ロート製薬が「香り」を科学的に検証し、新しい価値を追求
世界初、感性デザインから生まれた「嗅覚コミュニケーションラボ」誕生
第一弾は（株）トモズ、お客様の満足度をより高める店舗づくりを実施
2019年5月22日
ロート製薬株式会社（本社：大阪市、代表取締役会長兼社長：山田邦雄）は、これまで感覚でとらえられてきた「香り」を感性デザインという手法で科学的に検証し、香りのメカニズムを製品開発や生産性向上に活かしていくオープンイノベーションラボ、「BÉLAIR
LAB（ベレアラボ）」をオープンいたします。プロジェクト第一弾は、ドラッグストアトモズなどを運営する（株）トモズ（本社：東京都文京区、代表取締役社長：德廣英之）と、トモズオリジナルの香りを取り入れた店舗づくりを通じて、よりお客様に満足度の高い店舗を目指した取り組みを行います。
立ち上げ経緯
当社は健康寿命への挑戦を軸に、医薬品やスキンケア化粧品の開発を行うだけでなく、近年では食や再生医療へも挑戦を行い、また社員自身の健康増進に向けた健康経営にも積極的に取り組んでいます。近年の研究で香りには生理的、心理的な効果があることが分かってきており、これまで着目をしてきました。BÉLAIR
LABを通じて、香りが人体に起こす生理現象や行動の変化を科学的な方法で検証することで、社会にポジティブな影響をもたらす商品や空間を世の中に生み出し、さらなる健康的な社会づくりに貢献していきたいと考えています。
世界初、感性デザインから生まれた嗅覚コミュニケーションラボ「BÉLAIR LAB（ベレアラボ）」とは？
BÉLAIR LABは、これまで単なる感覚として語られてきた「香り」を、人間の感性という視点から科学的に検証し、香りの体験を創るメカニズムを製品開発や生産性向上に活かしていくオープンイノベーションラボです。企業の目的に合わせた香りの開発、香りによるソリューションの提案、香りの感性評価や香りの体験を可視化する科学的検証、香りを用いたサービスや商品をワンストップで提供します。
今回のラボは、製薬会社として健康的で幸福な社会づくりを目指し続けてきた当社だけでなく、チーフ調香師には「現代で最も優れた香りの発明家」として世界的に著名なCHRISTOPHE
LAUDAMIEL（クリストフ・ロダミエル）氏、香りの体験の検証パートナーには統合された五感の研究所「一般社団法人KANSEI Projects
Committee」、サービスデザインパートナーには「株式会社KANSEI Design & Co.」の4者が連携することで香りがもたらすビジネスコミュニケーションの可能性を探ります。
チーフ調香師CHRISTOPHE LAUDAMIEL（クリストフ・ロダミエル）氏
ラルフ・ローレン、トム・フォード、ビヨンセ、アバクロンビー&フィッチなど世界的なブランドの香りを創造する調香師。2018年には東京タワーの香りを調香。東京の「過去、現在、未来」を感じる新しい体験型ツアー「トップデッキツアー」のなかで香りの演出を行う。
革新的なラボ「DreamAir」の創立者であるクリストフの香りの演出は幅広い分野で知られ、グッゲンハイム美術館の香りオペラ演出やベストセラー書籍で世界的にヒットした映画『パフューム ある人殺しの物語』の調香も担当。
化粧品、空間演出、学術研究機関など多彩な分野にわたる調香を手がけ、最高級のフレグランスを最先端の技術やアートと組み合わせる斬新なスタイルでその名を広めている。
プロジェクト第一弾（株）トモズとの協働について
当社とトモズは、これまでも医薬品やスキンケア化粧品などを通じて取り組みを行ってきました。今回、当社の新たな取り組みに対して共感いただき、商品だけでなく香りを軸とした店舗づくりの観点でも、よりお客様に満足した売り場提案をしていきたいという想いが一致したため、第一弾として取り組みをスタートすることになりました。
今回、特別に「トモズの香り」として「Modern Trust No.10」を創造し、店舗にて活用していくことで、これまで以上にお客様の満足度の変化、お客様と店員のコミュニケーションの変化などについて検証を行っていく予定です。
なお、本プロジェクトは7月1日(月)から池尻大橋店を皮切りに、順次拡大をしていく予定です。
今後の「BÉLAIR LAB（ベレアラボ）」の展開について
第一弾のプロジェクトを皮切りに、これまで単なる感覚として語られてきた「香り」の新しい価値を追求、発信し、日々の生活を豊かにすることを目指していきます。さらなる健康的な社会づくりに向けて、さまざまな分野の企業、研究機関、プロジェクトなどとのコラボレーションのご依頼も受け付けております。お気軽にご相談ください。