ロート製薬×デジタルハーツホールディングス
eスポーツで協業を開始
~選手のヘルスケア支援等を通じてeスポーツ産業を振興~
2019年10月1日
ロート製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:杉本 雅史、以下「ロート製薬」)と株式会社デジタルハーツホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長CEO:玉塚
元一、以下「デジタルハーツホールディングス」)は、eスポーツを新たなエンターテインメントとしてゲームファンのみならず幅広い層に広めることを目的に、2019年10月1日より協業を開始します。
日本におけるeスポーツの可能性
昨今eスポーツは、「いきいき茨城ゆめ国体2019」の文化プログラムに初めて採用されたり、2020年には東京都主催のイベント「東京eスポーツフェスタ」の開催が予定されるなど、国内においても盛り上がりを見せています。eスポーツは、観客の興奮を誘うような高度な技の応酬や最後まで勝敗がわからない白熱した戦いが人々に感動を与えるだけではなく、年齢や性別、障害を越え誰もが同じ条件で対戦できるという可能性を秘めています。その一方、野球やサッカーのように“スポーツ”として本格的に普及するにはまだ至っておらず、ゲームに対して様々なイメージがあることに加え、選手育成のためのトレーニングメニューや健康面でのサポート体制が不充分なケースも多くみられるなど、課題もあるのが現状です。そのため、従来のスポーツにはないeスポーツ独自の魅力や可能性を最大化するためには、これらの課題解決に向け少しずつでも取り組むことが重要となっています。
両社のこれまでの取り組みと今後の展望
ロート製薬はこれまで、スポーツも健康を支える一つの要素として考えており、1970年代から様々な取り組みを行ってきました。中でも、eスポーツは強力な若者との接点の一つであると捉え、産業振興を願いながら、一部の選手や高校生対象の全国大会への協賛を通じてeスポーツを支援しています。デジタルハーツホールディングスでは、eスポーツ関連の業界団体への参画や世界最大級の格闘ゲーム大会「Evolution Championship Series(略称:「EVO」)」の日本誘致等を通じ、日本におけるeスポーツの普及に積極的に取り組んでまいりました。さらに、ゲーム好きをはじめとする約8,000名のテスト人材の中から選抜した実業団チームを組成し、選手の技術向上及び生活の安定を両立できる新しいキャリア形成に注力しています。
これらのロート製薬の健康にまつわる取り組みやデジタルハーツホールディングスのeスポーツへの取り組みを掛け合わせることで、eスポーツの普及拡大に向けた従来にはない新しい取り組みの推進が見込めることから、この度協業することといたしました。今後、両社では、ヘルスケア関連の商品・サービスの提供等による選手の身体面・精神面でのサポートに加え、選手やYouTuberによる幅広い層に向けたeスポーツの魅力の発信、さらには、eスポーツを切り口とした子どもたちへの職業体験の場を提供する試みなどを通じ、日本におけるeスポーツの振興への貢献を目指してまいります。