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オリジナルプログラム「ロートレ」で運動習慣・生活習慣に変化

サステナビリティ

社員の健康づくりのポイントは、“仲間と励まし高め合いながら” オリジナルプログラム「ロートレ」で運動習慣・生活習慣に変化

2022年1月24日

ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)は、「わたしたち社員自身が健康であってこそ世の中へ良い商品やサービスが提供できる」という考えのもと、2021年5月に、2023年に向けて8つの健康目標値を設定しています。その中の一つ、運動目標の達成に向け、2021年7月1日~8月10日にて、「ロートレ(ROHTO TRAINING MISSION)」として開催しました。仲間と励まし高め合いながら取り組むロート流の取り組みの結果、運動習慣、食事習慣が改善もしましたので、ご報告いたします。

背景

コロナ禍が続く中、ロート社員の健康意識等の実態を、運動・食事・睡眠・メンタルの4つの軸でアンケート調査を実施した結果、コロナ禍で体重の増加や運動習慣が低下している事実が分かりました。

ロート調査(N=1,019)

  • 全体の26.9%が体重増加していました。これはほぼすべての年代において確認でき、年代が上がるにつれてその割合の増加傾向があることが分かりました。
  • 30分間の運動習慣と体重変化を見たときに、運動習慣の頻度が高い人ほど、体重増加をした人が少ないことが分かりました。
  • 自宅でのトレーニングが増えて、スポーツジムなどでのトレーニングが減少したことが分かりました。

取り組み内容

期間 2021年7月1日~8月10日
目的 仲間と励ましあいながら運動習慣を身につける
参加者 合計 181名
  1. がっつり筋トレコース:27名 週に1回のオンラインライブトレーニング、毎日の運動・食事ミッション参加
  2. しなやか減量コース:79名 週に1回のオンラインライブトレーニング、毎日の運動・食事ミッション参加
  3. 運動習慣化コース:75名 30分以上の運動を週に2回実施、オンラインライブトレーニング参加推奨

3全コースにおいて、運動と食事のミッションコーディネートは、健康経営推進Gの管理栄養士兼健康運動指導士の資格をもつ社員が実施をしました。

参加者には、個々専用サイト上で毎日ミッションが発動します。運動、食事についてのミッションを達成したら、健康社内通貨「ARUCO(アルコ)」を取得することができます。さらに、同じ目標のグループメンバーにシェアすると、「ARUCO」を追加で取得することができます。加えて、グループメンバー全員がミッションを達成すると、「ボーナスARUCO」を取得できる仕組みで、仲間と励まし合いながら続けました。

成果

「1日30分以上の運動」の頻度が高くなりました。

  • 週4~5日:参加前 7% → 参加後 21%
  • 週2~3日:参加前 34% → 参加後 44%

「生活習慣に変化」を感じることができました。

  • 運動習慣が変化 58%
  • 食事習慣が変化 23%

「自社のプロテイン商品を使ったチャレンジ」

「ロートレ」企画の一環として、2.しなやか減量コースに参加した方の中から、希望者に自社のプロテイン商品を配布して、たんぱく質摂取時の運動による効果を評価しました。
21年7月1日~8月10日の期間、日々の運動前もしくは朝食時にプロテインを摂取して決められた運動プログラムを行いました。
この期間、体組成計による体重、体脂肪、筋肉量、BMI、ウエスト径の測定、およびアンケートによる汗、代謝、爪、髪、肌、体調について調査しました。
その結果、モニター試験期間中の「プロテイン摂取率9割以上、運動タスク実施7割以上達成者(n=9)」の方では、体重、体脂肪、ウエスト径は減少し、筋肉量は増加しました。たんぱく質を摂取しながら運動することで、筋肉量を維持・または増加させながら、体重・体脂肪・ウエスト径を減少させる傾向があることが分かりました。

n=9 ave 対スタート値(%) 対スタート値(実数値)
体重 97.4 -14.3kg
体脂肪 94.3 -1.60%
筋肉量 101.4 0.40kg
ウエスト 95.1 -3.80cm

その他 仲間とともに取り組んだ活動の紹介

当社では、一人ひとりの健康づくりにおいて、共に支え高め合う仲間と取り組むことを大切にしています。「諦めずに最後まで取り組むことができた」など成果だけではなく、「会話のきっかけとなる」などのコミュニケーション量の増加などにも寄与すると考えています。近年行っている取り組みの一部をご紹介いたします。

とこチャレ

2021年11月15日~12月5日まで、「1日8,000歩、20分以上の早歩き」にチャレンジするウォーキングイベント「とこチャレ」を全社員でチーム制にて実施しました。結果、平均1日8,000歩、20分以上の早歩きを達成した人は、889人/1,701人(52.3%)と半数以上が達成し、過去実施した「とこチャレ」の中では最高の達成率になりました。

※チーム戦…各部署単位などで約10名ほどのチームを作り、チームで対抗戦を実施
メタボ脱出チャレンジ

運動や食生活、その他おすすめの生活習慣をリストアップした「ロートオリジナルメソッド」※1を基に、各人が掲げた目標の達成を目指して、生活改善を行う「メタボ脱出チャレンジ」企画を実施。21年2月~先行して社員9名(任意)が3か月間にわたり挑戦しました。健康社内通貨「ARUCO」と応援メッセージを周囲の社員から募ることにより、挑戦者にとって励みとなり、挑戦者全員が自身で掲げた目標を達成※2という成果へ繋がりました。第1弾の挑戦者がアドバイザーとなり次の挑戦者を支援する「メタボ脱出チャレンジ第2弾」や、食物繊維&乳酸菌配合の給茶機の導入、健康的なおやつの導入、社員食堂の健康メニュー提案など、社員の健康サポートを進めています。

※1:当社健康管理室とともに独自で作成。食事を中心に運動や生活習慣の目安をレベル別に設定
※2:挑戦者9名の成果として、チャレンジ期間の3か月間で合計体重64㎏減、体脂肪率48.9%減、BMI14.8減となりました。
卒煙ダービー

2018年社内公募による卒煙プロジェクトからの発案によって生まれた卒煙推進イベントです。卒煙意向のある従業員がエントリーし、3ヶ月間にわたって一緒に卒煙に取り組みます。その期間中、参加者以外の従業員は「卒煙サポーター」として参加者1名を選択し、3ヶ月間の卒煙を応援・励ましながら協力して卒煙完走を目指す、取組みです。喫煙習慣のある参加者同士が悩みや決意を共有し、卒煙取組の効果的な方法などを共有することで、卒煙に成功しています。
ほか、2007年1月~は、事業所内喫煙所の廃止および事業所内全面禁煙、2018年~採用時の喫煙時の喫煙習慣および卒煙意向の確認、2019年1月~ノースモーキング手当及び卒煙手当の支給(「健康社内通貨 ARUCO(アルコ)」:2021年8月終了)、2019年4月~「禁煙推進企業コンソーシアム」参画して、取り組んでいます。

今後について

当社は、社員が自ら前向きに健康であり続けようとする「きっかけづくり」に注力しながら、一人ひとりのポジティブなエネルギーが世の中に伝わり、社会そして次世代へと健康の輪を広げていきます。