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地域社会への参画

ロート製薬では、事業を展開するそれぞれの地域のみなさまとコミュニケーションを図り、関係構築に努めています。地域に存在する健康課題を把握し、その解決に向けてともに取り組みをすすめています。

海外グループの取り組み

沖縄県石垣市との包括連携協定を締結

当社はこれまで、沖縄県石垣市においてグループ会社である農業生産法人・有限会社やえやまファームを通じて、畜産・農産のみならず加工販売まで手掛け環境に配慮した循環型農業、六次産業化に取り組んできました。また、石垣市のふるさと納税の返礼品として、生産した農産物やその加工品を提供したり、変わりやすい島の天気に左右されず子どもたちが運動できるように、石垣市へ卓球台を寄贈して石垣市長杯卓球大会を開催するなど、石垣市で暮らす人々や地域社会を健康にするためさまざまな取り組みを行ってきました。2023年2月に石垣市、当社、やえやまファームの3者で「持続可能な地域づくりの実現に向けた包括連携協定」を締結しました。石垣市の未来を担う子どもたちの食育や石垣市民の健康増進に関する課題などを解決するとともに、石垣市が目指す「SDGs未来都市」の実現や地域総合戦略に基づく取り組み、持続可能な地域づくりに貢献していきます。

石垣市×ロート製薬×やえやまファーム 包括連携協定を締結(ニュースリリース)

埼玉県鴻巣市との包括連携協定締結

健康・福祉の増進及び、少子高齢化対策、妊活支援、子育て支援などに関すること、環境保全及び地域資源を活用した産業振興などに一緒に取り組むことで、持続可能なまちづくりの推進を行っていきます。妊活支援や子育て支援に関する情報発信、セミナーの開催などを行い、鴻巣市の地域の皆さまや次世代を担う子どもたちの健康づくり、及び持続可能な地域づくりの実現に向けた地域創生に貢献してまいります。2022年には生活者を対象とした妊活セミナーや、市職員を対象とした、働く女性の健康問題やプレコンセプションケアについて学ぶライフデザインセミナー等を開催しました。

鴻巣市との包括連携協定締結(ニュースリリース)

三重大学との共同研究による地域創生

2014年より「三重故郷創生プロジェクト」を立ち上げ、産学官連携の事業として地方創生を目的にスタートしました。そこで誕生した「VISON(三重県多気町)」は新しい地域経済の活性化に向け、多様性と専門性を兼ね備えた商業リゾート施設としてオープン。さらに2021年6月に温浴施設「本草湯」もオープンしました。当社は三重大学との共同研究成果に基づいて、本草湯のレシピを開発。薬草を栽培する薬草園や研究所も併設し、季節に合わせたさまざまな薬草湯を提供し、地域活性を通じて一人ひとりが心身ともに健康な生活を送れる社会実現に向けて取り組んでいます。

薬草湯で癒す温浴施設「本草湯」(ニュースリリース)

石垣市×クラダシ×ロート製薬 3者による地域課題への取り組み

沖縄県石垣市、人手不足に悩む地域の農家へ派遣する社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」を実施している㈱クラダシ、日本で唯一の有機パイナップルの栽培を行うやえやまファームを子会社にもつ当社で「石垣市におけるSDGsの推進に係る食品ロス削減及び特産品のPRに向けた連携協定」を締結しました。3者が連携することで、それぞれが持つリソースを最大限に活かして地域の課題解決に取り組み、今後も地域の関係人口の創出や地域産業づくりに取り組み、石垣島の食がより多くの方に届けられるような仕組みを構築していきます。

石垣市で行う社会貢献型インターンシップ(ニュースリリース)

地域DMO×大阪体育大学×ロート製薬 「健康増進」推進

大阪府泉佐野市の観光地域づくりを行う一般社団法人泉佐野シティプロモーション推進協議会と、関西地区で初の体育大学である大阪体育大学、および当社の3者が共同企画する「健康増進モニターツアー」が、2021年9月に観光庁の「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」に採択されました。当社は子会社である㈱りんくうメディカルマネジメントを通じて、関西国際空港(泉佐野市)近くに「ウェルビナステーション」という健康づくりの情報発信拠点を設け、専門機器を用いた健康測定や、イベントを実施し、一人ひとりの健康づくりのサポートをしています。「モニターツアー」の開催を通じ、産学官の知見やノウハウを活かしながら、これまで通過都市であった泉佐野を、「健康につながる資源が豊富にあるまち」としてブランド化することを図り、観光客が泉佐野を訪問するための「来訪価値」と「来訪目的」を創出し、健康づくりの啓発を行っていきます。

泉佐野への観光客誘致(ニュースリリース)

久米島に藻類研究所を設立

オーピーバイオファクトリー㈱と共同で藻類研究拠点「AMU LABORATORY」を設立し、ヘルスケアにおける活用はもちろんのこと、環境課題解決や地域のエコシステム構築など、多様な可能性を秘めたエシカルでサステナブルな素材として微細藻類に注目し、沖縄県久米島町においてフォトバイオリアクター(微細藻類野外培養設備)による藻類培養に取り組んでおります。