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健康経営の推進で、社員の健康づくりと働き方改革をさらに加速

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健康経営の推進で、社員の健康づくりと働き方改革をさらに加速 ~身体スコアのみならず、月10時間を切る月間残業目標値を設定~

2017年4月3日

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭)は、「まず社員自身が健康であってこそ世の中へ良い商品やサービスが提供できる」という考えのもと、これまでも積極的に社員の健康づくりに取り組んでまいりました。このたび、2020年に向けての健康目標値を設定し、社員の心身の健康を維持・増進する取組と働き方改革を積極的に進めてまいります。肥満や血糖値、高血圧などの生活習慣病指標に加えて、低体重や貧血など女性特有の項目も重点指標として設定。さらに残業時間や有給取得率などライフワークバランスに関する指標も目標として盛り込むことで、当社の健康経営の取組成果を多角的な視点で評価していきます。今後、各項目の進捗状況を毎年度ごとに報告させていただきます。(毎年4月を予定)

※各項目の有所見判定条件について
肥満:BMI 25以上、低体重:BMI 18.5未満、血糖値:空腹時血糖110mg/dl以上またはHbA1C 5.9以上、高血圧:収縮期圧140mmHg以上または拡張期圧90mmHg以上、貧血:血色素量(Hb)10.9g/dl未満
全国平均有所見率 出典データ元:厚生労働省 平成27年度 国民健康・栄養調査

当社が目指す“真の健康”と“健康人財の育成”

当社の考える“健康”とは、単に病気でない、ということだけではありません。心身の健康を基盤として、情熱(働き甲斐・生きがい)を持って日々の仕事に取り組むことができてこそ“真の健康”であり、そういった社員が世の中の健康を支えていく“健康人財”であると考えています。
当社は、健康人財の基盤である“心身の健康づくり”に積極的に取組み、社員の心身の健康だけでなく、働き方改革を通して、働き甲斐の創出、職場の活性化にも積極的に取り組んでまいります。

(社員)

心身の健康を基盤として、活き活きと働き甲斐・やりがいを持って毎日を過ごしている = 健康人材

(会社)

健康人材で溢れ、世の中を健康にするための挑戦を続け、社会の健康を支える存在となる = 健康企業

今後について

  1. 女性社員の“低体重”と“貧血”への対策
    当社は女性社員が約6割を占め、出産後もほぼ100%の女性が仕事を続けていることから、「女性の健康」に着目した取り組みを健康経営の重要テーマとして積極的に取り組んできました。しかし、BMI 18.5未満の低体重女性の割合は改善傾向にあるものの未だ全国平均よりも割合が多く、また近年では貧血症状の女性社員の割合が増加傾向にあるなど、女性特有の健康課題が明らかになってきています。当社は昨年7月、女性に不足しがちな栄養素を考えたオリジナル朝食を提供する朝活の推進に取り組んでおり、今年度も実施を予定しています。さらに、今月からは「女性の貧血対策」の一貫として社員食堂内にヘモグロビン値を推定できる測定機器を設置し、貧血度チェックの測定イベントを開催予定です。測定後には「鉄分UPの貧血対策メニュー」を食堂で提供したり貧血対策メニューカードを配布したりすることで、貧血に対する課題認識や改善意識を高める取組を行ってまいります。
  2. 隠れ糖尿病と“血糖値スパイク”への対策
    当社の血糖値有所見率は男性11%、女性4.9%で全国平均より低く、健康診断結果上では問題がないものの、有所見判定のライン境界域ぎりぎりの“糖尿病予備軍”が多く存在しており、特に50代男性に限っては、2人に1人が糖尿病予備軍以上に該当することが分かっています。さらに糖尿病予備軍の中には、健康診断の血糖値では問題がないものの、食後急激に血糖値が上昇し、やがて正常値に戻る“血糖値スパイク”と呼ばれる症状が生じている可能性があるのではないかと考え、今年度から希望社員を対象に2週間、15分ごとに血糖値を継続的に測定する取組を行い、糖尿病予防と血糖値スパイク対策の取組を全社的に行ってまいります。
  3. 連続休暇取得推奨の取組(4+1連続休暇制度)
    当社は、社員のライフワークバランス向上の一貫として、年次有給休暇を4日連続で取得した場合、続けて1日の特別休暇(プラスワン休暇)を会社が付与し、計5営業日の連続休暇を取得できる制度を4月から実施します(土日と合わせると、9連休の連続休暇が取得可能)。心身のリフレッシュや自己研鑽などに活用できる時間を持つことで、社員の働き甲斐の創出につながると考えております。