Open

アルコール配合製剤の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する消毒効果を確認

アルコール配合製剤の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する消毒効果を確認

2021年4月23日

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)は、アルコール配合(76.9~81.4vol%)製剤の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する消毒効果を確認しました。本研究成果を製品の開発に応用してまいります。

研究成果の背景

当社はコロナ禍においても人々の健康に貢献するため、目を取り巻く状況の変化に着目した実態調査(※1、※2)や、他家間葉系幹細胞を用いたCOVID-19重症肺炎に対する再生医療の企業治験に取り組むなど、様々な取り組みを行っています。そのような中で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する消毒効果についても検討を進めており本成果に至りました。

研究の成果

アルコール配合製剤にて新型コロナウイルスへの消毒効果を確認したところ、5秒の接触時間によってウイルス感染価を99.9%以上減少させる事が判明しました。(図1)

図1

【試験内容】
①希釈したウイルス液100µLとアルコール配合(76.9~81.4vol%)製剤 (コントロールは蒸留水)900µLを混和し、20℃で5秒作用させた。②牛胎児血清を加えて反応停止後に希釈し、VeroE6/TMPRRS細胞に接種し、37℃で1時間吸着反応させた。③接種液を除いた後に、培養液を37℃で4日培養した。④細胞変性効果を指標に、ウイルス感染価(TCID50)を測定し、希釈倍率を加味して反応に用いたウイルスの感染価を算出した。

同様に、A型インフルエンザウイルスへの消毒効果を確認したところ、5秒の接触時間によってウイルス感染価を99.9%以上減少させる事が判明しました。(図2)

図2

【試験内容】
①希釈したウイルス液100µLと アルコール配合(76.9~81.4vol%)製剤(コントロールは蒸留水)900µLを混和し、20℃で5秒作用させた。②牛胎児血清を加えて反応停止後に希釈し、MDCK細胞に接種し、35℃で1時間吸着反応させた。③接種液を除いた後に、培養液を35℃で3日培養した。④細胞変性効果を指標に、ウイルス感染価(TCID50)を測定し、希釈倍率を加味して反応に用いたウイルスの感染価を算出した。

※試験協力:北海道大学大学院獣医学研究院微生物学教室