新研究情報フィード https://www.rohto.co.jp/rss/research/news_research_info_feed/ 新研究情報を自動的に配信します {8C7FD334-29DE-4516-9F52-443962739C70} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2023/1020_01/ <![CDATA[「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」公募のお知らせ]]>

ロート製薬株式会社と公益社団法人日本皮膚科学会が共同運営する「令和6年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の公募が開始されましたので、お知らせいたします。

令和6年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)研究公募

対象研究

皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究

研究期間

2年間

助成件数および金額

2件 600万円(1件 300万円)

選考方法

日本皮膚科学会 学会賞等選考委員会において選考を行い、理事会で決定

締切

2024年1月31日(水)必着

応募条件

  1. 皮膚科医師であること(但し、教授職は除く)。
  2. 研究内容は皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究(文部科学省研究費に申請のテーマでも差支えない)であること。
  3. 個人的研究に限り、研究は日本国内でのみ行うものとする。但し、同一施設内の共同研究者があってもよい。
  4. 研究期間は2年間とし、研究費受領後2年以内に留学予定がないこと。
  5. 過去にロート皮膚医学研究基金(ロート製薬株式会社主宰)および本研究基金の受領経験がないこと。

応募方法等

日本皮膚科学会ホームページ(http://www.dermatol.or.jp/)に掲載されております。
詳細は日本皮膚科学会事務局 学会賞等選考委員会担当にお問い合わせください。
公益社団法人日本皮膚科学会
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-4
TEL:03-3811-5099 FAX:03-3812-6790

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Fri, 20 Oct 2023 02:00:00 +0000
{0E84A65B-D915-4A07-8AF6-556318C2B167} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2023/0911_01/ <![CDATA[「加齢皮膚」に特化した研究基金『加齢皮膚医学研究基金:ロート賞』第17回受賞者を発表いたします]]>

ロート製薬株式会社(大阪市、代表取締役社長:杉本雅史)が加齢皮膚医学研究会と共同で、2007年に設立した研究基金「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」の第17回受賞者が決定しましたので発表いたします。
「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」は、加齢皮膚医学に関する基礎的または臨床的調査・研究を広く奨励助成することを目的としています。著名な皮膚科医で構成された選考委員会において厳正かつ公正に審査し、すぐれた研究を行っている3名の研究者に賞状と研究費(1名1件50万円)を授与するものです。皮膚科学に関する助成や賞は数多くありますが、「加齢皮膚」に特化した賞は本賞のみです。
17回となる今回は、第19回加齢皮膚医学研究会(2023年9月9日、東京都にて開催)において授賞式を開催いたしました。

第17回 加齢皮膚医学研究基金(ロート賞)受賞者

  • 分泌蛋白質MFG-E8による全身性アミロイドーシスの機能制御

    内山 明彦(うちやま あきひこ)
    群馬大学医学部附属病院皮膚科 講師

  • 加齢に伴う表皮角化細胞の日内変動遺伝子発現の乱れの検討

    川上 聡経(かわかみ あきのり)
    京都大学医学部附属病院皮膚科 助教

  • 老化関連T細胞の血管免疫芽球性リンパ腫研究への応用

    宮川 史(みやがわ ふみ)
    奈良県立医科大学皮膚科 講師

※五十音順

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Mon, 11 Sep 2023 01:00:00 +0000
{220A40CE-3D54-4E4F-8AC4-E8B70BEB057F} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2023/0817_01/ <![CDATA[第3回ロート再生医療フォーラムを開催]]>

ロート製薬株式会社は、2019年に香港に設立いたしました樂敦尖端研究香港有限公司(Rohto Advanced Research Hong Kong Limited)と合同で、第3回ロート再生医療フォーラムをオンライン開催いたします。

日時 2023年09月20日(水)13時30分~18時30分
言語 英語
形式 オンライン

本フォーラムは、日本とアジアの再生医療の最新情報についてアップデートできる場です。
第3回目となる今年のフォーラムでは、再生医療の基礎研究や臨床研究に取り組む先生方が一堂に集まります。
今年は再生医療の現状を体感頂くために、各国の専門家による臨床活用事例を中心にご紹介頂きます。
最新の知見に関する講演とパネルディスカッションにより、再生医療の研究開発並びに臨床応用に関する交流が一層推進されることを期待しています。
普段から再生医療に携わられている方も、そうでない方も、再生医療の進展を体感し、専門知識を向上させる絶好の機会です。

参加をご希望される方は、下記URLよりお申込みください。
https://arhk.rohto.com/news-detail.php?id=22

主催 樂敦尖端研究香港有限公司
共催 ロート製薬株式会社、Hong Kong Science and Technology Parks Corporation
協賛 在香港日本国総領事館、一般財団法人アライアンス・フォーラム財団、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)香港事務所、香港日本人商工会議所
スポンサー 日立グルーバルライフソリューションズ株式会社、日立遠東有限公司

樂敦尖端研究香港有限公司 概要

名称 樂敦尖端研究香港有限公司
Rohto Advanced Research Hong Kong Limited
住所 香港新界沙田 香港科學園3期15W大樓3樓310-313室
総経理 小林 英二
開所日 2019年9月4日
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Thu, 17 Aug 2023 04:00:00 +0000
{2F953E06-A768-43A7-A9A7-01CC67518B3D} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2023/0515_01/ <![CDATA[研究助成『ロート 女性健康科学研究賞』第14回 受賞者が決定いたしました]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)が産科婦人科研究者を対象として行う『ロート女性健康科学研究賞』の第14回受賞者が決定いたしました。第75回日本産科婦人科学会学術講演会(2023年4月12~14日、東京都)内共催セミナーにて、受賞記念講演会を開催しました。

ロート女性健康科学研究賞とは

2009年に設立された女性健康科学研究会より発展し、2019年ロート製薬によって設立。
母体の健康及び不妊治療に関する研究と、100年時代に向けた女性の健康長寿に関する研究を振興し、もって我が国の産科婦人科研究の発展・向上に寄与することを目的として、日本の大学およびそれに準じる研究機関の産科婦人科研究に関する顕著な功績のあった研究者を対象に贈られる賞です。
女性健康研究の学識経験者7名で構成された選考委員会の厳正かつ公正な審査により、すぐれた研究を行っている3名の研究者にプラークと副賞(総額500万円、1名あたり100~300万円)を授与しています。
本年度は、以下の3名の研究者が受賞され、以下の副賞がロート製薬より授与されます。

第14回受賞者

氏名 所属 発表演題名 副賞
入山 高行 氏 東京大学 妊娠高血圧腎症の分子病態機序の解明と新規治療法の開発に向けて 200万円
杉下 陽堂 氏 聖マリアンナ医科大学 卵巣組織凍結Vitrification法における技術向上と普及を目指して 150万円
三好 剛一 氏 国立成育医療研究センター 胎児心不全バイオマーカーの探索と今後の展望 150万円
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Mon, 15 May 2023 01:00:00 +0000
{C1B8C37A-F41D-41E2-B31E-0781BF928B1B} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2023/0411_01/ <![CDATA[研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』第28回 受賞者が決定いたしました。]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:杉本雅史)が若手眼科研究者を対象とする研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』の第28回受賞者が決定いたしました。第127回日本眼科学会総会(2023年4月6~9日、東京都)において受賞記念講演会を開催致しました。

『ROHTO AWARD(ロート アワード)』とは

概要

1995年ロート製薬によって設立。日本の眼科研究の発展・向上を目指して、日本の大学およびそれに準じる研究機関の若手眼科研究者を対象に贈られる賞です。著名な眼科医7名で構成された選考委員会の厳正かつ公正な審査により、すぐれた研究を行っている2名の研究者にプラーク(楯)と副賞(1名1件300万円)を授与しています。純粋に研究を支援する賞として眼科研究者の間で評価が高く、数多くの受賞者が教授として学問に専心するなど、いまや若手研究者の登竜門と呼ばれる権威ある賞に発展しています。

特色

若手であることと同時に、基礎研究と臨床研究両方の業績を上げた研究者に贈られます。
専門領域のみに陥ることなく、手術や患者データにも精通し品性にもすぐれた、文字通り、眼科の将来を背負って立つ研究者にスポットを当てています。受賞を機に飛躍的に成長し、学問の世界をリードする人材を輩出しているのも、この賞の特色が生かされた大きな成果といえます。

第28回受賞者

  • 大阪大学眼科 学部内講師

    﨑元 晋 (さきもと すすむ)

    「神経血管連関に基づく網膜疾患の病態理解と治療法創出」
  • 京都大学 医学部附属病院 病院講師

    村岡 勇貴(むらおか ゆうき)

    「難治性網脈絡膜疾患に対する新規治療法開発に向けた病態研究」
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Thu, 13 Apr 2023 01:00:00 +0000
{178CCBF1-2AFB-44C8-BF60-BD799F3A202D} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2023/0403_01/ <![CDATA[「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の受領者が決定しました]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表:杉本雅史)は、2008年より皮膚医学の向上発展に寄与することを目的として「ロート皮膚医学研究基金」を設立、運営してきましたが、さらなる発展を目指して「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」として2018年度の受領者選考から公益社団法人日本皮膚科学会(以下、日本皮膚科学会)と共同運営しております。
このたび「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の令和5年度受領者2名が決定いたしましたのでお知らせいたします。

「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」とは

「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」は、皮膚医学の発展に顕著な貢献が期待できる、斬新かつ萌芽的な基礎的研究に対し研究費を助成するものです。受領者2名にはそれぞれ研究助成金300万円が交付され、2年間の研究が行われます。

令和5年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)受領者
お名前 ご所属 研究課題
柳 輝希(やなぎ てるき) 北海道大学 異種移植モデルを用いた乳房外パジェット病に対する新規治療法開発
柴田 彩(しばた さやか) 東京大学 レジリエンスの破綻に起因する乾癬の慢性化・難治化の病態解明

(日本皮膚科学会所属支部順・50音順)

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Mon, 03 Apr 2023 03:00:00 +0000
{AFB1FB2D-9D8F-4680-AC15-103BE64D0006} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2022/1028_01/ <![CDATA[「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」公募のお知らせ]]>

ロート製薬株式会社と公益社団法人日本皮膚科学会が共同運営する「令和5年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の公募が開始されましたので、お知らせいたします。

令和5年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)研究公募

対象研究

皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究

研究期間

2年間

助成件数および金額

2件 600万円(1件 300万円)

選考方法

日本皮膚科学会 学会賞等選考委員会において選考を行い、理事会で決定

締切

2023年1月31日(火)必着

応募条件

  1. 皮膚科医師であること(但し、教授職は除く)。
  2. 研究内容は皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究(文部科学省研究費に申請のテーマでも差支えない)であること。
  3. 個人的研究に限り、研究は日本国内でのみ行うものとする。但し、同一施設内の共同研究者があってもよい。
  4. 研究期間は2年間とし、研究費受領後2年以内に留学予定がないこと。
  5. 過去にロート皮膚医学研究基金(ロート製薬株式会社主宰)および本研究基金の受領経験がないこと。

応募方法

日本皮膚科学会ホームページ(http://www.dermatol.or.jp/)に掲載されております。
詳細は日本皮膚科学会事務局にお問い合わせください。
公益社団法人日本皮膚科学会
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-4
TEL:03-3811-5099 FAX:03-3812-6790

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Fri, 28 Oct 2022 01:00:00 +0000
{A0BD5E03-867E-4055-B6C7-B16AD2E0FCAB} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2022/0824_01/ <![CDATA[「加齢皮膚」に特化した研究基金『加齢皮膚医学研究基金:ロート賞』第16回受賞者を発表いたします]]>

ロート製薬株式会社(大阪市、代表取締役社長:杉本雅史)が加齢皮膚医学研究会と共同で、2007年に設立した研究基金「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」の第16回受賞者が決定しましたので発表いたします。
「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」は、加齢皮膚医学に関する基礎的または臨床的調査・研究を広く奨励助成することを目的としています。著名な皮膚科医で構成された選考委員会において厳正かつ公正に審査し、すぐれた研究を行っている3名の研究者に賞状と研究費(1名1件50万円)を授与するものです。皮膚科学に関する助成や賞は数多くありますが、「加齢皮膚」に特化した賞は本賞のみです。
16回となる今回は、第18回加齢皮膚医学研究会(2022年8月20~21日、大阪府にて開催)において授賞式を開催いたしました。

第16回 加齢皮膚医学研究基金(ロート賞)受賞者

  • 自己免疫疾患で生じる皮膚炎における、加齢に伴う病態制御機構の変化の検討

    大矢 和正(おおや かずまさ)
    筑波大学附属病院皮膚科 病院講師

  • 人種間における皮膚メラニン量を決定づける遺伝要因の探索

    岡村 賢(おかむら けん)
    山形大学皮膚科 助教

  • 弾性線維の恒常性に関わるγ-グルタミルカルボキシラーゼ(GGCX)の機能解析法の確立

    新熊 悟(しんくま さとる)
    奈良県立医科大学皮膚科 准教授

※五十音順

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Wed, 24 Aug 2022 03:00:00 +0000
{67426449-1AE6-48B5-9B30-D515FE0B0549} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2022/0805_01/ <![CDATA[研究助成『ロート 女性健康科学研究賞』2021年度 受賞者が決定いたしました]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)が産科婦人科研究者を対象として行う『ロート女性健康科学研究賞』の2021年度受賞者が決定いたしました。ハイブリッド開催(現地およびWEB)による第74回日本産科婦人科学会学術講演会(2022年8月5日(金)~7日(日))内共催セミナーにて、受賞記念講演会を開催いたします。

