6月10日は「こどもの目の日」※!ロート製薬「こどもの目の白書2024」公開
小学生の3人に1人が裸眼視力1.0未満
「授業中に黒板が見えにくい」など生活への影響を感じる子は6割超
一方で約8割の親はこどもの目の健康を保つ対策をしていない
2024年6月3日
ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)は、こどもの目の健康に対する意識を高めることを目的として「こどもの目の白書2024」を公開します。これはこどもの目に関する調査結果や健やかな目を保つためのケア方法をまとめたもので、今後毎年公開する予定です。今年は、6月10日の「こどもの目の日」※を機に「小学生の目」に関するアンケート調査を実施しました。その結果、裸眼視力1.0未満の小学生は36.7%にのぼることが判明しました。文部科学省の学校保健統計調査によると、裸眼視力が1.0未満のこどもは、1979年度には17.91%でしたが、2022年度には37.88%になり、2倍以上に増えています。また、裸眼視力の低下によって61.6%の小学生が「授業中に黒板が見えにくい」など学校生活を中心に何かしら生活に影響があると回答した一方で、その状況を親の55.2%が把握していないことが明らかになっています。さらに、こどもの目の健康のために対策をしている親は21.2%にとどまり、大多数の親がこどもの目を健康に保つ対策をしていない現状が浮き彫りになりました。
※「こどもの目の日」とは:「はぐくもう!6歳で視力1.0」という願いを込め、日本眼科啓発会議より一般社団法人日本記念日協会を通して制定された記念日。
調査サマリー
PART1:小学生の裸眼視力の変化
- 裸眼視力1.0未満の小学生は36.7%と3人に1人以上
- 21.8%がメガネやコンタクトレンズを装用している
- メガネやコンタクトレンズ装用の理由、「近視」が7割
PART2:小学生の目の問題と親子感ギャップ
- 裸眼視力低下によって61.6%が「授業で黒板が見えにくい」など生活に影響がある
- 一方で、55.2%の親が、裸眼視力低下による生活への影響に気づいていなかった
PART3:親が考える小学生の裸眼視力低下の理由
- 親が考える裸眼視力低下の理由の1位は「デジタルデバイスの接触時間の長さ」
- 裸眼視力が低いこどもはデジタルデバイスの接触時間が長い傾向
- 裸眼視力が高いこどもは屋外活動の時間が長い傾向
PART4:こどもの健やかな目のためにしている対策
- こどもの健やかな目のために対策している小学生の親はわずか21.2%
- 対策の内容は「睡眠」「照明」「デジタルデバイス時間の管理」など
PART5:眼科医・松村先生の解説
- 裸眼視力低下の理由は「デジタルデバイス使用時間の増加」や「外遊び時間の減少」が考えられる
- 家庭でのケアは、読書や勉強時の休憩、適切な照明や視距離、外遊び時間確保、デジタルデバイス時間の管理