
品質マネジメント職
そのアイデア、
品質面からカタチにします。
みっきー
2019年新卒入社 品質設計センター
Q 入社のきっかけは何ですか?
幅広く学びたいから、ジョブローテーションしたい。
薬学を専攻し、分析化学を学んでいました。学んだことを活かしながら、幅広い領域と多くの人に関わる仕事をしたく、考えたのが製薬会社への就職。中でも興味を持ったのは、主にOTC※製品を扱う企業です。事業領域がいくつもあり、自分の領域外へのチャレンジを称賛するロート製薬の風土は、自分の想う働き方と合致しました。またキャリア形成のためにジョブローテーションを重要視している点も、私にとってはメリットでした。多くのことを学びたいと考えるなら、最適な環境ではないでしょうか。 と言えるものがある企業の方が、自分はやりがいを感じられそうだと思っていました。結果的に選んだのは、ロート製薬。目薬をはじめ代表的な商品がいくつもあり魅力に感じました。
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※OTC:Over The Counterの略。カウンター越しに薬を渡すことに由来し、処方箋がなくとも買える市販薬などを指す。

Q 今どんな仕事をしていますか?①
「品質を守る」の前には、「品質をつくる」がある。
品質マネジメントというと、出荷前製品の品質テストをする仕事をイメージされる人が多いかもしれませんね。たしかな品質をお客さまへ保証する最後の砦。これは品質統括部や信頼性保証部の仕事です。それとは異なる役割を担うのが、私の所属する品質設計センター。ここは、製品の開発段階で主に力を発揮します。どんなテストをすれば品質を担保できるか、成分の定量試験法を設計したり。処方を決定する際には、効果と使い心地のバランスがとれる品質基準を定めたり。先に挙げた品質統括部や信頼性保証部などが質を保証する仕事だとすれば、私たち品質設計センターの仕事は、品質そのものをつくる仕事だと言えるかもしれません。
Q 今どんな仕事をしていますか?②
トライ&エラーしよう。いい品質は、ひとつじゃない。
品質そのものをつくる仕事の面白みは、誰かのアイデアやシーズを品質の側面からサポートできることだと思います。たとえば「こんな効果を訴求する製品をつくりたい!」と相談をいただいたとき。それを訴求するためにはこの成分をこんな側面から分析してみませんか、といった提案をこちらから行うことで商品そのものを開発することに携われるのです。答えはひとつではないので、トライ&エラーを繰り返しながら。よりよい品質とは何か、何度でも考えられるのがこの仕事の醍醐味ではないでしょうか。※のバランス、ロートと委託先企業さまとのバランス、関係する様々な職種の方とのバランス。短期的に自分の利益だけを考えてはいけません。長期的な視点で、誰にとってもいい方法を考えながら、交渉したり提案したり。多くの人の間に立つ意識が大事なポジションだと思います。

Q あなたにとって誇れる一歩は?
きっかけは自分のミス防止。
使命感を持ち、チーム全体の生産性を上げる取り組みへ。
今も進行中のプロジェクト。2020年頃から、品質設計センター全体のDX化に取り組んでいます。プロジェクト開始以前は、まだあまり分析時に行う計算の自動化は行われていませんでした。慣れているやり方を採用することは重要である一方、人の手でやることにはどうしても思い込みやミスがつきもの。そこで、分析作業をフォーマット化し、計算を自動でできるシステムをつくることにしたのです。実はプロジェクトに参加した最初のきっかけは、自分が計算後にミスなく書類作成できるか不安だったからでした。しかしプロジェクトを進めるに従い、「全体のデータベースをつくれたらいいよね」「AIを使う時代に追いつかないと」と周りの方も興味を持って積極的な姿勢を持ってくださるようになったのです。今では、みんなのために必要なものなのだと使命感を持ち、DX化に取り組むことができています。この取り組みによって、製品全体の品質向上につながるといいですよね。
Q これから踏み出したい一歩は?
受け身で待つだけじゃない。積極的に提案できる品質設計へ。
品質設計センターから、もっと分析技術を活かした積極的な提案をしていきたいです。これまでは、開発職の方から「これを分析して」と依頼されたものに応えるフェーズでした。そこができるようになった今は、実はこんな技術があるんですよ、こういう分析をすると処方決定に役立ちますよ、といった主体的な会話を増やしたいと考えています。できることが増えれば、活かせるアイデアも、つくれる製品も、きっと増やせる。まだ見ぬ製品で、かつ高品質なものを生み出していきたいですね。

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