ロート女性健康科学研究賞とは

2009年に設立された女性健康科学研究会より発展し、2019年ロート製薬によって設立。
母体の健康及び不妊治療に関する研究と、100年時代に向けた女性の健康長寿に関する研究を振興し、もって我が国の産科婦人科研究の発展・向上に寄与することを目的として、日本の大学およびそれに準じる研究機関の産科婦人科研究に関する顕著な功績のあった研究者を対象に贈られる賞です。
女性健康研究の学識経験者7名で構成された選考委員会の厳正かつ公正な審査により、すぐれた研究を行っている3名の研究者にプラークと副賞(総額500万円、1名あたり100~300万円)を授与しています。
本年度は、以下の3名の研究者が受賞され、副賞として150万~200万円がロート製薬より授与されます。

第13回受賞者および発表研究テーマ

  • 京都大学

    千草 義継(ちぐさ よしつぐ)

    妊娠高血圧腎症の病態解明と新規治療法の探索
  • 埼玉医科大学

    左 勝則(チャア スンチ)

    大規模レジストリーを用いた生殖補助医療技術の有効性および安全性の解明 行政データを用いた生殖補助医療における助成制度の有効性および地域間格差の検討
  • 東京大学

    熊澤 惠一(くまさわ けいいち)

    妊娠高血圧症候群モデルマウス作製と治療方法の探索
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Fri, 05 Aug 2022 04:00:00 +0000
{C275B597-2A4D-42E2-94B1-CF2AAD9AC78B} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2022/0711_01/ <![CDATA[第2回 ロート再生医療フォーラムを開催]]>

ロート製薬株式会社は、2019年に香港に設立いたしました樂敦尖端研究香港有限公司(Rohto Advanced Research Hong Kong Limited)と合同で、第2回 ロート再生医療フォーラムをオンライン開催いたします。

日時 2022年7月21日 日本時間10時30分~17時30分(ポスターセッション)
日本時間15時30分~16時30分(発表者とのLIVE質疑応答)
2022年7月22日 日本時間12時30分~18時30分(オンライン講演会)
形式 言語:英語 形式:オンライン

本フォーラムは、日本、香港、中国において再生医療の研究及び臨床研究に携わる先生方にご登壇いただきます。細胞製剤の製造、トランスレーショナルリサーチ、臨床研究に関するセッションを設け、最新の知見に関する講演並びにパネルディスカッションが行われます。このフォーラムが契機となり、再生医療の研究開発並びに臨床応用に関する交流がより一層推進されることを期待しています。

参加をご希望される方は、下記URLよりお申込みください。(締め切りました)
https://arhk.rohto.com/news-detail.php?id=17


共催 ロート製薬株式会社、樂敦尖端研究香港有限
Hong Kong Science and Technology Parks Corporation
協賛 在香港日本国総領事館、一般財団法人アライアンス・フォーラム財団、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)香港事務所、香港日本人商工会議所

樂敦尖端研究香港有限公司 概要

名称 樂敦尖端研究香港有限公司
Rohto Advanced Research Hong Kong Limited
住所 香港新界沙田 香港科學園3期15W大樓3樓312-313室
総経理 小林 英二
開所日 2019年9月4日

樂敦尖端研究香港有限公司(Rohto Advanced Research Hong Kong Limited)は、再生医療分野を初めとする最先端分野の研究を行うため、香港の新界(New Territories)にある香港サイエンスパーク(Hong Kong Science Park)内に設立いたしました。

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Mon, 11 Jul 2022 02:00:00 +0000
{0BFA268F-9189-4929-8B11-DF91AE7C90FF} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2022/0426_01/ <![CDATA[研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』第27回 受賞者が決定いたしました。]]> ロート アワード

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:杉本雅史)が若手眼科研究者を対象とする研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』の第27回受賞者が決定いたしました。第126回日本眼科学会総会(2022年4月14~17日、大阪市)において受賞記念講演会を開催致しました。

『ROHTO AWARD(ロート アワード)』とは

概要

1995年ロート製薬によって設立。日本の眼科研究の発展・向上を目指して、日本の大学およびそれに準じる研究機関の若手眼科研究者を対象に贈られる賞です。著名な眼科医7名で構成された選考委員会の厳正かつ公正な審査により、すぐれた研究を行っている2名の研究者にプラーク(額)と副賞(1名1件300万円)を授与しています。純粋に研究を支援する賞として眼科研究者の間で評価が高く、数多くの受賞者が教授として学問に専心するなど、いまや若手研究者の登竜門と呼ばれる権威ある賞に発展しています。

特色

若手であることと同時に、基礎研究と臨床研究両方の業績を上げた研究者に贈られます。
専門領域のみに陥ることなく、手術や患者データにも精通し品性にもすぐれた、文字通り、眼科の将来を背負って立つ研究者にスポットを当てています。受賞を機に飛躍的に成長し、学問の世界をリードする人材を輩出しているのも、この賞の特色が生かされた大きな成果といえます。

第27回受賞者

  • 鹿児島大学病院眼科 講師

    寺﨑 寛人(てらさき ひろと)

    「計量眼科学に基づいた網膜疾患の解明」
  • 京都大学 医学部附属病院 特定講師

    三宅 正裕(みやけ まさひろ)

    「遺伝学・疫学・臨床・データサイエンスを統合した網膜硝子体疾患への挑戦」
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Tue, 26 Apr 2022 01:00:00 +0000
{A13085A4-DA93-46D1-85AC-A8CB378E6C45} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2022/0401_01/ <![CDATA[「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の受領者が決定しました]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表:杉本雅史)は、2008年より皮膚医学の向上発展に寄与することを目的として「ロート皮膚医学研究基金」を設立、運営してきましたが、さらなる発展を目指して「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」として2018年度の受領者選考から公益社団法人日本皮膚科学会(以下、日本皮膚科学会)と共同運営しております。
このたび「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の令和4年度受領者2名が決定致しましたのでお知らせいたします。

「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」とは

「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」は、皮膚医学の発展に顕著な貢献が期待できる、斬新かつ萌芽的な基礎的研究に対し研究費を助成するものです。受領者2名にはそれぞれ研究助成金300万円が交付され、2年間の研究が行われます。

令和4年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)受領者
お名前 ご所属 研究課題
住田 隼一(すみだ はやかず) 東京大学 皮膚免疫担当細胞の遊走を制御する新規脂質関連受容体の探索
新熊 悟(しんくま さとる) 奈良県立医科大学 X染色体の不活性化機構を応用した細胞競合モデルマウスの作製

(日本皮膚科学会所属支部順・50音順)

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Fri, 01 Apr 2022 03:00:00 +0000
{0DA65CAC-339F-4432-91E8-E8DB5070D152} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2022/0111_01/ <![CDATA[「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」公募のお知らせ]]>

ロート製薬株式会社と公益社団法人日本皮膚科学会が共同運営する「令和4年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の公募について、お知らせいたします。

令和4年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)研究公募

対象研究

皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究

研究期間

2年間

助成件数および金額

2件 600万円(1件 300万円)

選考方法

日本皮膚科学会 学会賞等選考委員会において選考を行い、理事会で決定

締切

2022年1月31日(月)必着

応募条件

  1. 皮膚科医師であること(但し、教授職は除く)。
  2. 研究内容は皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究(文部科学省研究費に申請のテーマでも差支えない)であること。
  3. 個人的研究に限り、研究は日本国内でのみ行うものとする。但し、同一施設内の共同研究者があってもよい。
  4. 研究期間は2年間とし、研究費受領後2年以内に留学予定がないこと。
  5. 過去にロート皮膚医学研究基金(ロート製薬株式会社主宰)および本研究基金の受領経験がないこと。

応募方法

日本皮膚科学会ホームページ(https://www.dermatol.or.jp)に掲載されております。
詳細は日本皮膚科学会事務局にお問い合わせください。
公益社団法人日本皮膚科学会
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-4
TEL:03-3811-5099 FAX:03-3812-6790

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Wed, 12 Jan 2022 05:00:00 +0000
{482487FC-65EF-4C52-BF1F-4D38018EBC4B} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2021/1130_02/ <![CDATA[3D皮膚モデルを用いた刺激物質による遺伝子の変化による解析]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:杉本雅史)は、経営統合ビジョン2030「Connect for Well-being」の実現に向け、動物実験代替法を用いた製品・素材評価を積極的に取り入れた研究開発を推進しております。今回、3次元培養皮膚モデルを用いた刺激物質による遺伝子の変化について多変量解析を行った結果に関して、JID innovations(June 2021 Volume 1 Issue 2)に掲載されました。

研究成果のポイント

  • 化学物質によるスティンギング誘発性を評価するのに適した22種の遺伝子マーカーを使用し、化学物質の影響を3次元培養皮膚モデルとヒト皮膚で比較
  • そのうち7種の遺伝子マーカーでの解析において乳酸等の物質についてより簡易的に分類できる可能性

研究の背景

図1: 3次元培養皮膚モデルに化学物質を添加した際のシグナルのイメージ図

スティンギングとは、化粧品等を使用した際に生じるかゆみ、ピリピリ感等、不快な感覚を指します。スティンギングは紅斑や浮腫のような炎症性症状は伴わず、一過性に消失する感覚刺激であり、その発生について詳細はわかっていません。また3次元培養皮膚モデルを用いた化学物質の刺激性の評価は主に細胞毒性によって行われており、ヒトでは炎症が起きない程度の弱い刺激物や感覚的な刺激物に対する評価には更なる改良の余地がありました。我々は、これまでに3次元培養皮膚モデルを用いて、化学物質によるスティンギング誘発性を評価するためのバイオマーカーとして22種の遺伝子セットを発見しました(Toxicology in vitro 2019)。
そこで、今回、シェフィールド大学と共同で、ヒトの皮膚と3次元培養皮膚モデルへの乳酸などの化学物質の影響について、本遺伝子セットを用いて検討を行うこととしました。

結果

今回、ヒトの皮膚と3次元培養皮膚モデルの22種の遺伝子変化について調べたところ、類似している結果が得られました。
さらに、3次元培養皮膚モデルにおいて、乳酸などの化学物質とその他の物質を添加した際の7種の遺伝子の発現の変化についてクラスター解析および主成分分析を行いました。その結果、シンナムアルデヒド(CA)、カプサイシン(CAP)、乳酸(LA)とその他の物質を分類できる可能性が確認できました。

図2:3次元培養皮膚モデルに、各種化学物質を添加した際の、遺伝子発現の多変量解析

【試験方法】
3次元培養皮膚モデルに各種化学物質を添加24時間後に皮膚モデルを回収し、RNAを採取する。7種類の遺伝子(IL-6、PTGS2、ATF3、TRPV3、MAP3KB、HMGB2、MMP-3)の発現についてリアルタイムPCRで確認し、多変量解析を行った。

本研究成果が社会に与える影響(本研究成果の意義)

本研究により3次元培養皮膚モデルを用いて、化学物質等のスティンギング誘発物質の評価系の確立につながり、敏感肌向けの化粧品の評価手法としての応用を期待しております。今後もシェフィールド大学との協働を通して新たな評価技術研究を進め、技術の向上および動物実験削減の一助になればと考えています。

特記事項

本研究成果は、2021年6月1日(月)にオンラインジャーナル「JID Innovations」にて掲載されました。
タイトル:“Determination of Chemical Irritation Potential Using a Defined Gene Signature Set on Tissue-Engineered Human Skin Equivalents”
また、2021年9月6日(月)―9月7日(火)(英国時間)にて行われたBioMedEng21でのposterにて発表しました。
タイトル:“Development of tissue-engineered human skin equivalents to detect stinging potential based on a defined gene set”
なお、本研究は、シェフィールド大学臨床歯学研究科 Helen Colley准教授の協力を得て行われました。

用語説明

  • 細胞毒性
    生きている細胞に何らかの障害を与える性質。細胞の機能や増殖を阻害したり死をもたらしたりする外来の化学物質や、放射線などがもつ性質をいう。生体物質や生体の場合は、細胞障害性ともいう。
  • バイオマーカー
    病気の進行や薬剤の効果など、生体内の生物学的変化を定量的に把握するための指標となる物質。
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Tue, 30 Nov 2021 02:00:00 +0000
{6158C44E-A1B5-4593-B041-1223BEE662B3} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2021/0928_02/ <![CDATA[ロート製薬×三重大学の共同研究 グロビン蛋白分解物による内臓脂肪蓄積抑制効果を発見]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:杉本雅史)は三重大学(学長:伊藤正明)と機能性素材「グロビン蛋白分解物(GD)」の健康への影響に関する研究を進めてまいりました。
今回、三重大学大学院地域イノベーション学研究科の臧黎清特任講師、医学系研究科の島田康人講師らの研究グループとの共同研究にてGDによるUCP1を介した内臓脂肪蓄積抑制効果を発見しました。
本研究内容はオンライン科学誌『Frontiers in Nutrition』 (Frontiers Media SA 社)にて日本時間2021年9月28日(火)午前2時に公開されましたのでお知らせいたします。

研究成果のポイント

  • GDの摂取により内臓脂肪の蓄積が抑制され、エネルギー代謝に関わるUCP1の発現量が亢進していたことを発見。UCP1を介した内臓脂肪蓄積抑制効果が示唆された。
  • これまでGDの摂取により食後の中性脂肪上昇抑制効果や血糖値上昇抑制効果など生活習慣病関連因子への効果が確認できていたが、今回さらに肥満の病態への効果も確認でき、その減少に関与する遺伝子まで明らかにすることが出来た。
  • 体質改善による生活習慣病対策が可能となることで、運動療法や食事療法に追加可能な新しい選択肢を提供できるようになる可能性がある。

