鼻づまりがツラい!その理由は花粉症だけじゃない?

2018年1月25日

目がかゆい、鼻がつまる、頭がぼーっとする…。日常生活に支障が出る悩ましい花粉症。すでに対策をとっている人も多いでしょう。でも、もしかしたらその花粉症に、ある疾患が潜んでいるかもしれません。気づかれないことも多い上、そもそもその疾患のことを知らないという人は、実に半数以上もいるのです。

花粉症の人の約40%にその疾患が!

2月4日は、立春。まだまだ寒い日が続くものの、日の長さを感じるなど、季節が少しずつ春へ向かっていることが感じられます。待ち遠しい春の到来。でも、花粉症がある人にとってはこれからが憂鬱な季節かもしれません。一般的にスギ花粉の飛散は九州や関東では1月下旬から、関西では2月上旬からとされています。もう対策にとりかかっている人も多いのではないでしょうか。

でも、その対策をアップデートしていないなら要注意。花粉症だけでなく、ある疾患が潜んでいる可能性があるのです。
その疾患は、「副鼻腔炎」。どんなものかご存知でしょうか?
花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎発症者は、なんと約40%が併発しているとの報告*1がある疾患。ただ、気づきにくいという難点があるのです。
ロート製薬が、花粉症のある人12,923人に調査したところ、52%もの人が「そもそも副鼻腔炎を知らない」という結果が出ました。

厚生労働省は、副鼻腔炎は1996年から2014年までの間に、約2.3倍も増加していると発表しています。花粉症がある人は、副鼻腔炎にも注意が必要だと言えそうです。

もしかして副鼻腔炎かも?症状のセルフチェックを

なぜ副鼻腔炎に気づきにくいのでしょうか?それは、花粉症の症状と区別がつきにくいことが大きな原因のひとつです。ただ、鼻水がねばねばした状態になるなど、いくつか花粉症の症状と異なるものがあります。
鼻の奥が詰まって息苦しい、ドロっとした鼻水が喉に落ちる、頭がボーっとするなどの症状があれば、副鼻腔炎を併発している可能性があります。

副鼻腔炎は、花粉症とは別の治療が必要!

副鼻腔炎とは、鼻の奥にある空洞・副鼻腔に炎症が広がった状態のこと。鼻の炎症といえば蓄膿症がよく知られていますが、大きく分けて副鼻腔炎は急性のもの、蓄膿症は慢性のものを指します。
副鼻腔炎は、花粉をはじめ、風邪、カビなどが原因。鼻水が粘性であることが多く、副鼻腔の出入り口がふさがりやすくなります。その状態が長く続くことによって、次第に膿が溜まる蓄膿症になってしまうのです。
蓄膿症は治りづらい疾患なので、慢性化しないようにすることが大事。
子どもの副鼻腔炎にも注意が必要です。自覚しづらい上、鼻を上手にかめないことで慢性化してしまうことがあります。
副鼻腔炎かな?と感じたら、病院へ。医師の診断を受け、適切な薬などで対処する必要があります。

また、副鼻腔炎だとわかっている場合は、ドラッグストアなどで扱っている薬を服用する方法もあります。最近は、花粉症(アレルギー性鼻炎)と副鼻腔炎の症状に効く薬も販売されています。

毎日の対策で、花粉症に伴う副鼻腔炎を防ぐ!

花粉症に伴う副鼻腔炎は一定数存在します。花粉を吸いこまないようにする、花粉を家の中に入れない、ストレスをためないよう健康的な身体づくりをするなど、基本の花粉症対策は花粉症に伴う副鼻腔炎の予防にもなります。マスクや鼻洗浄液なども続々と新しいものが登場。部屋に入ってしまった花粉・ハウスダストを除去するスプレーもあります。花粉症の症状を和らげるのに役立つアイテムも年々進化しています。
対策を毎年アップデートすることで、症状の悪化を防ぎましょう!


*1:アレルギー診療治療ガイドライン2007より

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