2017年9月21日
これから季節が本格的な秋へ向かうと、気になるのが肌の乾燥。特に深刻な乾燥肌に悩む人にとっては辛い季節です。ケアをしてもまた肌が乾燥してしまう…。そんなお悩みに応えるべく研究を続けてきたロート製薬が着目したのは、肌の中のセラミドのバランス。新たなアプローチで乾燥しがちな肌をセラミドバランスの整った強い肌へ導くことを目指しています。
保湿は、“与える”だけじゃない!“守る”ことも大切
季節の変化によって、肌のコンディションも変化するもの。
乾燥が気になるこれからの季節は、よりしっかりと保湿ケアをとり入れたくなります。
保湿といえば、水分を与えることをまず考えてしまうようですが、それだけではなく、水が逃げないように守ることも大切。守る保湿成分として挙げられるのがセラミドです。
セラミドは私たちの肌に存在する成分で、角質層を形成する角質細胞の間にある、角質細胞間脂質の多くを占めています。
角質細胞間脂質の働きは、細胞と細胞の間を埋めて、うるおいを逃がさないようにすること。
角質細胞をレンガに例えると、角質細胞間脂質はセメントのようにレンガとレンガの間をしっかりと埋めて、水分の蒸散を防いでいるのです。
▲水分保持機能が十分で乾きにくい強い肌(左)、水分保持機能が低下し、乾きやすい弱い肌(右)。セラミドは細胞間脂質(水色部分)の一部
乾燥肌の原因はいくつかありますが、この角質細胞間脂質の減少もそのひとつ。
肌の外からたっぷり水分を与えても、すき間からそれが逃げていき、乾燥を繰り返してしまうのです。
「悩みに応えたい」という、研究者の強い思い
セラミドの研究チームには、子どもの頃から乾燥肌に悩まされた経験を持つ研究者がおり、「保湿をしても、また乾燥する」という悩みに応えたいという思いが強くありました。
悩みはあっても日々の生活の中で、毎日ケアするのは大変。乾燥肌を繰り返さないようにするにはどうしたらいいか?そう考え、研究を続けてきました。
うるおいや減少するセラミドを肌の外から与えるだけでなく、肌から逃げないように保つことはできないか?
そこで着目したのが、セラミドをはじめとする細胞間脂質の組み合わせです。
人の肌にあるセラミドは、大きく分けて11種類があり、細胞間脂質のバリア膜を強くするものや、水分を保持するものなど、それぞれ違った性質があると考えられています。ロート製薬は、それぞれの性質を生かしたベストな組み合わせを追求してきました。
新たなセラミドの組み合わせに、認められた力
何年にも及ぶ研究の結果、独自のセラミドを使った新たなセラミドの組み合わせを見つけ出すことに成功。
その組み合わせには、長く追い求めてきた、肌に存在するセラミドを増やす力があることが分かりました。
肌の外側から守ること。そして内側から守る力を増やすこと。両方からの働きによって、バリア機能が格段にアップ。
保湿ケアを続けなければならなかった乾燥肌を、強い肌へ変えることを目指しています。
お客様の悩みに応えていきたい。
その思いを胸に、成分が持つ力を最大限に発揮できるよう研究を引き続き続けていきます。
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