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トップメッセージ

代表取締役会長 山田邦雄(右)・代表取締役社長 杉本雅史(左)

代表取締役会長 山田邦雄(右)
代表取締役社長 杉本雅史(左)

当社は今年2月に創業124周年を迎えました。
これもひとえにお客様やロート製薬に関わるパートナーの皆さまに支えていただいた証であり、感謝の気持ちと共に、さらにこれからの社会を創っていくことへの決意へと繋がります。

私たちは創業以来、胃腸薬、目薬、外皮用薬(メンソレータム等)、2000年以降は「Obagi(オバジ)」「肌ラボ」等、ヘルス&ビューティー関連商品の幅広い商品開発を行ってまいりました。2013年からは最先端の医療である再生医療事業、農業などの一次産業やレストラン等の食事業への挑戦をしながら、2019年には「ロートグループ総合経営ビジョン2030 -Connect for Well-being」を掲げました。コアバリューである「健康」を通じ、人々や社会を「Well-being」をお届けしたい、との想いで引き続きあらゆる角度から取り組みを行っています。

これまでの歴史は、「こだわり」「挑戦」「人がやらない事をやる」といったロートに脈々と流れるDNAを持つ先人達により作られてきました。常識破りの化粧品、誰もが無理だと思う難易度の高い課題へも「難しいからこそ、やる」と挑戦し、成功と失敗を積み重ねてきました。

「ロート製薬といえば、目薬とハト」の印象が強い方も多くおられるかもしれません。
しかし私たちの姿は、もはや売上高の6割以上がスキンケア関連品、また4割近くを海外売上が占めています。

今掲げている「NEVER SAY NEVER」というスローガンは、直訳すると「不可能は絶対にない」という意味ですが、これは決して“ど根性”で仕事に励む、という意味ではなく、その先の幸せ、誰かのために困難にも当たる覚悟を持つという宣言です。

「健康」は、誰もが願うことであり、幸せの源です。私たちが考える「健康」とは、病気にならないというだけではありません。一人ひとりが心身共に健康であることで、家族が健康になり、社会へと健康が広がっていく。心身ともに健康であるだけでなく、社会に貢献できること、それこそが真の「健康」であると考えています。

技術の進歩に伴って私たちの生活は進化し、商品やサービス、情報は溢れかえっている一方で、本当に必要なもの、正しいものを見極めることが必要です。
さらには日本を越えて世界に目を向けると、日本とはまた異なる現状やニーズが存在し、私たちが取り組むべきことは世界中に広がっています。

新しいこと、人がやっていないことをする時、時に孤立することもあり、反対に合うことも多くあります。それは勇気がいるけれど、新しい価値は、その一歩が無いと生まれません。

一人ひとりを、社会を、もっともっと健康にしていくために、社員一同決してあきらめない決意で常識を超えるようなユニークで新しい商品やサービスを生み出し、世界中に美と健康を届ける努力をし続けてまいります。


ロート製薬株式会社 代表取締役会長
山田 邦雄
ロート製薬株式会社 代表取締役社長
杉本 雅史