研究の背景

肥満症は様々な病気を引き起こす因子として知られており、運動療法や食事療法など肥満症の改善は様々な対処法が存在します。近年は肥満の改善に寄与する機能性素材が多く見つかっており、運動や食事改善などの適切なアプローチと組み合わせることで効果的に脂肪を減らせることが期待されています。
GDは食事からの中性脂肪の吸収抑制、食後中性脂肪の上昇抑制、食後血糖値の上昇抑制効果が報告されており、これらの報告から肥満症にも効果があることが考えられたため今回、肥満に対する共同研究を行いました。

結果

GDは肥満モデルゼブラフィッシュの内臓脂肪量を減少させる

肥満モデルのゼブラフィッシュにGDを経口投与したところ、血中脂質量と総コレステロールがコントロール群より有意に減少し、内臓脂肪量も抑制されました。(図1)

図1:肥満モデルにおける.A血中脂質量(TG)、B:総コレステロール(TCHO)、C:内臓脂肪量(VAT)

試験方法:通常飼育(ND)および肥満モデル(HFD)のゼブラフィッシュにGDを投与し、血中脂質量、総コレステロール、内臓脂肪量をそれぞれ測定した。(*p<0.05 **p<0.01 vs ND) student's t test n=5、三重大研究室にて実施

GD投与により白色脂肪組織中のUCP1遺伝子の発現レベルが上昇した

別の肥満モデルを用いて、GD投与による内臓脂肪への効果に関する作用機序を解明するため、白色脂肪組織中の遺伝子発現を確認しました。その結果、エネルギー代謝に関与する遺伝子UCP1遺伝子発現が顕著に上昇しました。さらに、白色脂肪組織の免疫染色の結果、GD摂取により脂肪細胞の肥大が抑制され、UCP1蛋白質も誘導されたことを発見しました。これらの結果からGDがUCP1を誘導することによって内臓脂肪を減少させることが明らかになりました。

図2:白色脂肪細胞でのUCP1の発現量

試験方法:通常飼育モデル(ND)および肥満モデル(HFD)にGDを投与し、定量的PCRにより白色脂肪細胞中のUCP1遺伝子発現量を調べた。NDのコントロール群を1として比較した。(P<0.05 vs GD非投与HFD群) student's t test n=10、三重大研究室にて実施

考察

今回の結果より、GD摂取による肥満改善効果は血中脂質や血糖値の上昇抑制など既存の報告によるメカニズムだけではなく、エネルギー代謝経路を変化させることで肥満の改善に役立つことが示唆されました。このことは過剰な栄養成分の吸収抑制に加えて、体質改善につながりより効率よく肥満を改善することに寄与するものではないかと考えています。今後はGDに含まれるどのペプチドが機能性に関与する成分であるかなどの研究を進めて参ります。

本研究成果が社会に与える影響(本研究成果の意義)

本研究成果により、食品素材による肥満対策・生活習慣病対策の選択肢がさらに広がると考えています。今後、さらなる研究を重ね、社会の健康や「Well-being」に繋がる成果を積み重ねていきます。

特記事項

本研究成果は、オンライン科学誌『Frontiers in Nutrition』 (Frontiers Media SA社、インパクトファクター6.575)で中央ヨーロッパ時間9月27日(18:00)、日本時間9月28日(02:00)に公開されます。

著者名:Liqing Zang, Yasuhito Shimada, Hiroko Nakayama, Izumi Matsuoka, Youngil Kim, Djong-Chi Chu, Lekh R. Juneja, Rika Tsuruta, Yuka Sasakawa, Junya Kuroyanagi, Norihiro Nishimura

用語説明

  1. グロビン蛋白分解物(GD)
    中性脂肪の上昇を抑えるはたらきがあることが分かっている、バリン-バリン-チロシン-プロリン(VVYP)のテトラペプチドを含んだペプチド混合物です。
  2. UCP1
    エネルギー代謝を調整する遺伝子。通常、エネルギーを熱に変換し脂肪を燃やす褐色脂肪細胞中に多く発現することが知られている。
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Tue, 28 Sep 2021 04:00:00 +0000
{F7CE20DC-B5E1-44A6-BDFB-88654843A1CB} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2021/0922_01/ <![CDATA[妊活応援商品 運動精子濃度テストキット 臨床検査と高い相関を確認]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:杉本雅史)は、ロートグループ総合経営ビジョン「Connect for Well-being」の実現に向けて、妊活応援商品の研究開発をすすめています。今回、大阪大学医学部附属病院産科婦人科(大阪府吹田市)にご協力いただき、「dotest® スマートフォン用運動精子濃度テストキット」の精度を評価した結果、臨床検査(検鏡)と本精子キットに高い相関があることを確認いたしました。本研究内容は第21回日本メンズヘルス医学会(2021年9月16日~9月30日)においてポスター発表いたしました。

研究成果のポイント

  • 「dotest® スマートフォン用運動精子濃度テストキット」で得られる精子カウントが臨床検査(精液検査)の値と高い相関があることを確認
  • 「dotest® スマートフォン用運動精子濃度テストキット」の活用により男性パートナーの妊活参加を促し、「ふたり妊活」をサポートしていきたい

研究の背景

ロート製薬は1980年代から「妊娠についての正しい知識を広め、応援したい」と考え、妊娠検査薬の研究開発及びOTC化に挑戦し、その後排卵日予測検査薬を発売するなど、市場をリードしてきました。「ドゥーテスト®(=do test)」というブランド名には、「正しい知識を身につけて、自分の体を自分でチェックする」という意味が込められています。WHO(世界保健機関)の調査によると、不妊原因の48%は男性にもあるといわれています。しかし、「妊活白書2020(※1)」では、こどもを欲しいと願う既婚男性のうち、「不妊は夫婦の問題である(原因は、男性・女性の両方に可能性がある)」ことを知っている人の割合は48.6%と、年々認知されてきているものの、まだ低いのが現状です。ふたりで一緒に妊娠について知り、考え、行動できるように、女性だけでなく男性が妊活に向き合うきっかけとなるよう、2021年2月16日より「dotest® スマートフォン用運動精子濃度テストキット」を販売しております。今回、本精子キットの精度を確認するため臨床検査との比較評価を行い、その結果についてポスター発表いたしました。

※1:「妊活白書2020」ロート製薬調べ、2020年調査実施

結果

結果1:精液検体を用いた運動精子濃度評価

「dotest® スマートフォン用運動精子濃度テストキット」によるカウントと、臨床検査(検鏡)の値を比較しました。健常人の精液検体を用い、臨床検査で得られた総精子濃度、運動率の値から、運動精子濃度を算出しました。また、同一の精液検体について、本精子キットで運動精子濃度をカウントし、これらの値について相関性を検証しました。その結果、本精子キットのカウントは臨床検査の値と高い相関があることを確認しました(相関係数0.74、iPhone8使用)。

【試験方法】健常人の精液検体を用い、臨床検査で得られた総精子濃度、運動率の値から、運動精子濃度を算出した。また、同一の精液検体について、本精子キットで運動精子濃度をカウントし、これらの値についてプロットし、相関係数を求めた。

結果2:濃度調製を行った精液検体における評価

自然妊娠可能な最低ラインの運動精子濃度(※2)を含めた3濃度の検体を調製し、「dotest® スマートフォン用運動精子濃度テストキット」の精度を評価しました。
健常人の精液検体を用い、密度勾配遠心法(※3)により運動精子濃度150万/mL、440万/mL、1300万/mLの検体を調製しました。結果1と同様に、臨床検査(検鏡)で得られた総精子濃度、運動率の値から運動精子濃度を算出しました。また、同一の精液検体について本精子キットで運動精子濃度をカウントし、これらの値について相関性を検証しました。その結果、自然妊娠可能な最低ラインの精液とされる670万/mL運動精子濃度付近についても、本精子キットの結果は検鏡の結果と高い相関があることを確認しました(iPhone8で相関係数0.86、AQUOS senseで同0.78、GALAXY A7で同0.82)。

※2:WHOが定める基準では、総精子濃度1600万/mL以上、運動率42%が自然妊娠できる最低限とされており、これらをかけあわせて得られる運動精子濃度670万/mL付近が自然妊娠可能な最低ラインと考えられます。
※3:密度の違いを利用した精子の分画方法です。今回、精液検体の濃度調製のため行いました。

【試験方法】健常人の精液検体を用い、密度勾配遠心法により運動精子濃度150万/mL、440万/mL、1300万/mLの検体を調製した。臨床検査(検鏡)で得られた総精子濃度、運動率の値から運動精子濃度を算出した。また、同一の精液検体について本精子キットで運動精子濃度をカウントし、これらの値についてプロットし、相関係数を求めた。

本研究成果の意義

「dotest® スマートフォン用運動精子濃度テストキット」は、臨床検査と高い相関があることを確認できました。また自然妊娠が可能とされる運動精子濃度の下限値であるとされる670万/mL運動精子濃度付近においても高い相関が確認できたことから、男性が家庭で精子のセルフチェックの一つとするのに有益と考えられ、専門医への受診のきっかけになるものと考えられます。

特記事項

本研究内容は第21回日本メンズヘルス医学会(2021年9月16日~9月30日)においてポスター発表いたしました。

  • 「ドゥーテスト」及び「dotest」はロート製薬株式会社の登録商標です。
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Wed, 22 Sep 2021 06:00:00 +0000
{1FD55F07-FACD-46AF-A142-2022C2BAB3D3} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2021/0831_02/ <![CDATA[動物実験代替法への取り組み。長期評価可能な3次元培養皮膚モデルの構築]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:杉本雅史)は、ロートグループ総合経営ビジョン2030「Connect for Well-being」の実現に向け、動物実験代替法を用いた製品・素材評価を積極的に取り入れた研究開発を推進しております。今回、安全性試験における動物実験代替法への取り組みの一環としてシェフィールド大学臨床歯学研究科(イギリス サウス・ヨークシャー州)との共同研究にて細胞工学的な手法を用いた検討を進めた結果、長期の評価試験が可能な3次元培養皮膚モデルの作成に至りました。
本研究内容はthe 11th edition of the World Congress on Alternatives and Animal Use in the Life Sciences(WC11)(2021年08月23日~09月02日)にて発表いたしました。

研究成果のポイント

  • 長期の評価試験が可能な3次元培養皮膚モデルの構築
  • 化学物質に長期間暴露されるときの皮膚への影響を評価できる技術
  • 皮膚に長期使用される成分の影響について評価できる新たな代替法としての応用に期待

研究の背景

図1:3次元培養皮膚モデルの構築と細胞を用いた評価

これまでの3次元培養皮膚モデルは、完成後の評価期間が3-5日程度に限られているという課題があり、化学物質を長期間暴露させることが難しいとされておりました。
今回の研究では、線維芽細胞由来のマトリックス上にhTERT-1を導入したケラチノサイトを培養する方法によって作製された3次元培養皮膚モデルが、組織学的にヒトの皮膚構造に類似したものであり、完成後14日間程度、化学物質の影響を評価できることを確認しました。

結果

今回の研究で構築された3次元培養皮膚モデルは、ヘマトキシリンエオジン染色(HE染色)像の観察によって皮膚の表皮層と真皮層からなり、免疫染色にて真皮層にコラーゲン4、表皮層にE-カドヘリンおよびサイトケラチンの発現が観察されたことによって、本モデルが組織学的にヒトの皮膚構造に類似したものであることが確認されました。

図2:3次元培養皮膚モデルのHE染色および免疫染色像

【試験方法】
構築された3次元培養皮膚モデルの組織切片を作成し、ヘマトキシリンエオジンにて染色し顕微鏡にて観察した。また組織切片に対して抗原抗体反応を利用し、皮膚に発現するタンパクの発現について観察した。

本研究成果が社会に与える影響(本研究成果の意義)

本研究により構築した3次元培養皮膚モデルを用いることで、化学物質等の皮膚への累積刺激評価、アレルギーリスクを評価する手法しての応用を期待しております。今後もシェフィールド大学との協働を通して新たな評価技術研究を進め、動物実験削減の一助になればと考えています。

特記事項

本研究成果は、2021年8月23日(月)―9月2日(木)(オランダ時間)にて行われたthe 11th edition of the World Congress on Alternatives and Animal Use in the Life Sciences(WC11)でのe-posterにて発表しました。
タイトル:“A full thickness long term skin equivalent allows repeated testing of cosmetics to evaluate efficacy and safety”
なお、本研究は、シェフィールド大学臨床歯学研究科 Helen Colley准教授の協力を得て行われました。

用語説明

※1 hTERT-1:
ヒトテロメア逆転写酵素Human telomerase reverse transcriptaseのことで本遺伝子を初代培養細胞に導入することで、初代培養細胞の性質に近い状態を保持したまま、安定的な継代が可能とされています。
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Tue, 31 Aug 2021 06:00:00 +0000
{0B0FCC20-933A-40EC-99F7-912610E7D3DC} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2021/0831_01/ <![CDATA[「加齢皮膚」に特化した研究基金『加齢皮膚医学研究基金:ロート賞』第15回受賞者を発表いたします]]>

ロート製薬株式会社(大阪市、代表取締役社長:杉本雅史)が加齢皮膚医学研究会と共同で、2007年に設立した研究基金「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」の第15回受賞者が決定しましたので発表いたします。
「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」は、加齢皮膚医学に関する基礎的または臨床的調査・研究を広く奨励助成することを目的としています。著名な皮膚科医で構成された選考委員会において厳正かつ公正に審査し、すぐれた研究を行っている3名の研究者に賞状と研究費(1名1件50万円)を授与するものです。皮膚科学に関する助成や賞は数多くありますが、「加齢皮膚」に特化した賞は本賞のみです。
15回となる今回は、第17回加齢皮膚医学研究会(2021年8月21~22日、愛知県にて開催)において授賞式を開催いたしました。

