社員一人ひとりがダイバーシティの重要性を理解し、多様な人財が活躍できる企業風土を醸成するとともに、心理的安全性の高い職場づくりを推進します。また、人種、民族、年齢、宗教、信条、性別、国籍、社会的身分、障がいの有無、性的指向、ジェンダーアイデンティティ、身体的特徴、疾病の有無などを理由とする差別やハラスメントを容認せず、多様性を尊重し、多様な人財の採用・育成・登用を積極的に推進します。
※重点課題
- 女性活躍推進、障がい者雇用、グローバル、シニア人財の活躍推進
- LGBTQ+への取組み、多様な働き方の推進
女性活躍推進
女性社員が全体の約6割を占める当社では、女性一人ひとりがより活き活き働くことを応援するべく、安心して働きやすい環境を整えることが重要と考えております。育児休暇取得や復帰についても高い水準を維持し、婦人科検診無料化や介護休暇など、バックアップする制度も充実させています。当社のマザー工場のある上野テクノセンター(三重県)には、従業員用の保育施設も併設しており、安心して働ける環境づくりにも努めています。女性活躍を長年推進してきたことにより、女性管理職比率は3割以上と高水準となっています。性別に関わらず、すべての社員が活躍できる組織づくりを推進しています。
女性管理職比率の推移
グローバル人財
ロートグループの従業員数9,144名に占める外国籍従業員比率は68%(2025年3月時点)であり、海外グループ会社では、各国・地域の従業員が現地の生活者に寄り添い、生活習慣や嗜好にあった製品・サービスの提案をする等、活躍をしています。多様なお客様の価値観を理解し、真に必要とされる製品・サービスを提供できるアイデアや新しい価値を生み出すチームワークを大切にし、グローバル人財の登用と社内インクルージョンの取り組みを推進しています。
LGBTQ+への取り組み
当社は従業員の多様性を認識し、互いに尊重することでWell-beingを感じられる風土を推進するため、2022年1月に「同性パートナー登録制度」を導入しました。同性パートナーは特別休暇、育児休業規則、介護休業規則、慶弔慰金規則の適用、および保養所の利用が認められ、社内独自の遺族補償を受ける際にも同性パートナーを指定することが可能です。2024年9月には、「性的指向と性自認の多様性に関する行動ガイドライン」を策定し、すべての役員および従業員に向けて発信しました。さらに、一般社団法人work with Prideが策定した職場におけるLGBTQ+への取り組みの評価指標「PRIDE指標2024」においてシルバー認定を取得しました。
また、全従業員を対象にコンプライアンスに関する動画研修や事例・事件紹介などを社内イントラネットで公開しています。さらに、採用および人事関連部門の担当者を対象にLGBTQ+やSOGIへの理解を促進するための外部研修の受講を推奨しています。今後もLGBTQ+を含むすべての人が活躍できる職場環境の整備や制度の検討を進め、従業員の啓発活動にも積極的に取り組んでいきます。
レインボーハート付きロゴのデザインについて
ハートで広がる共感と尊重。コーポレートスローガン「ロートは、ハートだ。」に基づき、ハートをモチーフにしたデザインでLGBTQ+コミュニティへのサポートと包括的な姿勢を視覚的に表現しています。ハートが象徴する温かさと力強さは、企業の使命感や思いやりの精神を体現し、LGBTQ+の多様性を受け入れ、共感と尊重をもって進む姿勢を示しています。
障がい者雇用
障がいの有無にかかわらず、すべての社員が個々の能力を最大限に発揮できる環境づくりを推進しています。特性に応じたサテライトオフィスの活用による雇用機会の創出や、個人の成長を重視した職域拡大を進めています。また、インクルーシブな取り組みに関する社内発信を通じて、社員一人ひとりの心理的安全性を高める企業風土の醸成にも力を入れています。