパターンを組み合わせることで、虹彩に奥行きをつけ、目の輝きやうるうる感、その表情が引き出されるデザインです。ナチュラルだけど、しっかりと目を強調するような…いわば「攻めのナチュラル」と言えます。特筆すべきは、グレーとブルー、マゼンダの3色で織りなす「オーロラマーブル」。ブルー系カラーが幻想的な印象をもたらすレンズとなっています。

▲グレーとブルー、マゼンダの3色で織りなす、幻想的な「オーロラマーブル」。

かわいさも高品質も叶えるために

そして、「かわいい」と同様に譲れなかったのは、レンズの品質でした。高品質のレンズを作るために製品化にあたってはさまざまなパートナー候補の中から探し出し、安全・衛生管理の考え方や、品質に妥協しない姿勢など、ロートと似通ったところがあるコンタクトレンズメーカーと提携。精密機器製造の技術を持っているメーカーでしたが、特に困難を極めたのは、色素が直接眼に触れない「三層構造」でした。

「カラーデザインをレンズに付加する方法として、よくあるのはレンズの表面に色素を着色する方法です。しかし、この方法ではレンズ表面の色素が直接眼に触れることとなり、眼病に繋がる恐れもあります。そのため、レンズ内の一定の深さにデザインを付加し、色素を内包する三層構造を実現する必要がありました。試作の初期段階では、三層構造になったり、ならなかったりと、バラつきが見られることも…。しかし、レンズの品質や安全性は絶対に譲れないポイント。三層構造が完全に実現するまで、およそ2年、試作を繰り返しました」。

また、ロート製薬のこだわりは、レンズの円周となるエッジデザインにも及びます。涙液交換をスムーズにするオリジナルエッジデザインで、乾燥感の軽減を目指しました。
「日本人は欧米人などと比較すると、平均的に角膜が大きいのです。ですから世界基準で作られたコンタクトレンズでは、目に合わない場合があります」。
100年以上日本人の目を考えてきたロート製薬。「より良いものを作らなければ、お客さまに長く愛され、支持されるような製品は生まれない」との信念ゆえのこだわりでした。

「かわいい」と「安心」の両立のために

ロート製薬では1999年からコンタクトレンズ事業に進出し、これまで3カ月定期交換タイプ、2週間交換タイプ、ワンデータイプなど、さまざまなコンタクトレンズを発売してきました。2001年には日本初となる、3カ月定期交換型の近視・乱視矯正用ソフトコンタクトレンズを発売しました。

▲メディカル事業推進部部長の和田政勝

当時、ソフトコンタクトレンズはケアをしながら2年ほど使い続けるのが通常。しかし、あえて「3カ月」という期間を設定したのは、より短い期間で交換するほうが目の健康に良いこと、また眼科医が推奨する「3カ月ごとの眼科検診」に合わせてのことでした。目の健康を本当に守るためには、「眼科医の力なしでは成り立たない」と考えてのことでした。

今回発売した『ロート ワンデー エマーブル』は、眼科やクリニックのみならず、ドラッグストア等でも購入することができます。眼科・クリニックとドラッグストア等の両方で扱われている商品を発売することはロートの新たな試みです。
「今までは、ネットなどで売られているようなカラーコンタクトレンズを使って、眼の調子が悪くなって眼科に行っても、『そのレンズを使わないようにしましょう』としか言えませんでした。眼科医としても、眼科で取り扱っていないレンズについては、特性が多岐に渡り、推奨することが出来なかったのです。しかし、眼科でもドラッグストアでも扱っているカラーコンタクトレンズであれば、眼科医も診断しやすくなります。こうしたカラーコンタクトレンズが普及し、カラーコンタクトレンズ全体の品質が向上すれば、もっと多くの人たちの目の健康が保てるかもしれません。『カラーコンタクトレンズを使いたい』という願いに応えるためにも、ユーザーの目の健康を保ちながら、安心してカラーコンタクトレンズを使える方法を考え続けていく必要があると感じています」。

▲ロートが作成したカラーコンタクトレンズの装用ガイド

ドラッグストア等でカラーコンタクトレンズを手に取る方にも、改めて眼科での処方・検診をお勧めし、目の健康を考えて欲しい…。ロート製薬ではそんな思いを込めて、「装用ガイド」を作成しました。眼科医の処方のもと、自分に合ったカラーコンタクトレンズを使って、楽しい毎日が送れるように。ロート製薬が『ロート ワンデー エマーブル』に求めた「高い品質」と「目の輝き」へのこだわりが、多くの人々の幸せにもつながることを願っています。

『ロート ワンデー エマーブル』の商品詳細はこちら!
http://jp.rohto.com/aimable/

取材・文:大矢幸世+プレスラボ

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