第15回 加齢皮膚医学研究基金(ロート賞)受賞者

  1. 加齢による皮膚ケラチノサイトの遺伝的再構築

    石田 雄大(いしだ よしひろ)
    京都大学医学部附属病院 皮膚科 助教

  2. オルガノイド技術を応用した露光部皮膚癌に対する免疫反応を評価するシステムの確立

    猪爪 隆史(いのづめ たかし)
    千葉大学大学院医学研究院皮膚科学 講師

  3. メルケル細胞癌におけるグルコース 6 リン酸脱水素酵素(G6PD)阻害による免疫原性細胞死(ICD)の誘導と免疫療法の効果増強

    中村 元樹(なかむら もとき)
    名古屋市立大学大学院医学研究科 加齢・環境皮膚科学 講師

※五十音順

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Tue, 31 Aug 2021 04:00:00 +0000
{A9ED20C7-5123-499A-8422-0460A60DED84} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2021/0729_01/ <![CDATA[第120回日本皮膚科学会総会にて、イブニングセミナー『pattern hair loss 研究・診療フロンティア』を実施]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:杉本雅史)は、2021年6月10日(木)~13日(日)に開催されました第120回日本皮膚科学会総会にて、イブニングセミナー『pattern hair loss 研究・診療フロンティア』を実施いたしました。

第120回日本皮膚科学会総会 イブニングセミナー『pattern hair loss 研究・診療フロンティア』において、ロート製薬基礎研究開発部から、胡 留影が育毛に関する最新の研究報告を行い、その後、毛髪疾患領域研究の専門家である杏林大学医学部皮膚科学教室 教授の大山 学 先生から、毛髪専門外来でのご経験を活かした脱毛症診療のポイントや治療のアプローチについてご講演頂きました。
現地とオンラインのハイブリッド開催で行われた本大会では、緊急事態宣言下であったにも関わらず、現地でご参加頂いた先生方も多く、会場では活発な意見交換が繰り広げられました。
ロート製薬は、これからも脱毛症に悩む方々をはじめとし、育毛に関する研究を続けていきます。

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Thu, 29 Jul 2021 05:00:00 +0000
{EA9E0E24-440E-44D7-B042-6994B5C56537} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2021/0423_01/ <![CDATA[研究助成『ロート 女性健康科学研究賞』2020年度 受賞者が決定いたしました]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)が産科婦人科研究者を対象として行う『ロート女性健康科学研究賞』の2020年度受賞者が決定いたしました。ハイブリッド開催(現地およびWEB)による第73回日本産科婦人科学会学術講演会(2021年4月22日(木)~ 4月25日(日))内共催セミナーにて、受賞記念講演会を開催いたします。

ロート女性健康科学研究賞とは

2009年に設立された女性健康科学研究会より発展し、2019年ロート製薬によって設立。
母体の健康及び不妊治療に関する研究と、100年時代に向けた女性の健康長寿に関する研究を振興し、もって我が国の産科婦人科研究の発展・向上に寄与することを目的として、日本の大学およびそれに準じる研究機関の産科婦人科研究に関する功績のあった研究者を対象に贈られる賞です。
女性健康研究の学識経験者7名で構成された選考委員会の厳正かつ公正な審査により、すぐれた研究を行っている3名の研究者にプラークと副賞(総額500万円、1名あたり100~300万円)を授与しています。
本年度は、以下の3名の研究者が受賞され、副賞として150万~200万円がロート製薬より授与されます。

第12回受賞者および発表研究テーマ

  • 神戸大学

    谷村 憲司(たにむら けんじ)

    HLA classⅡ分子の新しい抗原提示機能を応用した不育症・産科異常症の病態解明ならびに治療法開発を目指した基礎ならびに臨床研究
  • 慶應義塾大学

    木須 伊織(きす いおり)

    霊長類動物における子宮移植技術の開発~子宮性不妊女性に対する新規生殖医療技術の臨床応用に向けて~
  • 三重大学

    田中 博明(たなか ひろあき)

    日本の妊産婦死亡における現状と原因分析~妊産婦死亡減少・安全な妊娠・分娩管理体制の構築を目指して~
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Fri, 23 Apr 2021 04:00:00 +0000
{90607852-52DC-4F1E-8425-CB07D9FDE02A} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2021/0412_01/ <![CDATA[研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』第26回 受賞者が決定いたしました。]]> ロート アワード

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:杉本雅史)が若手眼科研究者を対象とする研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』の第26回受賞者が決定いたしました。第125回日本眼科学会総会(2021年4月8~11日、大阪市)において受賞記念講演会を開催致しました。

『ROHTO AWARD(ロート アワード)』とは

概要

1995年ロート製薬によって設立。日本の眼科研究の発展・向上を目指して、日本の大学およびそれに準じる研究機関の若手眼科研究者を対象に贈られる賞です。著名な眼科医7名で構成された選考委員会の厳正かつ公正な審査により、すぐれた研究を行っている2名の研究者にプラーク(盾)と副賞(1名1件300万円)を授与しています。純粋に研究を支援する賞として眼科研究者の間で評価が高く、数多くの受賞者が教授として学問に専心するなど、いまや若手研究者の登竜門と呼ばれる権威ある賞に発展しています。

特色

若手であることと同時に、基礎研究と臨床研究両方の業績を上げた研究者に贈られます。
専門領域のみに陥ることなく、手術や患者データにも精通し品性にもすぐれた、文字通り、眼科の将来を背負って立つ研究者にスポットを当てています。受賞を機に飛躍的に成長し、学問の世界をリードする人材を輩出しているのも、この賞の特色が生かされた大きな成果といえます。

第26回受賞者

  • 九州大学 医学部 眼科 助教

    石川 桂二郎(いしかわ けいじろう)

    「眼内線維性増殖の病態解明と治療法開発」
  • 大阪大学 大学院医学系研究科 眼免疫再生医学 特任講師

    福嶋 葉子(ふくしま ようこ)

    「網膜血管疾患の重症化予防を目指した治療法の開発」
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Mon, 12 Apr 2021 01:00:00 +0000
{11C4FE61-04D1-4664-BD63-84A93A6400E3} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2021/0401_01/ <![CDATA[「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の受領者が決定しました]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表:杉本雅史)は、2008年より皮膚医学の向上発展に寄与することを目的として「ロート皮膚医学研究基金」を設立、運営してきましたが、さらなる発展を目指して「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」として2018年度の受領者選考から公益社団法人日本皮膚科学会(以下、日本皮膚科学会)と共同運営しております。
このたび「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の令和3年度受領者2名が決定致しましたのでお知らせ致します。

「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」とは

「皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」は、今後の皮膚医学の発展に顕著な貢献が期待できる、斬新かつ萌芽的な基礎的研究に対し研究費を助成するものです。受領者2名にはそれぞれ研究助成金300万円が交付され、2年間の研究が行われます。

令和3年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)受領者
お名前 ご所属 研究課題
山口 由衣(やまぐち ゆきえ) 横浜市立大学 単球・マクロファージ分化・形質異常に基づく全身性強皮症の病態解析
村田 光麻(むらた てるあさ) 京都大学 皮膚上皮細胞の細胞死誘導メカニズムの網羅的解析

(順不同)

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Thu, 01 Apr 2021 02:00:00 +0000
{9531A00A-E691-4B77-B982-F97E8F3D0FAB} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2021/0323_01/ <![CDATA[オリンパスRMS株式会社の株式の取得(譲渡契約)に関するお知らせ]]>

ロート製薬株式会社(代表取締役社長:杉本雅史、以下「ロート製薬」)は、再生医療領域での事業拡大を目的として、オリンパスRMS株式会社(代表取締役社長:浜野 雅彦、以下「オリンパスRMS」)の全株式を取得することを決議し、本日付で譲渡手続きを完了いたしましたので、お知らせいたします。

株式の取得の理由

オリンパスRMSは、2008年12月に設立され、主に自家培養軟骨細胞の移植による治療法の研究開発を行っています。現在、当該企業が開発したCCI(Cultured Chondrocyte Implantation/自家培養軟骨細胞)キットを用いた治験が、膝関節の軟骨欠損を対象として、2018年11月より開始されております。このCCIキットは、生体組織接着剤(フィブリン糊)を用いることで、低侵襲での治療を実現することを目標としております。
今回の株式取得は、再生医療製品等の開発ポートフォリオに整形外科領域を追加し、当社が将来事業の柱としていく再生医療事業の確立を加速させることを目的としています。また、オリンパスRMSと当社の有する細胞製造技術等のR&D分野の相乗効果により、細胞製造コストの低減や、新しいユニークなパイプラインの創生も期待しています。優れたよりよい再生医療製品等を、少しでも早く患者様、医療関係者の皆様にお届けし、医療に貢献していきます。

オリンパスRMS社概要

(1)会社名 オリンパスRMS株式会社
(2)所在地 〒192-0046
東京都八王子市明神町三丁目1番7号 NTB八王子ビル4階
(3)事業内容
  • 自家培養軟骨細胞の移植による治療法の研究開発
  • 新規再生医療技術および評価技術の研究開発
(4)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 浜野 雅彦
(5)設立年月日 2008年12月
(6)従業員数 37名 ※契約社員、派遣社員含む(2021年3月1日現在)

株式取得後の会社概要

(1)会社名 インターステム株式会社
(2)所在地 同上
(3)事業内容 同上
(4)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 山本展裕

今後の見通し

2021年3月期における当社グループの連結業績に与える影響は軽微であり、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。

以上
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Tue, 23 Mar 2021 06:00:00 +0000
{CB3C230E-D1B6-435B-B9E3-07C5DF707C90} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2020/1105_01/ <![CDATA[研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』第25回 受賞者が決定いたしました]]> ロート アワード

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:杉本雅史)が若手眼科研究者を対象とする研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』の第25回受賞者が決定いたしました。第74回日本臨床眼科学会(2020年11月5~25日、WEB開催)において受賞記念講演会を開催致しました。

『ROHTO AWARD(ロート アワード)』とは

概要

1995年ロート製薬によって設立。日本の眼科研究の発展・向上を目指して、日本の大学およびそれに準じる研究機関の若手眼科研究者を対象に贈られる賞です。著名な眼科医7名で構成された選考委員会の厳正かつ公正な審査により、すぐれた研究を行っている2名の研究者にプラーク(額)と副賞(1名1件300万円)を授与しています。純粋に研究を支援する賞として眼科研究者の間で評価が高く、数多くの受賞者が教授として学問に専心するなど、いまや若手研究者の登竜門と呼ばれる権威ある賞に発展しています。

特色

若手であることと同時に、基礎研究と臨床研究両方の業績を上げた研究者に贈られます。
専門領域のみに陥ることなく、手術や患者データにも精通し品性にもすぐれた、文字通り、眼科の将来を背負って立つ研究者にスポットを当てています。受賞を機に飛躍的に成長し、学問の世界をリードする人材を輩出しているのも、この賞の特色が生かされた大きな成果といえます。

第25回受賞者

  • 米国Buck Institute for Research on Aging、京都府立医科大学 眼科 助教

    北澤 耕司(きたざわ こうじ)

    「角膜再生医療に対する基礎的臨床的アプローチ」
  • 東北大学 眼科 助教

    面髙 宗子(おもだか かずこ)

    「緑内障診療における個別化医療の創成」
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Thu, 05 Nov 2020 03:00:00 +0000
{C864CC1C-13D4-4126-A7B9-329A0C07040C} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2020/1020_01/ <![CDATA[「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」公募のお知らせ]]>

ロート製薬株式会社と公益社団法人日本皮膚科学会が共同運営する「令和3年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の公募が開始されましたので、お知らせいたします。

令和3年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)研究公募

対象研究

皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究

研究期間

2年間

助成件数および金額

2件 600万円(1件 300万円)

選考方法

日本皮膚科学会 学会賞等選考委員会において選考を行い、理事会で決定

締切

2021年1月29日(金)必着

応募条件

  1. 皮膚科医師であること(但し、教授職は除く)。
  2. 研究内容は皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究(文部科学省研究費に申請のテーマでも差支えない)であること。
  3. 個人的研究に限り、研究は日本国内でのみ行うものとする。但し、同一施設内の共同研究者があってもよい。
  4. 研究期間は2年間とし、研究費受領後2年以内に留学予定のある場合は、応募できない。
  5. 過去にロート皮膚医学研究基金(ロート製薬株式会社主宰)および本研究基金の受賞経験がないこと。

応募方法

日本皮膚科学会ホームページ(http://www.dermatol.or.jp/)に掲載されております。
詳細は日本皮膚科学会事務局にお問い合わせください。
公益社団法人日本皮膚科学会
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-4
TEL:03-3811-5099 FAX:03-3812-6790

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Tue, 20 Oct 2020 01:00:00 +0000
{2D69685D-47D6-4C2C-AF8E-EF73191EA091} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2020/1005_01/ <![CDATA[結膜における過剰な免疫反応とバリア機能の低下がドライアイを伴った季節性アレルギー性結膜炎で起きている可能性を発見]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)は、ドライアイ・ブタクサ誘発性アレルギー性結膜炎モデルを用いて、ドライアイが季節性アレルギー性結膜炎に及ぼす影響について研究を行いました。その結果、本モデルでは、結膜において過剰な免疫反応が起きていることと、バリア機能を維持する杯細胞およびe-cadherinの発現が低下することを発見しました。本研究内容は、WOC 2020 (6月26~29日、Web開催)にてポスター発表しました。この研究成果によって、ドライアイを伴った季節性アレルギー性結膜炎の症状改善に有用な製品の開発が期待されます。

研究成果のポイント

  • ドライアイ・ブタクサ誘発性アレルギー性結膜炎モデルの結膜で、Th2サイトカイン(il4)、好酸球マーカー(prg2)、および炎症誘発性サイトカイン(il6)の遺伝子発現および結膜に浸潤する好酸球数が上昇することを発見した。
  • 本モデルの結膜で杯細胞とe-cadherinの発現が低下することを発見した。

