オーピーバイオファクトリーとの資本業務提携契約締結のお知らせ

経営

オーピーバイオファクトリーとの資本業務提携契約締結のお知らせ

2025年9月1日

ロート製薬株式会社(本社:大阪市生野区、代表取締役社長:瀬木英俊)は、海洋微細藻類の研究開発を推進するオーピーバイオファクトリー株式会社(本社:沖縄県うるま市、代表取締役:金本昭彦、以下「OPBio」)と資本業務提携契約を締結いたしましたのでお知らせします。

提携の背景と目的

当社は、未知のものを解き明かそうとする情熱と科学的思考を原動力に、お客様や患者さんのニーズに対し新たな価値を提案するべく、新たな挑戦に果敢に取り組んでいます。この姿勢は、私たちの企業文化に深く根付いており、この「サイエンスベースな企業体質」をさらに強化していくことで、一般用医薬品や化粧品などのセルフケア領域の事業のみならず医療用医薬品、再生医療事業等メディカル領域まで広げ、世界中の人々のウェルビーイングな暮らしの実現に貢献すべく邁進しています。
OPBioは、2006年の創業以来、沖縄の豊かな海洋資源を活用し、未利用生物資源の探索から成分分析、スケールアップ培養、製品化に至るまで一貫して取り組んでまいりました。特に、微細藻類「パブロバ」に代表される機能性成分(フコキサンチン、EPA等)の社会実装を推進しております。
両社はこれまで研究開発において協力を進めてまいりましたが、本資本業務提携を機に協力関係をさらに強化し、研究開発から事業化までをスピードアップさせることで、社会課題の解決と持続可能な成長の実現を目指します。

久米島藻類農園「FARMO(ファーモ)」との連携による地域循環型モデルの構築

本提携では、OPbio の2 社連携を推進いたします。
また、当社グループ会社である株式会社ロート・F・沖縄(沖縄県うるま市、社長:中原剣)の運営 する沖縄県久米島町の久米島藻類農園「FARMO」を活用しながら、
再生可能エネルギーや海洋深層水など地域資源を活かした循環型モデルを推進しており、当社の製品開発力とOPBioの培養技術を組み合わせることで、地域発の産業創出と雇用拡大を実現し、ウェルビーイングな地域社会の構築に貢献してまいります。
特に、微細藻類を活用した新素材・新製品の開発を久米島からグローバルに展開することで、「海洋資源の持続的活用モデル」の実証を進め、国内外への発信拠点としての役割を強化してまいります。

今後の展開

  • 微細藻類由来の新規機能性素材の共同開発
  • 化粧品・食品・医薬品領域における応用展開
  • 久米島 藻類農園「FARMO」と連携した地域循環型の事業モデル構築
  • グローバル市場を見据えた事業展開の加速

オーピーバイオファクトリー株式会社について

所在地 沖縄県うるま市字州崎5番8
設立 2006年
代表者 代表取締役 金本昭彦
事業内容 海洋生物資源の探索・培養・分析、機能性成分開発、共同研究開発、製品化支援
URL https://www.opbio.com/

業績への影響

本件が2025年度の当社連結業績に与える影響は軽微です。今後、公表すべき事項が生じた場合は、速やかにお知らせいたします。