中国での再生医療事業推進を目的とした合弁会社設立に関するお知らせ
2022年6月22日
ロート製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:杉本雅史、以下当社)は、中国の世界的バイオテクノロジー企業「華熙生物海南有限公司(本社:海南省海口市、代表取締役社長:丁可)、以下「華熙生物海南」)、株式会社バイオミメティクスシンパシーズ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:漆畑直樹、以下、「バイオミメティクスシンパシーズ」)を含む複数の企業と共同で、中国海南島に合弁会社を設立する合弁契約書を締結しましたことをお知らせいたします。当社は、本合弁会社を通じて細胞培養用培地の開発・製造・販売を始めとする再生医療事業を推進してまいります。
設立の背景
当社は2013年の再生医療領域への本格参入以降、細胞自動培養装置の開発、難治性疾患を中心とした細胞製剤の開発、間葉系幹細胞専用無血清AOF培地の開発・販売開始など事業展開に向けた開発を幅広く推進してまいりました。中でも培地については世界的な再生医療分野の急拡大と共に大幅な需要増が見込まれており、またパンデミック等の不安定な国際情勢も要因となり、各地各国での生産・供給体制がより重要視される傾向にあります。合弁会社を設立する海南島は、自由貿易区としての発展のうち「医療分野」に対して様々な重点・優遇政策を打ち出しており、再生医療分野における戦略的地域のひとつと考えられます。この地の重要プロジェクトリストに採択されるなどの実績・強力な同国ネットワークを保有する華熙生物海南と、すでに共同開発においてパートナーシップを形成しているバイオミメティクスシンパシーズそして当社、それぞれの保有する技術の相互シナジーを通じて、中国における培地事業を迅速に推進すると共に、設立会社による研究開発を基礎とした再生医療事業の発展・持続的成長を目指してまいります。
合弁会社について
所在地 |
海南省海口市国家ハイテクゾーン |
事業内容 |
再生医療技術と細胞培養用培地の研究開発、製造、および販売 |
今後の見通し
本件が当社の2023年3月期の連結業績に与える影響につきましては軽微であり、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせします。
株式会社バイオミメティクスシンパシーズについて
代表 |
代表取締役社長 漆畑 直樹 |
所在地 |
東京都江東区 |
事業内容 |
細胞性医薬品に関する研究開発と臨床開発/再生医療に関する製品、知的財産及び権利のライセンス導出/再生医療技術を基盤とする化粧品事業/再生医療関連ビジネスの事業開発/再生医療支援/医療機器開発支援 |
URL |
https://www.bm-s.biz/ |