使用感と機能(効果)が両立した化粧品にも適したワセリンを発見

新たな機能をもつワセリンを発見し「スーパーソフトワセリン」と命名。 使用感と機能(効果)が両立した化粧品にも適したワセリンを発見 ひと肌でとろけて、のびが良くベタつかずに肌の隅々まで保湿することを確認。

2015年8月21日

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)は、ワセリンに関する研究の結果、ワセリンでも種類によって使用感や機能(効果)が異なることを発見しました。一般的にワセリンは優れた密閉効果をもつ反面、のびが悪くべたつき、顔や広範囲には使用しづらいものですが、この度、ひと肌でとろけてのびが良く、かつベタつかずに心地よく使えるだけでなく、肌の隅々まで覆ってうるおいをしっかり閉じ込めることができる、使用感と機能(効果)を両立した化粧品原料にも適したワセリンを見出しました。そしてこのワセリンを「スーパーソフトワセリン」と名付け、「極潤プレミアム ヒアルロンオイルジェリー」と「ケアセラ」を始め当社の製品に配合していきます。

研究の背景

当社は1975年のメンソレータムの発売から現在までワセリンの研究を長年行う中で、ワセリンでも分子量や融点、固さ、粘り気には幅があり、その物性により使用感や効果が違うことに着目しておりました。

研究の成果

この度、ワセリンの分子量分布を調整すると、肌にのせた時にとろけてのびが良く、保湿力も高くなることを発見しました。そしてこのワセリンを「スーパーソフトワセリン」と名付けました。

結果1:35℃でとろけて、肌の隅々まで薄く拡がる。

「スーパーソフトワセリン」は融点が低く、肌にのせるととろけ、肌の溝に入り込み、薄いながらもしっかりとした密封する膜を形成することを確認しました。

試験方法:各サンプルを一定量人工皮革にのせ、35℃に温めたホットプレート上に一定時間放置後、厚さが均一となるよう製剤をのばし、のびた長さを測定し、一般的なワセリンの値を100として比較した。また、製剤をのばした後の人工皮革表面を可変照明アダプタを装着したレンズを用いてマイクロスコープで観察した。

結果2:べたつかずにしっかり肌になじむ

べたつきの指標として「スーパーソフトワセリン」の糸引き値を測定したところ一般的なワセリンに比べて「スーパーソフトワセリン」は糸引きが少なく、べたつきが少ないことを確認しました。

試験方法:各サンプル表面に特定のアダプターを一定の深さで固定し、その後サンプルを載せているテーブルを一定速度で下げ、サンプルののびが切れたところで、その高さを測定した。一般的なワセリンの数字を100として比較した。

結果3:うるおい密封効果が高い。

「スーパーソフトワセリン」塗布時の水分蒸散量を測定したところ、一般的なワセリンに対して有意に水分蒸散を抑制する力があることが明らかになりました。

試験方法:サンプル瓶に水を入れセルロース膜で蓋をし、セルロース膜に各サンプルを塗って一定温度、一定湿度で一定時間静置し水分蒸散量を測定した。無塗布コントロールの水分蒸散量を100としたときに各サンプルがどれだけ水分蒸散を抑制するか算出した。

考察

以上の結果より、「スーパーソフトワセリン」は一般的なワセリンに比べ、使用感と機能(効果)の両立に優れており、使用感のよさが求められる化粧品の素材としても有用であることがわかりました。本研究結果は「極潤プレミアム ヒアルロンオイルジェリー」、「ケアセラ」を始め当社のスキンケア製品に応用していきます。

  • 「スーパーソフトワセリン」は、ロート製薬株式会社が使用する商標です。
  • 「極潤プレミアム」は、ロート製薬株式会社が使用する商標です。