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ソーシャルパートナー11社と共同で国際眼科支援活動を行う団体に寄付

サステナビリティ

国境を越えて、世界中に「見える喜び」を! ソーシャルパートナー11社と共同で国際眼科支援活動を行う団体に寄付

2023年5月31日

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)は、世界中の人々の「見える喜び」をサポートする活動の一環として、取引先11社と共同で、目薬の売上の一部をアジア、アフリカを始めとした白内障治療や診断などの眼科支援活動を行う団体に寄付を行いました。この活動は2016年10月より第1期がスタートし、当社と小売業の取引先が一体となり「ソーシャルパートナー」として、ビジネスの枠を超えて、社会貢献活動を一緒に行う取り組みです。
第7期における支援金額は、ソーシャルパートナー11社の2022年12月~2023年3月までの目薬(以下に詳細記載)の売上の一部、496,190円と同額を当社がマッチングし、合計992,380円となりました。ソーシャルパートナーをはじめ、皆様方の温かいお力添えのおかげで、このような支援の輪が広がりましたことを、心より感謝申し上げます。

ソーシャルパートナー 第7期(2022年12月1日~2023年3月31日)支援金のご報告

寄付額(11社) 496,190円
マッチング額 496,190円
合計 992,380円

これまでの寄付金総額

第1期~第7期まで、お取引先36社に賛同頂き、寄付を行った総額は14,612,880円となります。

寄付先

OUI Inc.(ウイインク:株式会社OUI)<代表取締役:清水 映輔>

OUI Inc.は、医学・工学・ビジネスのプロフェッショナルが力を合わせ、「世界の失明率を50%減らし、眼から人々の健康を守る」ことをビジョンに掲げて活動している、現役眼科医が創業した、慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業です。眼科医の「眼」を世界に広げるというコンセプトのもと、Smart Eye Camera(以下SEC)というスマホアタッチメント型眼科診断機器を開発しました。このポータブルで簡便な機器を使用し、2022年からはベトナム・カンボジア・インドネシア・モザンビークで、現地医療機関、眼科医の先生方と連携し、SECを活用したパイロット実証を行っています。

金額 496,190円

NPO法人アジア失明予防の会<理事長:木下 茂>

NPO法人アジア失明予防の会は、京都府立医科大学眼科出身の服部匡志医師に共感した有志の集まりにより2003年に発足した団体です。ベトナムを中心としたインドシナ半島やアジアの貧しい国々の人々が、一人でも光をなくさないですむようにとの想いで、現地で無償の眼科治療およびその技術指導や、眼科医療資機材の提供などの物資援助を行っています。2022年は、特にベトナムにおいてゼロコロナ施策がとられるなかで、ビンフック省とダックラック省において眼内レンズの無償提供などの医療技術指導を行いました。またハノイ市、フエ市、ハイフォン市において、貧困により眼の治療が出来ない人々への治療の斡旋支援や、眼科検診などの啓発活動を行っています。

金額 496,190円

ソーシャルパートナーとは

ロート製薬と一体となって、売上げの一部を日本や世界の医療支援等、社会貢献活動のために寄付する小売業の取引先及びその活動です。第7期は「Vロートプレミアム」「Vロートアクティブプレミアム」「Vロートドライアイプレミアム」「Vロートコンタクトプレミアム」※1の2022年12月1日~2023年3月31日の売上げの一部を寄付いたしました。

ソーシャルパートナー賛同取引先(五十音順)<第7期:2022年12月1日~2023年3月31日>

株式会社アカカベ・ 株式会社大賀薬局・ 株式会社杏林堂薬局・ 株式会社クスリのサンロード・ 株式会社コクミン・ 株式会社サッポロドラッグストアー・ 株式会社新生堂薬局・ 株式会社トモズ・ ミネ医薬品株式会社・ 株式会社薬王堂・ 株式会社ヤマザワ薬品

※1:「Vロートプレミアム」(第2類医薬品)目の疲れに/「Vロートアクティブプレミアム」(第2類医薬品)目の疲れに/「Vロートドライアイプレミアム」(第3類医薬品)目の乾きに/「Vロートコンタクトプレミアム」(第3類医薬品)目の疲れに

活動の背景

世界の失明原因の1位は白内障で、現在約一億人が失明状態にあると考えられています。白内障は目のレンズの役割をする水晶体が白く濁り視力が低下する疾患で、日本では手術治療が進歩し白内障による失明率は非常に低くなりました。しかし世界的にみると、発展途上国では貧困だけでなく医療従事者や設備不足により、適切な検診や診断がされていないことや、手術技術が低いため治療ができないとの理由で、多くの人々が白内障で視力を失っている現状があります。
当社はこれまでも、アジア各国での無償眼科検診や治療の支援、白内障治療用眼内レンズの無償提供、現地の眼科医の育成などのサポートを行ってまいりました。目薬を始めとしたさまざまな活動を通して世界中の人々の目の健康をサポートしてきた当社だからこそ、この活動をさらに広め、継続し、失明に瀕しているより多くの方々へ支援を行いたいと、お取引先にお声を掛けさせていただきました。その結果、11社にも及ぶお取引先から「ソーシャルパートナー」として、共同で支援活動を行うことに賛同をいただくことができました。今後も、世界中の人々のウェルビーイングの実現に向けて継続的な活動を実施していきます。

参考情報:当社の海外におけるアイケアの取り組み

  • アマゾン白内障撲滅プロジェクト支援
    この取り組みは、眼科医療にアクセスが困難なブラジルの先住民族コミュニティの状況改善のため、20年以上に渡り継続的に支援しているものです。当社ブラジル拠点のOphthalmos Rohto社は、ボランティアスタッフとしての参加と白内障手術用製品の無償提供を行い、地域や民族の壁を越えた医療に貢献しています。
  • 国境を越えて、世界中に「見える喜び」を!「Joy of Seeingプロジェクト」
    この取り組みは、当社と海外のロートグループ関係会社が連携し、世界中で人々の目の健康を守るために「Joy of Seeing(JoS、“見える喜び”)」プロジェクトとして2022年に始動しました。主にアジア地域における子どもたちの目を守るための啓発活動や無料眼科検診の実施から開始し、将来的には、より対象地域を拡大し世界中の人々へ「見える喜び」を届ける活動を進めていきます。