Open

間葉系幹細胞培養用AOF培地

RSTEM

商品名:R:STEM Medium for hMSC High Growth(Ref. No. EM1-500)
FIRM
ISO 20399※1を適用規格とするFIRMマーク認証(認証番号:CAM-0001)を国内で初めて取得したAOF培地※2(Animal Origin Free)

細胞治療製品及び遺伝子治療製品の製造時に使用する補助材料 一般要求事項

R:STEM Medium for hMSC High Growth(Ref. No. EM1-500)

認証された製品は日本国内で製造されたものに限られます

ロート製薬オリジナル完全AOF培地「R:STEM」が国内でFIRMマーク認証第一号を取得 5月17日に認証授与式が開催されました。詳細はこちら

AOF培地
  • 血清等に起因するウイルス等のリスクを低減
    ヒト・動物由来原料を含まない
  • EVs等による細胞の性質変化のリスクを低減
    培地中にEVsを含まない
  • 細胞増殖能の低下等、細胞への毒性を低減
    抗生物質を含まない
  • ロットチェックの手間を軽減
    化学定義可能な成分を使用しているためばらつきが少ない
  • サプリメントの添加等、前処理の手間を軽減
    Ready-to-use培地で解凍後すぐに使用可能
培地製造に際する
各工程の品質を徹底管理
特長
  • ISO 20399を適用規格とするFIRMマーク認証を取得
  • 再生医療等製品材料適格性確認書取得済み
  • ヒト・動物由来原料不含の無血清培地
  • 初代培養可能
  • hMSCの優れた培養性能(脂肪由来・臍帯由来)
  • ロット間差が小さい
  • 培地中のEVs量が検出限界以下
  • 抗生物質を含まない
  • Ready-to-use培地で解凍後すぐに使用可能

培地中に含まれるEVs量の測定

結果

R:STEM(EM1-500)中のEVs量は検出限界以下である

培地中に含まれるEVs量の測定
ピンチアウトで拡大

R:STEM(EM1-500)または市販Xeno-free培地中に含まれるEVs量をCD9 / CD63 ELISA kitにて測定した。

(Mann-Whitney U test, *p<0.05)

細胞培養の安定性

結果

R:STEM(EM1-500)はロット差が小さく細胞培養時のばらつきが最小限に抑えられる

細胞培養の安定性(PDL)
ピンチアウトで拡大
細胞培養の安定性(PDT)
ピンチアウトで拡大

脂肪由来hMSCsをR:STEM(EM1-500)3ロットでPassage 2からPassage 4まで培養し、Passage 4の細胞について経時的に算出した細胞集団倍加数(population doubling level: PDL)、細胞倍化時間(population doubling time:PDT)で細胞増殖能を評価した。

脂肪由来hMSCsの細胞増殖試験

結果

R:STEM(EM1-500)は脂肪由来hMSCsを増殖させる

脂肪由来hMSCsの細胞増殖試験(PDL)
ピンチアウトで拡大
脂肪由来hMSCsの細胞増殖試験(PDT)
ピンチアウトで拡大

脂肪由来hMSCsをR:STEM(EM1-500)または市販AOF培地、市販Xeno-free培地を用いてPassage 2からPassage 4まで連続的に培養し、経時的に算出した細胞集団倍加数(population doubling level: PDL)、細胞倍化時間(population doubling time: PDT)で細胞増殖能を評価し、細胞状態の観察を行った。

(Kruskal-Wallis test, n.s.)

day10:passege 4 写真 市販AOF培地 day10:passege 4 写真 市販Xeno-free培地 day10:passege 4 写真 R:STEM
ピンチアウトで拡大

脂肪由来hMSCsのヒトMSC関連表面マーカーの解析

結果

R:STEM(EM1-500)で培養した脂肪由来hMSCsは
国際細胞治療学会のヒトMSCの基準を満たしている

ピンチアウトで拡大
ピンチアウトで拡大

脂肪由来hMSCsをR:STEM(EM1-500)でPassage 2からPassage 4まで培養し、Passage 4の細胞についてflow cytometryを用いて国際細胞治療学会の定めるMSC関連表面マーカー(陽性マーカー CD73, CD90, CD105:>95%、陰性マーカー CD11b, CD34, CD45, HLADR:<2%)を解析した。

脂肪由来hMSCsの分化能の検討

結果

R:STEM(EM1-500)で培養した脂肪由来hMSCsは
3方向分化能を有する

脂肪分化 骨分化 軟骨分化
ピンチアウトで拡大

脂肪由来hMSCsをR:STEM(EM1-500)でPassage 2からPassage 4まで培養し、Passage 4の細胞について脂肪・骨・軟骨細胞への分化誘導を行った。
分化度はオイルレッドO染色、アリザリンレッド染色、アルシアンブルー染色により評価した。