研究の背景

ドライアイを有する季節性アレルギー性結膜炎の患者様では、花粉シーズンに症状が悪化することが報告されており、ドライアイがアレルギー症状を悪化させると考えられています。本研究では、ドライアイを伴うブタクサ誘発性アレルギー性結膜炎モデルを用いて、ドライアイがアレルギー性結膜炎の症状を悪化させる機序の解明を目指して研究を開始しました。

結果

本モデルでは、アレルギー性結膜炎の臨床症状が有意に上昇しました。

アレルギー性結膜炎の臨床症状について、目の引掻き行動および臨床スコアを計測することで測定しました。その結果、アレルギー群と比較して、本モデルでは、目の引掻き回数および臨床スコアが有意に上昇しました。

試験方法:ブタクサ花粉(RW)点眼惹起後、引掻き回数をSCRABA®-Real システムにて解析した。 平均値±標準誤差 # p<0.05 with t-test vs アレルギー群; 各群例数 n=8 ロート研究所実施

試験方法:臨床スコアはRW点眼惹起後に、結膜浮腫、走化性、充血および目脂についてMagone等の方法に従いスコア化した。平均値±標準誤差 ## p<0.01 with t-test vs アレルギー群; 各群例数 n=8 ロート研究所実施

本モデルでは、アレルギー性結膜炎に関連する炎症遺伝子発現が有意に増加しました。

本モデルにおいて、炎症関連の遺伝子発現を測定しました。その結果、本モデルはアレルギー群と比較すると、Th2サイトカイン(il4)、好酸球マーカー(prg2)、および炎症誘発性サイトカイン(il6)が有意に増加しました。この結果から、本モデルの結膜では、過剰な免疫反応が起きていると考えられます。

試験方法:結膜組織における遺伝子発現をqPCRにて解析した。平均値±標準誤差 # p<0.05 with t-test vsアレルギー群; 各群例数 n=8 ロート研究所実施

本モデルでは、結膜に浸潤する好酸球数が上昇しました。

本モデルにおいて、結膜中の好酸球数を計測しました。その結果、本モデルは、アレルギー群と比較して、結膜に浸潤する好酸球の数が有意に増加しました。この結果から、本モデルでは、炎症状態が強くなっていると判明しました。

試験方法:結膜の病理切片を作製し、ギムザ染色で染色された好酸球数を計測した。平均値±標準誤差 # p<0.05 with t-test vsアレルギー群; 各群例数 n=8 ロート研究所実施

本モデルでは、結膜の杯細胞が有意に減少しました。

本モデルにおいて、結膜中の杯細胞数をPas染色で計測しました。その結果、本モデルは、アレルギー群と比較して、有意に杯細胞が減少すると判明しました。

試験方法:結膜の病理切片を作製後、Pas染色を行い、染色された杯細胞数を計測した。平均値±標準誤差 # p<0.05 with t-test vs アレルギー群; 各群例数 n=8 ロート研究所実施

本モデルでは、結膜のe-cadherinの発現量が有意に低下しました。

本モデルにおいて、結膜上皮のバリア機能に関連するe-cadherinの発現量を解析しました。その結果、本モデルではアレルギー群と比較して、e-cadherinの発現量が有意に低下しました。この結果から、本モデルでは、結膜のバリア機能が低下することが分かりました。

試験方法:結膜の病理切片を作製後、抗-ecadherin抗体(赤)で免疫染色を行い、染色領域の画像解析を行った。平均値±標準誤差 # p<0.05 with t-test vs アレルギー群; 各群例数 n=8 ロート研究所実施

まとめ・考察

ドライアイ・ブタクサ誘発性アレルギー性結膜炎モデルにおいて、結膜における炎症因子(il4, il6, prg2)、結膜に浸潤する好酸球数が増加することが判明しました。炎症状態が悪化することで杯細胞の減少と、結膜上皮層におけるバリア機能(e-cadherin発現)が低下することを発見しました。バリア機能の低下は結膜組織への抗原侵入を増加させ、過剰な臨床症状を起こすことが示唆されます。本研究から、ドライアイを伴った季節性アレルギー性結膜炎においても同様の機序の連鎖により過剰なアレルギー反応が起きている可能性が考えられます。

用語説明

  • 臨床スコア:即時相のアレルギー症状である、結膜浮腫、走化性、充血、目脂によって0~3に段階付けされた基準スコア。参考文献:Magone MT, Chan CC, Rizzo LV, Kozhich AT, Whitcup SM. A novel murine model of allergic conjunctivitis. Clin Immunol Immunopathol. 1998;87(1):75-84.
  • Th2サイトカイン遺伝子:アレルギーの特徴となるサイトカインをコードする遺伝子。アレルギーの主要サイトカインはIL4、IL5、IL13がある。
  • Prg2遺伝子:好酸球から産生される主要塩基性タンパク質をコードする遺伝子。Prg2タンパクは肥満細胞および好塩基球からヒスタミン放出を誘導し、好中球を活性化する。
  • e-cadherin:上皮組織の維持と恒常性に寄与し、上皮の構造的および機能的剛性の維持に重要な役割を果たしている。

動物実験における倫理的配慮について

本研究は「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」、「厚生労働省の所管する実施機関における動物実験等の実施に関する基本指針」等に基づいた機関内規程に準拠し実施しています。

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Wed, 07 Oct 2020 04:00:00 +0000
{7FE94476-DAAD-418C-8974-D8140D1B89CE} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2020/0720_01/ <![CDATA[「加齢皮膚」に特化した研究基金『加齢皮膚医学研究基金:ロート賞』第14回受賞者を発表いたします]]>

ロート製薬株式会社(大阪市、社長:杉本雅史)が加齢皮膚医学研究会と共同で、2007年に設立した研究基金「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」の第14回受賞者が決定しましたので発表いたします。
「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」は、加齢皮膚医学に関する基礎的または臨床的調査・研究を広く奨励助成することを目的としています。著名な皮膚科医で構成された選考委員会において厳正かつ公正に審査し、すぐれた研究を行っている3名の研究者に賞状と研究費(1名1件50万円)を授与するものです。皮膚科学に関する助成や賞は数多くありますが、「加齢皮膚」に特化した賞は本賞のみです。
14回となる今回は、第16回加齢皮膚医学研究会(2020年7月18~19日、兵庫県にて開催)において授賞式を開催いたしました。

第14回 加齢皮膚医学研究基金(ロート賞)受賞者

  1. 運動による細胞老化がヘルペスウイルス感染症に及ぼす影響

    足立 晃正(あだちあきまさ)
    京都大学医学部附属病院皮膚科

  2. 老人性乾皮症における SDR9C7 の病態解明

    武市 拓也(たけいちたくや)
    名古屋大学大学院医学系研究科皮膚科学

  3. 小胞体ストレス応答を介する薬剤耐性のエピゲノム制御に着目した悪性黒色腫の個別化治療

    福本 毅(ふくもとたけし)
    神戸大学大学院医学研究科 内科系講座皮膚科学教室

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Mon, 20 Jul 2020 02:00:00 +0000
{102ACD22-F22A-42F6-B9AD-676179A02D12} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2020/0429_01/ <![CDATA[研究助成『ロート 女性健康科学研究賞』2020年度 受賞者が決定いたしました]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)が産科婦人科研究者を対象として行う『ロート女性健康科学研究賞』の2020年度受賞者が決定いたしました。WEB開催による第72回日本産科婦人科学会学術講演会(2020年4月23日(木)~28日(火))内共催セミナーにて、受賞記念講演会を開催いたします。

ロート女性健康科学研究賞とは

2009年に設立された女性健康科学研究会より発展し、2019年ロート製薬によって設立。
母体の健康及び不妊治療に関する研究と、100年時代に向けた女性の健康長寿に関する研究を振興し、もって我が国の産科婦人科研究の発展・向上に寄与することを目的として、日本の大学およびそれに準じる研究機関の産科婦人科研究に関する功績のあった研究者を対象に贈られる賞です。
女性健康研究の学識経験者7名で構成された選考委員会の厳正かつ公正な審査により、すぐれた研究を行っている3名の研究者にプラークと副賞(総額500万円、1名あたり100~300万円)を授与しています。
本年度は、以下の3名の研究者が受賞され、副賞として150万~200万円がロート製薬より授与されます。

第11回受賞者および発表研究テーマ

  • 東京医科歯科大学

    齊藤 和毅(さいとう かずき)

    ART妊娠の周産期リスクマネジメント~着床期内分泌環境に着目して~
  • 慶應義塾大学

    山田 満稔(やまだ みつとし)

    初期胚発生の遺伝子発現機構を介した胚性の不妊症の病態解明
  • 東京大学

    原田 美由紀(はらだ みゆき)

    卵巣局所環境に着目した卵巣機能制御機構の解明と今後の展望
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Wed, 29 Apr 2020 03:00:00 +0000
{C5D43C80-CFC0-4334-AEC1-DE0B1E4A5FBF} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2020/0407_01/ <![CDATA[アスコルビン酸誘導体の機能性を向上する素材を発見]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)は、L-アスコルビン酸およびその誘導体を用いた、高機能性のスキンケア技術の開発を進めています。今回、アスコルビン酸誘導体の機能性向上に関する研究を進めた結果、パルミトイルジペプチド-18(商品名:ナノファイバージェル®)がアスコルビン酸誘導体のコラーゲン産生を促進することを明らかにしました。本研究成果は特許出願中です。(特願2015-130876)

研究成果のポイント

  • パルミトイルジペプチド-18が3-O-エチルアスコルビン酸のコラーゲン産生機能を促進することを確認
  • アスコルビン酸誘導体の生理機能の向上が期待される

研究の背景

水溶性ビタミンの一種である「L-アスコルビン酸(ビタミンC)」は抗酸化作用、コラーゲン産生促進作用、皮膚バリア機能改善作用などの様々な生理活性を持つ、アンチエイジングやスキンケアに効果的な成分であることが証明されています。L-アスコルビン酸は人間が体内で合成することのできない必須ビタミンの1つであり、くだもの(かんきつ類やいちご)や野菜等に多く含まれています。L-アスコルビン酸はサプリメント、外用剤の機能性成分として利用されている一方で、光、熱、酸素等によって分解されやすく、他の油溶性成分と比較して皮膚への浸透性が低いことが課題として知られています。これらの課題を解決するために、3-O-エチルアスコルビン酸をはじめとしたアスコルビン酸誘導体が開発され、ヘルスケア素材として応用が進められています。

L-アスコルビン酸の生理機能の向上に向けたアプローチ

3-O-エチルアスコルビン酸のコラーゲン産生促進作用を向上させる成分を探索しました。

研究の結果

パルミトイルジペプチド-18は3-O-エチルアスコルビン酸のコラーゲン産生促進作用を向上させる

正常ヒト真皮由来線維芽細胞に3-O-エチルアスコルビン酸とパルミトイルジペプチド-18を添加し、培養上清中に分泌されたI型コラーゲン量をELISA法にて定量した結果、パルミトイルジペプチド-18が3-O-エチルアスコルビン酸のコラーゲン産生促進作用を向上させることを確認しました。同様の作用はL-アスコルビン酸においても確認されました。

試験方法:正常ヒト真皮由来線維芽細胞を培養し、3-O-エチルアスコルビン酸(VC-Ethyl)とパルミトイルジペプチド-18(Pal-GH)※を含有する培養液を添加し、添加後24時間の培養上清に含まれるI型コラーゲン量をELISA法にて定量した。
(Dunnett’s test, **:p<0.01, ***:p<0.001)
(※パルミトイルジペプチド-18の溶解助剤を含む)

今後の展開

本研究により、パルミトイルジペプチド-18を併用することで、アスコルビン酸誘導体のコラーゲン産生促進作用を向上させることに成功しました。アスコルビン酸誘導体の有するヘルスケア、アンチエイジング機能をさらに高めたスキンケア技術の開発が期待されます。今後、L-アスコルビン酸およびその誘導体の生理機能をさらに向上させる技術の研究開発を継続してまいります。

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Tue, 07 Apr 2020 02:00:00 +0000
{802268F4-8188-4207-92E3-7AD8FF506D23} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2020/0406_01/ <![CDATA[ブルーライトが角膜上皮幹細胞に与える影響を解明]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)は、デジタルデバイスなどから発せられるブルーライトが眼に与える影響に関する研究を行い、ブルーライトが角膜上皮幹細胞(以下、角膜幹細胞)に与える影響を解明しました。さらに、ブルーライトダメージに対し、硫酸亜鉛水和物が角膜幹細胞を保護し、ブルーライトによる炎症を抑制することを発見しました。
近年ではデジタルデバイスの普及により、ブルーライトによる眼や身体への負担が懸念されています。本知見を活用し、時代や環境の変化により多様化していくユーザーの目の症状に合わせた点眼薬の開発に取り組んで参ります。

研究成果のポイント

  • ブルーライトが角膜幹細胞へのダメージを引き起こすことを明らかにした。
  • ブルーライトダメージに対し、硫酸亜鉛水和物が保護効果を示した。
  • ブルーライトダメージに対して有効な硫酸亜鉛水和物を配合する点眼剤の開発が期待される。

研究の背景

デジタルデバイスの急速な普及により、現代人の日常生活におけるブルーライトの暴露量は増えています。ブルーライトは、眼や身体に大きな負担をかけるといわれており、眼においては網膜領域を中心に研究が進められています。ブルーライトは網膜だけでなく、角膜上皮に対しても影響を与えることが示唆されています。しかし、日々新しい角膜上皮細胞を産み出し、角膜のターンオーバーや恒常性維持に重要な役割を果たす角膜幹細胞への影響は明らかになっていません。そこで当社は、ブルーライトが角膜幹細胞に与える影響を検討しました。

