三重大学とロート製薬が共同研究を締結

三重大学とロート製薬が共同研究を締結 ~100年時代を生き抜くために、“三重県”発の健康食材を解析~ 本草学(ほんぞうがく)の研究・確立、独自素材の探索など三重県の地域活性化に向けて

2018年1月29日

三重大学(所在地:津市、学長:駒田美弘)とロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)は、アカデミアの知見と製薬会社のノウハウを融合し三重県の地域活性化に取り組む為に、1月26日に共同研究を締結しました。

共同研究の目的

  1. 三重県そしてロート製薬の独自素材の機能性の研究を行い、新しい健康素材を見出すこと
  2. 三重県発祥の“本草学”を現代の技術で研究しなおし、新しい健康学として確立すること
  3. 上記において、三重大のアカデミアの知見とロート製薬のノウハウを組み合わせて、三重県の地域活性化に貢献すること

共同研究内容

三重県は全国で肥満度が最も低い県で、健康寿命も女性全国8位、男性全国10位※1と健康で長生きの県となっています。その三重県人の生活を支えてきた三重県固有の素材はシャクヤクなど約100種類ほどあり、古来より健康に良いと言われてきました。今回の共同研究では、この三重県独自の食品素材が何にどう良いのかその機能性を探索していきます。特に三重県が生んだ野呂元丈や丹羽正伯などが作りあげた「本草学」を現代に合わせて研究し、新しい健康学を確立していきます。そして、2020年2月にオープン予定の三重県多気町の複合施設『アクアイグニス多気』は本草学を施設コンセプトの1つとし、学問の発信や薬草湯や健康商品などを提供していきたいと考えております。三重大学はゼブラフィッシュの研究分野において世界に先駆けた研究機関の一つであり、短期間で有効な結果が出る様々な疾患・予防モデルを有しています。また、ゼブラフィッシュを使用してロート製薬の独自開発素材の探索研究を行うことで、ロート製薬の独自素材に新たな機能性を付加していきます。

※1:出展:厚労省2015年調査
「本草学」とは

元来は疾病治療に使用する薬物(動植物、鉱物)を研究する学問。中国に発達し、『神農本草経』が最古の本草書とされる。日本では奈良時代以来、本草学に関する書物が読まれており、10世紀には『本草和名』という、本草の和名を漢名と対比した書物が編纂された。

「アクアイグニス多気」とは

温泉リゾートを手掛けるアクアイグニスとイオンタウン、ロート製薬、ファーストブラザーズ、第三銀行らが設立した合同会社「三重故郷(ふるさと)創生プロジェクト」の一環。三重県多気町で、約119ヘクタールの用地に食や健康などをテーマにした滞在型複合施設「アクアイグニス多気」を2020年2月にオープン予定。
開発面積は約71ヘクタール。このうち約44ヘクタールを造成し商業、宿泊、温浴、体験、産直市場などの施設や薬草園・果樹園、駐車場、調整池・沈砂池、道路を整備する。
全国初の民間施設直結スマートインターチェンジとして認定され、当施設とインターチャンジが直結されるなど、オープンに向けての準備が進んできています。