潤い密封効果とさらっとした使用感を両立する、新しいαゲル製剤化技術を開発

潤い密封※1効果とさらっとした使用感を両立する、新しいαゲル製剤化技術※2を開発 高粘度製剤にしか使用できなかった潤い密封技術(αゲル製剤化技術)が低粘度製剤にも使用可能に。 化粧水や乳液でありながら、クリームと同等以上に潤いを密封する製剤の開発が可能になります。

2016年7月20日

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)は、従来、高粘度製剤にしか使用できなかった潤い密封※1技術(αゲル製剤化技術※2)を独自の成分の組み合わせにより、化粧水や乳液といった低粘度製剤にも使用できる新しいαゲル製剤化技術へと発展させることに成功しました。これにより、潤い密封効果とさらっとした使用感を両立する低粘度製剤の開発が可能となります。この新技術を採用した製剤では低粘度でありながら、クリームと同等以上に潤い密封効果があることが確認されました。この技術を当社の機能性化粧品等へ応用していきます。

※1:密封とは閉塞性が高いこと
※2:αゲル製剤化技術:製剤中でαゲル構造を形成させる技術

研究の背景

秋や冬の低湿度の環境では肌に水分を与えるだけでなく、与えた水分を閉じ込める効果のある保湿剤が有用ですが、密封効果の高い製剤は使用感が重いものが多く、さっぱりとした使用感を好む人には使用しにくいものでした。そこで当社では、お客様が肌に必要な保湿剤を心地よく快適に使えるよう「快適性」と「機能性」の両立をめざし、低粘度でさっぱりとした使用感でありながら、潤い密封効果が高い製剤の開発に着手しました。

αゲルとは

潤いを密封する製剤技術として、製剤中で分子が「αゲル」という構造をとる「αゲル製剤化技術」があります。αゲルは(図-1)のように分子が規則正しく並ぶ構造を取ることで水分を逃がさず、高い潤い密封効果を発揮します。そのため、構造を維持しにくい低粘度製剤には使用が難しく、固いこってりとしたクリーム製剤にこの技術が用いられてきました(図-2a、b)。

新しいαゲル製剤化技術の開発

当社は、従来αゲルを形成するのに用いられている成分に、適切な種類、配合量の高分子成分を組み合わせることで、低粘度でも規則正しいαゲル構造を維持できる技術の開発に成功しました(図-3)。

高い潤い密封効果とさらっとしてべたつかない使用感の両立を実現

この技術を用いた製剤と一般的な乳液、密封効果の高い保湿クリームを用いて試験したところ、低粘度でありながら、保湿クリームと同等以上に高い潤い密封効果があることが確認されました。これにより、今後は低粘度でさらっとした使用感でありながら、クリームと同等以上に潤い密封効果が高く、保湿実感も得られる製剤の開発が可能となります。
また、今回の技術で形成されるαゲルは独特の構造で、保湿成分を多量配合してもべたつきを感じにくくなるため、保湿感はありながらもべたつき感のない、新感覚の製剤を実現することができるものです。

試験方法:一般的な乳液、密封効果の高いクリームと水分蒸散抑制量を比較し、うるおい密封効果の指標とした。(ロート調べ)

  • 「NEVER SAY NEVER」は、ロート製薬株式会社の登録商標(登録第5838870号)です。