結果

ブルーライトの照射により角膜幹細胞の細胞生存率が減少し、炎症性サイトカイン(IL-1b)の遺伝子発現量が上昇した

試験方法:マウス角膜上皮前駆細胞(TKE2)に470nmのLED光線を14時間照射し、(a)wst-8法による細胞生存率の評価、(b)リアルタイムPCR法による遺伝子発現量の評価を行った。
Student’s T-test, ***:p<0.001, n=3, mean ± SD、ロート研究所実施

硫酸亜鉛水和物はブルーライトによる角膜幹細胞の生存率減少および炎症性サイトカイン(IL-1b)の遺伝子発現上昇を抑制した

試験方法:マウス角膜上皮前駆細胞(TKE2)を硫酸亜鉛水和物で6時間処理した後、470nmのLED光線を14時間照射し、(a)wst-8法による細胞生存率の評価、(b)リアルタイムPCR法による遺伝子発現量の評価を行った。
Student’s T-test, **:p<0.01, ***:p<0.001, n=3, mean ± SD、ロート研究所実施

考察

今回の結果より、ブルーライトは角膜幹細胞に炎症および細胞死を誘発し、ダメージを与えることが明らかになりました。角膜幹細胞へのダメージは角膜のターンオーバーを遅らせ、角膜の恒常性低下をもたらす可能性があります。これに対し、硫酸亜鉛水和物はブルーライトによる炎症および細胞死を抑制しました。本結果より、硫酸亜鉛水和物はブルーライトダメージに対して角膜幹細胞を保護し、ブルーライトによる炎症を抑制すると考えられます。

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Mon, 06 Apr 2020 06:00:00 +0000
{8B001F49-847B-4F96-8191-25EDB5E4F6E2} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2020/0406_02/ <![CDATA[摩擦(シェアストレス)によって角膜上皮のムチンが減少!]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)は、コンタクトレンズが眼に及ぼす影響について研究を行いました。その結果、コンタクトレンズ装用による摩擦(シェアストレス)が、涙液安定性に重要な役割を果たす膜型ムチンを減少させることを確認しました(第41回日本生物分子学会年会にて発表)。さらに、膜型ムチンの減少に対し、硫酸亜鉛水和物はこれを抑制することを見出しました。本研究成果は、今後の点眼剤開発に応用していく予定です。

研究成果のポイント

  • シェアストレスは角膜上皮細胞の膜型ムチン(MUC1、16)の発現を減少させた。
  • 硫酸亜鉛水和物はシェアストレスによる膜型ムチン(MUC1、16)の減少を抑制した。
  • 硫酸亜鉛水和物はコンタクトレンズ装用による膜型ムチンの減少を抑制し、涙液安定性の向上に寄与することが示唆された。

研究の背景

近年、コンタクトレンズ装用による摩擦(シェアストレス)が眼に及ぼす影響が注目されており、角膜炎症および眼不快感を誘発することが報告されています。さらに、コンタクトレンズ装用者では、涙液安定性に重要な役割を果たす膜型ムチンが減少することが報告されています。しかし、シェアストレスが膜型ムチンに与える影響は明らかになっていません。そこで当社は、角膜上皮細胞を用いてシェアストレスが膜型ムチンに及ぼす影響を検討しました。

結果

角膜上皮細胞にシェアストレスを負荷することで、膜型ムチン(MUC1、16)の遺伝子発現が低下した

試験方法:ヒト角膜上皮細胞(HCE-T)に対し、培地で水流を起こすことでシェアストレスを誘発した。細胞を回収し、膜型ムチン(MUC1、16)の遺伝子発現量をリアルタイムPCR法にて測定した。
Student's t-test, *:p<0.05, ***:p<0.001, n=4, mean ± SD、ロート研究所実施

硫酸亜鉛水和物はシェアストレスによる膜型ムチンの減少を抑制した

試験方法:ヒト角膜上皮細胞(HCE-T)に対し、培地または0.001%硫酸亜鉛水和物を添加した培地を用いて水流を起こすことでシェアストレスを誘発した。細胞を回収し、膜型ムチン(MUC1、16)の遺伝子発現量をリアルタイムPCR法にて測定した。
Student's t-test, *:p<0.05, **:p<0.01, n=4, mean ± SD、ロート研究所実施

考察

シェアストレスは角膜上皮細胞の膜型ムチン(MUC1、16)の発現を減少させ、硫酸亜鉛水和物はこれを抑制することが明らかになりました。本結果より、コンタクトレンズ装用は膜型ムチンを減少させ、硫酸亜鉛水和物はこれを抑制することで、涙液安定性の向上に寄与することが示唆されました。

用語説明

膜型ムチン:角膜表面にある糖タンパクで、水を保持する機能があります。涙液層が角膜表面に安定的に広がるのに重要な役割を果たします。
シェアストレス:物体のある面を水平方向に滑らせるように作用する剪断応力です。本研究ではコンタクトレンズと角膜表面との摩擦をシェアストレスとして捉え、評価しています。

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Mon, 06 Apr 2020 06:00:00 +0000
{22266335-CEA0-4AD3-9D7C-89C2656DB6B2} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2020/0114_01/ <![CDATA[花粉による皮膚の炎症を、ジフェンヒドラミン塩酸塩、リドカイン、アラントイン、グリチルリチン酸二カリウムの4成分が抑制することを確認]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:杉本雅史)は、花粉による皮膚炎のメカニズムの解明とそれに基づいたスキンケア製品、治療薬の開発を進めています。今回、表皮角化細胞において、花粉による炎症反応を抑制可能な成分を探索した結果、ジフェンヒドラミン塩酸塩、リドカイン、アラントイン、グリチルリチン酸二カリウムの4成分に有効性を確認しました。

研究成果のポイント

  • 花粉による皮膚炎のメカニズムとして、アトピー性皮膚炎等のアレルギー反応に関与する遺伝子「IL-33」に着目
  • 複数の化学物質に、花粉によるIL-33遺伝子発現誘導を抑制する作用を確認
  • 花粉による皮膚炎に対して有効な、これら4成分を含む外用薬の開発が期待される
※IL33:リンパ球、肥満細胞、好塩基球、好酸球など、アレルギーを起こす免疫細胞を活性化するタンパクであり、花粉症や喘息、アレルギー性鼻炎などの発症を誘導あるいは症状を悪化させる作用を持つことが、これまでの研究から明らかとなっているほか、アトピー性皮膚炎の皮膚でも多く産生されていることが知られています。
(Proc Natl Acad Sci U S A. 2013 Aug 20;110(34):13921-6)

研究内容

研究の背景

花粉はアレルゲンとして作用し、くしゃみ・鼻水・目のかゆみといった一般的な症状に加えて、顔や首のかゆみ・湿疹・紅斑といった花粉による皮膚炎を引き起こすことが知られています。最新の研究成果から、花粉による表皮バリア機能の恒常性を破壊するメカニズム等が明らかとなってきています。当社におきましても大気有害物質による皮膚への悪影響に関する研究を通じ、花粉による表皮角化細胞のIL-33遺伝子の発現促進が花粉による皮膚炎の症状の増悪に関与する可能性を示して参りました。花粉による皮膚炎のメカニズム解明が進む一方で、治療薬の開発においては常に日光に暴露され刺激に弱い顔や首にはステロイドを使用できないといった安全性上の課題が存在し、花粉による皮膚炎に適した有効成分の探索が求められています。

結果

ジフェンヒドラミン塩酸塩、リドカイン、アラントイン、グリチルリチン酸二カリウムは、花粉による皮膚の炎症を抑える。

正常表皮角化細胞に花粉を添加すると、IL-33遺伝子の発現量が有意に増加し、炎症反応が引き起こされることを確認しました。この時、ジフェンヒドラミン塩酸塩、リドカイン、アラントイン、グリチルリチン酸二カリウムを添加すると、IL-33の発現量が減少し、炎症反応が抑制されることを見出しました。

試験方法:正常ヒト由来表皮角化細胞にスギ花粉と、被検薬としてジフェンヒドラミン塩酸塩、リドカイン、アラントイン、グリチルリチン酸二カリウムを添加した。添加6時間後のmRNAを回収し、IL-33遺伝子の発現量をRT-PCR法にて定量し、Tukey-Kramer法にて統計学的有意を検証した。

今後の展望

本研究により、ジフェンヒドラミン塩酸塩、リドカイン、アラントイン、グリチルリチン酸二カリウムには、花粉による表皮角化細胞の炎症反応を抑制する作用があることが確認されました。これらの物質は医薬品有効成分として用いられることがありますので、今後もお客さまの花粉トラブル解決のため、引き続き花粉による皮膚炎のメカニズム解明とそれに基づいたスキンケア製品・治療薬の研究開発を継続してまいります。

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Tue, 14 Jan 2020 06:00:00 +0000
{44B3846D-2959-454A-8E25-335F106E5F6C} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2019/1212_02/ <![CDATA[眼科用治療剤「DW-1001」に関するライセンス契約締結のお知らせ]]>

当社は株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(以下、DWTI)が開発を進めてきた眼科用治療剤「DW-1001」について、日本における独占的開発権・製造権・販売権に関するライセンス契約を本日締結いたしましたので、お知らせいたします。

「DW-1001」は、DWTIが2015年に英国企業より日本における権利を導入し、製剤化の検討等を進めていたもので、対象疾患につきましては非開示となります。

本契約締結により、今後「DW-1001」を用いた日本における眼科領域の特定疾患の治療薬についてはロート製薬が開発を行い、非臨床試験から開始する予定です。

当社は医療用医薬品事業への参入を見据え、眼科領域における様々な研究を進めております。今後も眼科領域の医療関係者に役立つ製品・サービスを提供し、人々の目の健康に貢献していきます。

尚、本契約の締結による当期の業績への影響は軽微です。

DWTIについて

(1)名称 株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所
(2)所在地 名古屋市中区錦一丁目18番11号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 日高 有一
(4)事業内容 医薬品研究開発
(5)資本金 34百万円(2019/3/31現在)

以上

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Thu, 12 Dec 2019 15:30:00 +0000
{067E7932-607D-47F4-B53E-3C7752FD2E13} https://www.rohto.co.jp/-/media/cojp/news/whatsnew/2019/20191206.pdf?la=ja-jp&rev=c36444ae0bf94124809137e5b5279435 <![CDATA[眼科領域におけるヤヌス・キナーゼ阻害剤「ROH-201」の国内第I相試験開始のお知らせ]]> Fri, 06 Dec 2019 02:00:00 +0000 {2B94A1B0-59D6-4124-8B5B-8448CCC2E045} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2019/1021_01/ <![CDATA[「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」公募のお知らせ]]>

ロート製薬株式会社と公益社団法人日本皮膚科学会が共同運営する「令和2年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の公募が開始されましたので、お知らせいたします。

令和2年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)研究公募

対象研究

皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究

研究期間

2年間

助成件数および金額

2件 600万円(1件 300万円)

選考方法

日本皮膚科学会 学会賞等選考委員会において選考を行い、理事会で決定

締切

2020年1月31日(金)必着

応募条件

  1. 皮膚科医師であること(但し、教授職は除く)。
  2. 研究内容は皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究(文部科学省研究費に申請のテーマでも差支えない)であること。
  3. 個人的研究に限り、研究は日本国内でのみ行うものとする。但し、同一施設内の共同研究者があってもよい。
  4. 研究期間は2年間とし、研究費受領後、2年以内に留学予定のある場合は応募できない。
  5. 過去にロート皮膚医学研究基金(ロート製薬株式会社主宰)および本研究基金の受賞経験がないこと。

応募方法

日本皮膚科学会ホームページ(http://www.dermatol.or.jp/)に掲載されております。
詳細は日本皮膚科学会事務局にお問い合わせください。

公益社団法人日本皮膚科学会
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-4
TEL:03-3811-5099/FAX:03-3812-6790

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Mon, 21 Oct 2019 11:00:00 +0000
{B9D040DA-C1EA-4E67-9D80-23D74ECF6284} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2019/0904_01/ <![CDATA[香港に先端研究の拠点として、樂敦尖端研究香港有限公司を設立いたしました]]>

ロート製薬株式会社は、再生医療分野を初めとする最先端分野の研究を行うため、香港の新界(New Territories)にある香港サイエンスパーク(Hong Kong Science Park)内に樂敦尖端研究香港有限(Rohto Advanced Research Hong Kong Limited)を設立いたしましたので、お知らせいたします。

樂敦尖端研究香港有限公司 概要

名称 樂敦尖端研究香港有限公司
Rohto Advanced Research Hong Kong Limited
住所 香港新界沙田 香港科學園3期15W大樓3樓312-313室
総経理 小林 英二
開所日 2019年9月4日
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Wed, 04 Sep 2019 16:00:00 +0000
{A6FBDCD2-6A98-4137-ADB2-3524DC5916E5} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2019/0531_01/ <![CDATA[「女性健康科学研究会」第10回助成テーマ 決定!]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役会長兼社長:山田邦雄)が女性健康科学研究会と共同で、2010年に設立した研究助成の第10回受賞者が決定しましたので発表します。2019年6月1日(土)、帝国ホテル大阪(大阪市)において、第10回女性健康科学研究会総会ならびに授賞式を行います。

「女性健康科学研究会」とは

社会環境の変遷に伴い、現代女性のライフスタイルは著しい変化を遂げており、女性の特徴に配慮した医学研究に期待が寄せられています。「いつまでも心身ともに健やかで美しくありたい」そんな女性たちの願いに応えるため2010年に設立し、女性の健康に対する多角的な研究を奨励するため、研究助成を行っております。ロート製薬は研究会の活動に共感し、専門医からなる選考委員会において厳正かつ公正に審査し、6名の研究者に研究費(1件50万円×3名、1件30万円×3名)を授与します。

