健康経営における2030年に向けた新指標を設定
~心身ともにウェルビーイングを目指す12の指標~
2025年6月9日
ロート製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:杉本雅史)は、「まず社員自身が健康であってこそ世の中へより良い商品やサービスが提供できる」という考えのもと、社員の健康増進に対しこれまで取り組んできた8つの指標に加え、2030年に向けてマインドの向上につながる4つの指標を新たに掲げました。今後も心身からのウェルビーイングの土台づくりとなる健康経営へと取り組んでまいります。
- *1:貧血とはヘモグロビン値12.0g/dl未満を定義する
- *2:健力年齢<実年齢とは、体力測定結果(体力年齢・歩行年齢・脳体力®)のうち2項目以上が実年齢よりも若い事と定義する
- *3:1回量が、男性2合未満、女性1合未満と定義する
- *4:4段階評価中、大変満足・やや満足と回答した者の割合(2022年度は「どちらもでもない」を含む5段階評価で実施)
- *5:該当年度4月~3月の実績
- *6:ウォーキングイベント「とこチャレ」2022冬(3週間)の期間中平均
- *7:運動&コミュニケーション促進イベント「新ウェルチャレ」2023夏におけるウォーキングイベント選択者(25イベント計726名参加)の期間中平均
- *8:ウォーキング&睡眠改善イベント「とこチャレ2024睡眠+」(3週間)の期間中平均
- *9:社員同士が感謝を伝え合える、社内専用メッセージツール
新指標設定の背景
ウェルビーイングの実現には心身の健康が土台となると捉え、具体的な目標を設定することにより、社員一人ひとりが日々の生活を見直し、自走できることを目指した健康経営を進めています。近年、当社では、社員数の増加や平均年齢の上昇も見受けられ、より一層の社員の健康増進が重要と捉えています。そのため、2017年度から掲げている、生活習慣病のリスク要因となるメタボリックシンドローム脱出をはじめとした健康の土台となる8つの指標への取り組みを継続しながら、2025年度からは、内面の充実にも注視しマインド向上へとつながる新たな指標を4項目設定しました。
新指標に関しては、社員同士が感謝を伝え合える社内専用ツール「39(サンキュー)メッセージ」の活用や、学びを通したマインドの充実、また、時間外労働の削減、連続休暇取得の奨励を推進していきます。これらの多角的な施策を通じて、社員の内面からのウェルビーイングをより高め、サステナブルに人・社会・未来の世界を元気にしていけるよう努めてまいります。
直近5年間の主な取り組み
2021年 |
- 従業員と連携して優良な健康経営を実施している法人「健康経営優良法人(大規模法人部門(ホワイト500))」に認定
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2022年 |
- 「ロートグループ健康保険組合」設立
- 自律型人財への成長を促す新人事制度「ROHTO WAY2020」開始
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2023年 |
- 専属助産師・保健師による24時間対応健康相談窓口の開設「The CARE」
- 30歳以上の定期健康診断に「眼圧検査」を追加
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2024年 |
- 社員食堂提供メニューが「健康な食事・食環境(通称:スマートミール)認証」三ツ星(基準:しっかり)を取得
- 全社健康イベント「とこチャレ2024睡眠+」実施
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2025年 |
- 「健康経営銘柄」に、2度目の選定
- 「健康経営優良法人2025(ホワイト500)」に5年連続8度目の認定
- 「ROHTO Well-being LIFE宣言」の制定
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今後に向けて
人事総務部副部長 兼
サステナブル経営推進室副室長
山本明子
当社は創業以来、胃腸薬や目薬など、お客様の健康を支える製品を開発・提供し、早くから社員自身の健康こそが持続的な企業成長の礎であると考え、健康経営に注力してまいりました。生活習慣の改善やフィジカル面からの健康増進など、当社卒業後も社員が自身の人生を生き生きと過ごしてもらえるよう将来を見据えて取り組んでいます。このたび、2030年に向け、社員の「内面からの充実」をテーマに4つの新指標を追加し、心身両面からウェルビーイングを実現できることを目指してまいります。同時に、健康課題の解決に近道はないことをこれまでの経験から痛感しており、社員一人ひとりが自律的に健康と向き合う環境づくりが不可欠と考えます。今後も社員が主体的に健康経営に取り組める施策を拡充し社会へさらなる価値を提供してまいります。