NEVER SAY NEVER ロート製薬

PART1 世界中で研究・臨床が加速人類の未来を救う“再生医療”

いま最も注目される革新的治療

いま、世界中で再生医療の研究、臨床応用が加速度的に進んでいます。
日本では、2012年に京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞(人工多能性幹細胞)の発明によりノーベル医学生理学賞を受賞し、その存在と研究意義が広く知れ渡るようになりました。再生医療とは、病気やケガなどによって失われた組織や臓器を再生させ、機能を回復させようという医療のこと。従来の医療では、義肢や人工関節を用いたり、他人の臓器による移植などが行われてきましたが、これらの方法には臓器移植後の拒絶反応、また倫理面など多くの課題が残されています。これに対し、現在世界中の研究者がしのぎを削っているのが再生医療へつながる研究分野。従来医療の課題を克服し、新たな治療の可能性を広げると注目を集めています。
2014年には世界で初めてiPS細胞からつくった網膜色素上皮細胞の移植手術が行われ、次世代の再生医療の扉を開く大きな一歩を踏み出しました。今後もパーキンソン病や、心不全の患者さんへの臨床研究が計画されており、20年後には心臓や腎臓などの臓器を丸ごとつくることも可能では?と、大きな期待が寄せられています。

実用化、産業化に向け広がる研究開発

再生医療で特に期待が高いのは幹細胞と呼ばれる特殊な細胞を利用した治療。中でも、生体に存在する体性幹細胞に着目した研究が近年盛んに行われています。体性幹細胞での治療は、安全性が高いと言われており、倫理上の問題もないため大きな期待が寄せられています。
幹細胞による再生医療の研究、開発において、ロート製薬でも昨今注目を浴びている体性幹細胞の実用化を促進するため、2013年に「再生医療研究企画部」を新設。体性幹細胞の中でも脂肪幹細胞に着目し、難治性疾患や希少疾患などの治療に貢献する医薬品の早期実用化を目指しています。さらに医学の世界だけに限らず、ロート製薬では、かねてよりアンチエイジング化粧品開発のために皮膚幹細胞の研究、皮膚疾患の遺伝子研究、iPS細胞の研究に取り組み、その成果を残してきました。
また、美容の世界においても再生医療を応用した技術はすでに実用化され、豊胸術や肌のしわなどを改善するアンチエイジング治療、薄毛治療などが普及しつつあります。

Beauty Column

叶わなかった治療が可能に?!

再生医療がこれだけ注目されているのは、いままで治らなかった病気が治るのではという期待からですが、そういう意味では美容においても同じような期待ができるのではないでしょうか。現在はヒアルロン酸やボトックスといった治療がとても人気で効果も高いですが、再生医療の考えを取り入れることで、例えばヒアルロン酸治療では対処できないような目元の細かい小じわが改善されるなど、治療分野やその効果で多くの可能性が広がると思います。美容の世界の再生医療はまだまだ始まったばかりですが、今後の進展にとても大きな期待をしています。

美容皮膚科医アオハルクリニック院長小柳衣吏子先生

美容皮膚科医
アオハルクリニック院長

小柳衣吏子先生

六本木けやき坂にある美容皮膚科アオハルクリニック院長。ウェルエイジングを追及した美容医療を得意とし、雑誌やWEBでの執筆多数。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会専門医