  • 特長1女性の健康を対象とした研究であれば、領域を問わずテーマを受け付けます。
  • 特長2計画性や独創性、社会還元性等複数の観点からより女性の健康な生活に貢献できるテーマを選択します。

第10回 受賞者・テーマ一覧

※厳密な審査の結果、今回の受賞対象者は6名となりました。

助成金30万円
前田 歩(まえだ あゆみ)
聖路加国際病院麻酔科
周産期のストレス並びに出産後の体力回復における無痛分娩の効果に関する定量的検討
宍戸 恵理(ししど えり)
聖路加国際大学大学院
国立成育医療研究センター
妊婦の妊娠後期から産褥早期の唾液オキシトシン値の変化と産後疲労感と抑うつ状態との関連
三田村 卓(みたむら すぐる)
北海道大学病院産婦人科 助教
卵巣がんの血管新生阻害薬に対する耐性の発生を予防するための、COR2阻害薬併用療法の開発
助成金50万円
森 博康(もり ひろやす)
徳島大学先端酵素学研究所糖尿病臨床・研究開発センター 助教
高齢女性のサルコペニア治療を目的としたレジスタンス運動と乳清たんぱく質の栄養摂取タイミングの有用性 ~栄養療法と運動療法のランダム化比較介入試験の検証~
洪 永豊(ほん よんり)
順天堂大学スポーツ健康医科学研究所
運動と漢方薬による閉経後のサルコペニア予防法の開発
宮本 新吾(みやもと しんご)
福岡大学医学部産婦人科学 教授
治癒不能な子宮内膜増殖障害を対象とした皮下脂肪組織由来再生細胞を用いた細胞医療の研究
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Fri, 31 May 2019 05:00:00 +0000
{BC535238-1AA4-46F6-80A9-A63FF3206D9A} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2019/0426_01/ <![CDATA[研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』第24回 受賞者が決定いたしました]]> ロート アワード

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役会長兼社長:山田邦雄)が若手眼科研究者を対象とする研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』の第24回受賞者が決定いたしました。2019年4月18日(木)、第123回日本眼科学会総会(2019年4月18日~21日、東京都にて開催)において受賞記念講演会ならびに授賞式を開催致しました。

『ROHTO AWARD(ロート アワード)』とは

概要

1995年ロート製薬によって設立。日本の眼科研究の発展・向上を目指して、日本の大学およびそれに準じる研究機関の若手眼科研究者を対象に贈られる賞です。著名な眼科医7名で構成された選考委員会の厳正かつ公正な審査により、すぐれた研究を行っている2名の研究者にプラーク(額)と副賞(1名1件300万円)を授与しています。純粋に研究を支援する賞として眼科研究者の間で評価が高く、数多くの受賞者が教授として学問に専心するなど、いまや若手研究者の登竜門と呼ばれる権威ある賞に発展しています。

特色

若手であることと同時に、基礎研究と臨床研究両方の業績を上げた研究者に贈られます。
専門領域のみに陥ることなく、手術や患者データにも精通し品性にもすぐれた、文字通り、眼科の将来を背負って立つ研究者にスポットを当てています。受賞を機に飛躍的に成長し、学問の世界をリードする人材を輩出しているのも、この賞の特色が生かされた大きな成果といえます。

第24回受賞者

  • 東京歯科大学市川総合病院 眼科学教室 講師

    山口 剛史(やまぐち たけふみ)

    「角膜失明疾患への眼光学の幅広い臨床応用」
  • 大阪大学眼科 助教

    若林 卓(わかばやし たく)

    「血管新生の新規分子機構の解明と虚血性眼疾患の治療法開発」
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Fri, 26 Apr 2019 06:00:00 +0000
{71F4204A-9769-4A42-A1BF-5A92016186FA} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2019/0401_01/ <![CDATA[「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の受領者が決定しました]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役会長兼社長:山田邦雄)は、2008年より 皮膚医学の向上発展に寄与することを目的として「ロート皮膚医学研究基金」を設立、運営してきましたが、さらなる発展を目指して「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」として2018年度の受領者選考から公益社団法人日本皮膚科学会(以下、日本皮膚科学会)と共同運営しております。
このたび「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の2019年度受領者2名が決定致しましたのでお知らせいたします。

「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」とは

「皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」は、今後の皮膚医学の発展に顕著な貢献が期待できる、斬新かつ萌芽的な基礎的研究に対し研究費を助成するものです。受領者2名にはそれぞれ研究助成金300万円が交付され、2年間の研究が行われます。

2019年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)受領者
お名前 ご所属 研究課題
江川 形平(えがわ ぎょうへい) 京都大学 末梢組織リンパ管を場とした免疫制御機構の解明
山上 淳(やまがみ じゅん) 慶應義塾大学 自己反応性B細胞の単一細胞解析を通じた天疱瘡の病態解明

(順不同)

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Mon, 01 Apr 2019 09:00:00 +0000
{3E2B03A3-E020-4100-BD18-27F03E39C40B} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2019/0311_01/ <![CDATA[「加齢皮膚」に特化した研究基金『加齢皮膚医学研究基金:ロート賞』第13回受賞者を発表いたします。]]>

ロート製薬株式会社(大阪市、代表取締役会長兼社長:山田邦雄)が加齢皮膚医学研究会と共同で、2007年に設立した研究基金「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」の第13回受賞者が決定しましたので発表いたします。
「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」は、加齢皮膚医学に関する基礎的または臨床的調査・研究を広く奨励助成することを目的としています。著名な皮膚科医で構成された選考委員会において厳正かつ公正に審査し、すぐれた研究を行っている3名の研究者に賞状と研究費(1名1件50万円)を授与するものです。皮膚科学に関する助成や賞は数多くありますが、「加齢皮膚」に特化した賞は本賞のみです。
13回となる今回は、第15回加齢皮膚医学研究会(2019年3月9~10日、熊本県にて開催)において授賞式を開催いたしました。

第13回 加齢皮膚医学研究基金(ロート賞) 受賞者

  1. なぜ亜鉛欠乏状態では褥瘡が発生しやすいのか? -亜鉛欠乏による褥瘡発生機序の解明―

    関口 明子(せきぐちあきこ)
    群馬大学大学院医学系研究科 皮膚科学 助教

  2. 加齢に伴う遺伝性皮膚疾患の自然治癒機構の解明とその治療応用

    乃村 俊史(のむらとしふみ)
    北海道大学病院皮膚科 講師

  3. 高齢全身性強皮症患者の皮膚血管内皮細胞由来microRNAの解析

    牧野 雄成(まきのかつなり)
    熊本大学大学院生命科学研究部 免疫アレルギー血管病態学寄附講座 特任助教

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Mon, 11 Mar 2019 11:00:00 +0000
{B7234504-A9C1-4B25-A142-874CEF686717} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2018/0827_01/ <![CDATA[「加齢皮膚」に特化した研究基金『加齢皮膚医学研究基金:ロート賞』第12回受賞者を発表いたします]]>

ロート製薬株式会社(大阪市、代表取締役会長兼社長:山田邦雄)が加齢皮膚医学研究会と共同で、2007年に設立した研究基金「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」の第12回受賞者が決定しましたので発表いたします。
「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」は、加齢皮膚医学に関する基礎的または臨床的調査・研究を広く奨励助成することを目的としています。著名な皮膚科医で構成された選考委員会において厳正かつ公正に審査し、すぐれた研究を行っている3名の研究者に賞状と研究費(1名1件50万円)を授与するものです。皮膚科学に関する助成や賞は数多くありますが、「加齢皮膚」に特化した賞は本賞のみです。
12回となる今回は、第14回加齢皮膚医学研究会(2018年8月25~26日、青森県にて開催)において授賞式を開催いたしました。

第12回 加齢皮膚医学研究基金(ロート賞)受賞者

  1. 『生体イメージングを用いた老人性乾皮症におけるかゆみのメカニズム解明』

    大塚 篤司(おおつか あつし)
    京都大学医学部外胚葉性疾患創薬医学講座(皮膚科兼任)特定准教授

  2. 『皮膚への遺伝子導入系の開発と、老化抑制遺伝子導入による皮膚若返りの試み』

    三浦 浩美(みうら ひろみ)
    東海大学医学部 基盤診療学系 再生医療科学 特定研究員

  3. 『加齢による皮膚悪性腫瘍HPV感染プロファイル変化の研究』

    清水 晶(しみず あきら)
    群馬大学医学部付属病院 講師

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Mon, 27 Aug 2018 10:00:00 +0000
{3A2DA4EE-07F8-494A-B857-1BB6AB44EC69} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2018/0530_02/ <![CDATA[「ロート皮膚医学研究基金」第8回授賞式及び研究結果発表を行います。]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)の研究助成「ロート皮膚医学研究基金」の第8回受賞者3名の研究成果発表と授賞式が決定致しました。第117回 日本皮膚科学会総会(2018年5月31日(木)~6月3日(日)、広島市)において、2016年に受賞した研究者3名が2年間かけて研究した成果を発表します。また、併せて平成30年度日本皮膚学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)の2名への授与式も行われます。

「ロート皮膚医学研究基金」とは

「ロート皮膚医学研究基金」は、ロート製薬が皮膚医学の基礎的、臨床的研究を広く助成振興し、皮膚医学の向上発展に寄与することを目的として2008年に設立。今後の皮膚医学の発展に顕著な貢献が期待できる、斬新かつ萌芽的な研究に対し研究費を助成するものです。皮膚科医で構成された選考委員会において厳正かつ公正に審査し、3名の研究者に研究費(1名1件200万円)を授与。受賞者は2年間の研究の後、研究結果を発表することとなっています。
なお、「ロート皮膚医学研究基金」は「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」として2017年より公益社団法人日本皮膚科学会と共同運営しております。「第8回ロート皮膚医学研究基金」の授賞式と併せて、2018年度の「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」受領者2名の授与式も執り行われます。

第8回ロート皮膚医学研究基金 受賞者及び発表テーマ

  • 岩田 浩明(イワタ ヒロアキ)先生

    北海道大学 大学院 医学研究院 皮膚科学教室

    Th17条件下での経皮免疫による自己免疫性水疱症マウスモデル作成
  • 吉崎 歩(ヨシザキ アユミ)先生

    東京大学大学院 医学系研究科 皮膚科

    抗原特異的免疫反応を用いた自己免疫疾患に対する新たな治療戦略
  • 渡辺 玲(ワタナベ レイ)先生

    筑波大学 医学医療系 皮膚科

    皮膚疾患臨床像の多様性におけるヒト皮膚T細胞の役割の検討

平成30年度日本皮膚学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)受賞者及び発表テーマ

  • 松下 貴史(マツシタ タカシ)先生

    金沢大学 医薬保健研究域 皮膚分子病態学

    IL-6 産生 Effector B細胞を標的とした全身性強皮症の新規治療法の開発
  • 大日 輝記(ダイニチ テルキ)先生

    京都大学大学院 医学研究科 皮膚科学

    表皮の新規遺伝子によるバリア、免疫、かゆみの制御機能の解明

授賞式及び研究成果発表

第8回ロート皮膚医学研究基金 授賞式 並びに平成30年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)授与式

  • 日時:2018年5月31日(木)15:10~15:55
  • 場所:リーガロイヤルホテル広島 4F クリスタルホール(第1会場)

第8回ロート皮膚医学研究基金受賞者 研究成果発表(ポスター討論)

  • 日時:2018年6月1日(金)16:10~17:10
  • 場所:広島県立総合体育館 B1F 第2柔道場+剣道場
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Wed, 30 May 2018 05:00:00 +0000
{0D212841-0D87-4829-BFB3-BDBCE7C14EAB} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2018/0510_01/ <![CDATA[「女性健康科学研究会」 第9回助成テーマ 決定!]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)が女性健康科学研究会と共同で、2010年に設立した研究助成の第9回受賞者が決定しましたので発表します。2018年6月2日(土)、ロート製薬グランフロント大阪オフィス(大阪市)において、第9回女性健康科学研究会総会ならびに授賞式を行います。

「女性健康科学研究会」とは

「いつまでも心身ともに健やかで美しくありたい」という女性達の願いに応えるために2010年に設立。
あらゆる専門領域の視点から、女性の健康に影響を及ぼす原因に対する調査・研究を行い、疾患予防ならびに治療法の体系化・普及させることを目的としています。ロート製薬は研究会の活動に共感し、「ウェルエイジング」活動の一環として、研究会と共同で助成を行っています。専門医からなる選考委員会において厳正かつ公正に審査し、6名の研究者に研究費(1件50万円×3名、1件30万円×3名)を授与します。

  • 特長1女性の健康を対象とした研究であれば、領域を問わずテーマを受け付けます。
  • 特長2計画性や独創性、社会還元性等複数の観点からより女性の健康な生活に貢献できるテーマを選択します。

