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ロート製薬 カネカと涙道カテーテル事業における事業提携に合意

経営

ロート製薬 カネカと涙道カテーテル事業における事業提携に合意

2020年6月26日

ロート製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:杉本 雅史)は、株式会社カネカ(本社:東京都港区、社長:田中 稔)と、涙道カテーテル事業における事業提携を本日付けで合意しましたのでお知らせします。

今回の提携は、カネカの有する技術力・製品開発力と当社の眼科領域における販売力のシナジーによる涙道カテーテル事業の更なる拡大を目的としております。両社の事業提携は、まずは販売分野からスタートし、涙道カテーテルに関する製造販売認証のロート製薬への承継などを進め、提携のさらなる強化を図ってまいります。今後も、患者様や医療関係者様から求められる製品とサービスを提供し、眼科領域での当該治療に貢献していく所存です。

カネカは、1994年に眼科領域の流涙症の治療に使用する涙道カテーテルを上市いたしました。流涙症とは、涙道の閉塞により、涙が鼻腔に排出されずあふれ出る疾患で、高齢化が進む日本をはじめ、米国そしてアジアでも症例数の増加が見通されており、この疾患に対するメディカルニーズは今後さらに高まるものと考えております。
流涙症の主な治療法が、涙道カテーテルの挿入術です。専用のチューブを一定期間涙道に挿入し、涙道を再建するもので、カネカはイソブチレン系熱可塑性エラストマー(SIBS:スチレン・イソブチレン・スチレン共重合体)などを活用した高い柔軟性と強度を併せ持つ製品開発、治療データに裏付けられた市場啓発活動により、日本においてはトップシェアを有し、米国でも5年以上の販売実績があります。

当社は、経営総合ビジョン2030「Connect for Well-being」を掲げ、OTC市場トップシェアである目薬などの医薬品・化粧品・機能性食品等の製造販売に加え、医療用眼科領域について注力していく方針であり、今回の提携で更に促進していきます。

株式会社カネカの概要

本社 東京都港区
事業内容 Vinyls and Chlor-Alkali, Performance Polymers, Foam & Residential Techs, E & I Technology, PV & Energy management, Performance Fibers, Medical, Pharma & Supplemental Nutrition, Foods & Agris
代表者 田中稔
設立 1949年
資本金 33,046百万円(2020年3月末)
以上