脂肪由来hMSCsの核型解析

結果

R:STEM(EM1-500)は脂肪由来hMSCsの染色体へ影響を与えない

染色体分裂像 カリオグラム
ピンチアウトで拡大

脂肪由来hMSCsをR:STEM(EM1-500)でPassage 2からPassage 4まで培養し、Passage 4の細胞についてG-band分染法で染色後、ランダムに8細胞についてカリオタイピングを行った。

脂肪由来hMSCsのEVs産生能の評価

結果

R:STEM(EM1-500)は脂肪由来hMSCsのEVs産生能を促進させる

脂肪由来hMSCsのEVs産生能の評価/1細胞あたりのEVs産生量(pg)
ピンチアウトで拡大
脂肪由来hMSCsのEVs産生能の評価/1細胞あたりのEvs分泌数
ピンチアウトで拡大

脂肪由来hMSCsをR:STEM(EM1-500)または市販AOF培地でPassage 2からPassage 4まで培養し、Passage 4の細胞について培養を行った際の培養上清中に含まれるEVs量をCD9 / CD63 ELISA kit、ExoCounterにて測定した。

(Mann-Whitney U test, *p<0.05)

脂肪由来hMSCsのHGF産生能の評価

結果

R:STEM(EM1-500)は脂肪由来hMSCsのHGF産生能を促進させる

脂肪由来hMSCsのHGF産生能の評価
ピンチアウトで拡大

脂肪由来hMSCsをR:STEM(EM1-500)または市販AOF培地、市販Xeno-free培地でPassage 2からPassage 4まで培養し、Passage 4の細胞について培養を行った際の培養上清中に含まれるHGF量をHGF ELISA kitにて測定した。

(Steel’s test, *p<0.05)

臍帯由来hMSCsの細胞増殖試験

結果

R:STEM(EM1-500)は臍帯由来hMSCsを増殖させる

臍帯由来hMSCsの細胞増殖試験(PDL)
ピンチアウトで拡大

臍帯由来hMSCsをR:STEM(EM1-500)または市販AOF培地、市販Xeno-free培地を用いてPassage 2からPassage 4まで連続的に培養し、経時的に算出した細胞集団倍加数(population doubling level: PDL) で細胞増殖能を評価 し、細胞状態の観察を行った。

(Kruskal-Wallis test, n.s.)

day10:passage 4 写真 競合A(市販AOF培地) day10:passage 4 写真 競合B(市販Xeno-free培地) day10:passage 4 写真 R:STEM
ピンチアウトで拡大

臍帯由来hMSCsのヒトMSC関連表面マーカーの解析

結果

R:STEM(EM1-500)で培養した臍帯由来hMSCsは
国際細胞治療学会のヒトMSCの基準を満たしている

ピンチアウトで拡大
ピンチアウトで拡大

臍帯由来hMSCsをR:STEM(EM1-500)でPassage 2からPassage 4まで培養し、Passage 4の細胞についてflow cytometryを用いて国際細胞治療学会の定めるMSC関連表面マーカー(陽性マーカー CD73, CD90, CD105:>95%、陰性マーカー CD11b, CD34, CD45, HLADR:<2%)を解析した。

臍帯由来hMSCsのEVs産生能の評価

結果

R:STEM(EM1-500)は臍帯由来hMSCsのEVs産生能を促進させる

臍帯由来hMSCsのEVs産生能の評価/1細胞あたりのEVs産生量(pg)
ピンチアウトで拡大
臍帯由来hMSCsのEVs産生能の評価/1細胞あたりのEvs分泌数
ピンチアウトで拡大

臍帯由来hMSCsをR:STEM(EM1-500)または市販AOF培地でPassage 2からPassage 4まで培養し、Passage 4の細胞について培養を行った際の培養上清中に含まれるEVs量をCD9 / CD63 ELISA kit、ExoCounterにて測定した。

(Mann-Whitney U test, *p<0.05)

臍帯由来hMSCsのHGF産生能の評価

結果

R:STEM(EM1-500)は臍帯由来hMSCsのHGF産生能を促進させる

臍帯由来hMSCsのHGF産生能の評価
ピンチアウトで拡大

臍帯由来hMSCsをR:STEM(EM1-500)または市販AOF培地、市販Xeno-free培地でPassage 2からPassage 4まで培養し、Passage 4の細胞について培養を行った際の培養上清中に含まれるHGF量をHGF ELISA kitにて測定した。

(Steel’s test, *p<0.05)

※掲載のデータは全て当社で取得したものです。