第9回 受賞者・テーマ一覧

※厳密な審査の結果、今回の受賞対象者は6名となりました。

助成金30万円
橋口 晶子(はしぐち あきこ)
筑波大学 医学医療系 URA
産後の回復に対するリョクトウ(Vigna radiata (L.))の有効性の検討
河村 葵(かわむら あおい)
滋賀医科大学 精神医学講座
医員・大学院生
月経前症候群・月経前不快気分障害の症状再燃と患者家族の感情表出の関連
甲賀 かをり(こうが かをり)
東京大学 医学部 准教授
妊孕能維持・向上を目指した子宮内膜症管理法の確立-新規治療法の開発と個別化管理法の構築
助成金50万円
中瀬 恵亮(なかせ けいすけ)
東京薬科大学 薬学部
病原微生物学教室 助教
全国の皮膚科クリニックを受診したニキビ患者由来アクネ菌の疫学調査~薬剤耐性アクネ菌の保菌とニキビ重症度との関連性~
高橋 富美(たかはし ふみ)
産業医科大学 医学部 薬理学講座 教授
細胞性粘菌由来分化誘導因子DIF-1のトリプルネガティブ乳癌に対する抗がん作用の検討
宮坂 智充(みやさか ともみつ)
東北医科薬科大学 薬学部 講師
成人女性におけるアレルギー疾患重症化の克服にむけて
~女性の性成熟に依存して活性化する免疫応答軸の制御と治療応用のための基礎研究~
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Thu, 10 May 2018 02:00:00 +0000
{FA54A480-54F2-45A0-BF61-80F326C0CFB9} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2018/0427_02/ <![CDATA[研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』第23回 受賞者が決定いたしました]]> ロート アワード

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)が若手眼科研究者を対象とする研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』の第23回受賞者が決定いたしました。2018年4月19日(木)、第122回日本眼科学会総会(2018年4月19日~22日、大阪市にて開催)において受賞記念講演会ならびに授賞式を開催致しました。

『ROHTO AWARD(ロート アワード)』とは

概要

1995年ロート製薬によって設立。日本の眼科研究の発展・向上を目指して、日本の大学およびそれに準じる研究機関の若手眼科研究者を対象に贈られる賞です。著名な眼科医7名で構成された選考委員会の厳正かつ公正な審査により、すぐれた研究を行っている2名の研究者にプラーク(額)と副賞(1名1件300万円)を授与しています。純粋に研究を支援する賞として眼科研究者の間で評価が高く、数多くの受賞者が教授として学問に専心するなど、いまや若手研究者の登竜門と呼ばれる権威ある賞に発展しています。

特色

若手であることと同時に、基礎研究と臨床研究両方の業績を上げた研究者に贈られます。
専門領域のみに陥ることなく、手術や患者データにも精通し品性にもすぐれた、文字通り、眼科の将来を背負って立つ研究者にスポットを当てています。受賞を機に飛躍的に成長し、学問の世界をリードする人材を輩出しているのも、この賞の特色が生かされた大きな成果といえます。

第23回受賞者

  • 名古屋大学医学部眼科

    兼子 裕規(かねこ ひろき)

    「難治性網膜疾患への挑戦 —外科医としての着眼と生物学的理解—」
  • 慶應義塾大学医学部眼科学教室

    栗原 俊英(くりはら としひで)

    「低酸素応答を基軸としたトランスレーショナルリサーチの推進」
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Fri, 27 Apr 2018 04:00:00 +0000
{093E6427-12CA-4091-B76A-0945A2467E9B} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2018/0402_01/ <![CDATA[「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の受領者が決定しました]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)(以下、ロート製薬)は、平成20年より皮膚医学の向上発展に寄与することを目的として「ロート皮膚医学研究基金」を設立、運営してきましたが、平成29年度からさらなる発展を目指して「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」として公益社団法人日本皮膚科学会(以下、日本皮膚科学会)と共同運営しております。
このたび「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」の平成30年度受領者2名が決定致しましたのでお知らせいたします。

「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」とは

「皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」は、今後の皮膚医学の発展に顕著な貢献が期待できる、斬新かつ萌芽的な基礎的研究に対し研究費を助成するものです。受領者2名にはそれぞれ研究助成金300万円が交付され、2年間の研究を行われます。

平成30年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)受領者
お名前 ご所属 研究課題
松下 貴史(まつした たかし)先生 金沢大学 IL-6 産生Effector B 細胞を標的とした
全身性強皮症の新規治療法の開発
大日 輝記(だいにち てるき)先生 京都大学 表皮の新規遺伝子による
バリア、免疫、かゆみの制御機能の解明

(順不同)

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Mon, 02 Apr 2018 04:00:00 +0000
{FC26A792-B580-48AF-BF03-BC1FB924CFF1} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/technologyrelease/2018/0315_02/ <![CDATA[日本たばこ産業株式会社とのJAK阻害剤「JTE-052」に関するライセンス契約締結について]]> 会社名:ロート製薬株式会社
代表者名:代表取締役社長 吉野 俊昭
(コード番号4527 東証 第一部)
問合せ先:広報・CSV推進部
(TEL. 06-6758-1211)

ロート製薬株式会社(以下、「ロート製薬」)は、日本たばこ産業株式会社(以下、「JT」)が開発を進めてきたJAK阻害剤「JTE-052」について、JTと眼科領域の特定疾患の治療薬の日本国内における独占的開発・商業化権に関するライセンス契約を本日締結しましたので、お知らせいたします。

JTE-052は、細胞内の免疫活性化シグナル伝達に重要な役割を果たすヤヌス・キナーゼ(JAK)の働きを阻害し、免疫反応の過剰な活性化を抑制することで、自己免疫・アレルギー性疾患を改善することが期待されます。

今回の契約により、今後JTE-052を用いた日本国内における眼科領域の特定疾患の治療薬についてはロート製薬が開発を行い、非臨床試験から開始する予定です。

なお、本契約の締結による当期の業績への影響は軽微です。

日本たばこ産業株式会社について

日本たばこ産業株式会社(以下、JT)はグローバルたばこメーカーであり、その製品は120以上の国と地域で販売されています。加えて、医薬事業及び加工食品事業を中心としたさまざまな事業活動をおこなっています。
JTは主に「糖・脂質代謝」「ウイルス」「免疫・炎症」領域での研究開発機能を担い、グループ会社である鳥居薬品株式会社が国内での製造及び販売機能を担っています。
詳しくは、https://www.jti.co.jp/をご覧ください。

以上

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Thu, 15 Mar 2018 15:00:00 +0000
{043B98AC-2E9B-4A8F-93AD-26A29C30A65D} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2017/1020_01/ <![CDATA[「日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」共同運営並びに公募のお知らせ]]>

ロート製薬株式会社(以下、ロート製薬)と公益社団法人日本皮膚科学会(以下、日本皮膚科学会)は、従来ロート製薬が運営している「ロート皮膚医学研究基金」について、平成29年度から新たに「皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)」として両者で共同運営していくこととなりました。これにより、さらなる皮膚医学の発展向上に寄与していくことを目指します。

今後はロート製薬の助成金をもとに、日本皮膚科学会が公募を行い、学会賞等選考委員会で選考し、学会理事会にて皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)の受領者(2名)が決定され、それぞれ研究助成金300万円が交付されます。

授与式は受領年度に開催される日本皮膚科学会総会で行われ、研究成果は翌々年度の日本皮膚科学会総会においてポスター討論で発表されます。

平成30年度 日本皮膚科学会 皮膚医学研究基金(ロート製薬寄付)研究公募

対象研究

皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究

研究期間

2年間

助成件数および金額

2件 600万円(1件 300万円)

選考方法

日本皮膚科学会 学会賞等選考委員会において選考を行い、理事会で決定

締切

平成30年1月31日(水) 必着

応募条件

  1. 皮膚科医師であること。
  2. 研究内容は皮膚医学に関する研究で、斬新かつ萌芽的な基礎的研究(文部科学省研究費に申請のテーマでも差支えない)であること。
  3. 個人的研究に限り、研究は日本国内でのみ行うものとする。但し、同一施設内の共同研究者があってもよい。
  4. 研究期間は2年間とし、研究費受領後、2年以内に留学予定のある場合は応募できない。
  5. 過去にロート皮膚医学研究基金(ロート製薬株式会社主宰)の受賞経験がないこと。

応募方法

日本皮膚科学会ホームページ(http://www.dermatol.or.jp/)に掲載されております。
詳細は日本皮膚科学会事務局にお問い合わせください。
公益社団法人日本皮膚科学会
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-4
TEL:03-3811-5099 FAX:03-3812-6790

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Fri, 20 Oct 2017 12:00:00 +0000
{7275B0AE-DB1B-4736-807B-F28D27F06039} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2017/0530_01/ <![CDATA[「ロート皮膚医学研究基金」第7回授賞式及び研究結果発表を行います。]]>

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)が皮膚医学の向上発展に寄与することを目的として2008年に設立した研究助成「ロート皮膚医学研究基金」の第7回受賞者3名の研究成果発表と授賞式が決定致しました。2017年6月2日(金)、第116回 日本皮膚科学会総会(6月2日~4日、仙台市、仙台国際センター・川内萩ホールにて開催)において2014年度に受賞した研究者3名が2年間かけて研究した成果を発表します。

「ロート皮膚医学研究基金」とは

「ロート皮膚医学研究基金」は、皮膚医学の基礎的、臨床的研究を広く助成振興し、皮膚医学の向上発展に寄与することを目的として設立。今後の皮膚医学の発展に顕著な貢献が期待できる、斬新かつ萌芽的な研究に対し研究費を助成するものです。皮膚科医で構成された選考委員会において厳正かつ公正に審査し、3名の研究者に研究費(1名1件200万円)を授与します。受賞者は2年間の研究の後、研究結果を発表します。

皮膚医学に関する助成や賞は数多くありますが、萌芽的な研究に対し助成をするものはほとんどありません。当社は皮膚医学の発展の“萌芽”となる研究ならびに若手研究者を積極的に支援し、今後の皮膚医学の発展に貢献したいと考えています。

第7回受賞者及び発表テーマ

  • 北海道大学

    氏家 英之(ウジイエ ヒデユキ)先生

    「マウス抗原を標的とした水疱性類天疱瘡マウスモデルの作製」
  • 群馬大学

    清水 晶(シミズ アキラ)先生

    「レトロトランスポゾン制御による全身性エリテマトーデス治療薬の開発」
  • 藤田保健衛生大学

    杉浦 一充(スギウラ カズミツ)先生

    「DITRAモデルマウスの解析と毛孔性紅色粃糠疹の遺伝学的解析」
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Tue, 30 May 2017 04:00:00 +0000
{A368AC17-CC9D-47D5-BE21-F461FAD4E98E} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2017/0501_01/ <![CDATA[「加齢皮膚」に特化した研究基金『加齢皮膚医学研究基金:ロート賞』第11回受賞者を発表いたします。]]>

ロート製薬株式会社(大阪市、社長:吉野俊昭)が加齢皮膚医学研究会と共同で、2007年に設立した研究基金「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」の第11回受賞者が決定しましたので発表いたします。
「加齢皮膚医学研究基金:ロート賞」は、加齢皮膚医学に関する基礎的または臨床的調査・研究を広く奨励助成することを目的としています。著名な皮膚科医で構成された選考委員会において厳正かつ公正に審査し、すぐれた研究を行っている3名の研究者に賞状と研究費(1名1件50万円)を授与するものです。皮膚科学に関する助成や賞は数多くありますが、「加齢皮膚」に特化した賞は本賞のみです
第11回となる今回は、第13回加齢皮膚医学研究会(2017年4月29・30日、コラッセふくしまにて開催)において授賞式を開催いたしました。

第11回 加齢皮膚医学研究基金(ロート賞) 受賞者

  1. 『紫外線皮膚障害と発癌に対する新規治療ターゲットとしてのミトコンドリア分裂因子DRP1の機能解析』

    柳 輝希(やなぎ てるき)(北海道大学大学院医学研究科 皮膚科学分野 特任助教)

  2. 『急性期褥瘡に対する新たな治療法の開発』

    上原 顕仁(うえはら あきひと)(群馬大学大学院医学系研究科 皮膚科学 助教)

  3. 『ヒト皮膚におけるT細胞多様性の加齢に伴う変化』

    吉岡 華子(よしおか はなこ)(筑波大学医学医療系皮膚科 クリニカルフェロー)

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Mon, 01 May 2017 04:00:00 +0000
{952AB89C-70AF-4AE7-8597-E78335946B86} https://www.rohto.co.jp/research/researchnews/research/2017/0427_02/ <![CDATA[研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』第22回 受賞者が決定いたしました。]]>

ロート アワードロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)が若手眼科研究者を対象とする研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』の第22回受賞者が決定いたしました。2017年4月6日(木)、第121回 日本眼科学会総会(2017年4月6日(木)~9日(日)、東京都にて開催)において受賞記念講演会ならびに授賞式を開催致しました。

『ROHTO AWARD(ロート アワード)』とは

概要

1995年ロート製薬によって設立。日本の眼科研究の発展・向上を目指して、日本の大学およびそれに準じる研究機関の若手眼科研究者を対象に贈られる賞です。著名な眼科医7名で構成された選考委員会の厳正かつ公正な審査により、すぐれた研究を行っている2名の研究者にプラーク(額)と副賞(1名1件300万円)を授与しています。純粋に研究を支援する賞として眼科研究者の間で評価が高く、数多くの受賞者が教授として学問に専心するなど、いまや若手研究者の登竜門と呼ばれる権威ある賞に発展しています。

特色

若手であることと同時に、基礎研究と臨床研究両方の業績を上げた研究者に贈られます。
専門領域のみに陥ることなく、手術や患者データにも精通し品性にもすぐれた、文字通り、眼科の将来を背負って立つ研究者にスポットを当てています。受賞を機に飛躍的に成長し、学問の世界をリードする人材を輩出しているのも、この賞の特色が生かされた大きな成果といえます。

第22回受賞者

  • 京都府立医科大学 客員講師
    同志社大学生命医科学部医工学科 准教授

    奥村直毅(おくむら なおき)

    「角膜内皮障害に対する新規治療法の開発」
  • 東京医科大学臨床医学系眼科学分野 講師
    米国Scripps研究所Visiting Associate Professor

    臼井 嘉彦(うすい よしひこ)

    「免疫反応の場としての網膜
    ~免疫学的アプローチを主軸とした難治性網膜硝子体疾患の病態解明~」
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Thu, 27 Apr 2017 06:00:00 +0000