2024年に向けて、生活習慣病のリスク要因となるメタボリックシンドロームや運動習慣の改善をはじめとした健康のベースとなる8つの指標を掲げています。身体の健康を基礎として、Well-being向上を実現する健康経営を進めています。
*1:貧血とはヘモグロビン値12.0g/dl未満を定義する
*2:健全年齢<実年齢とは体力測定結果(体力年齢・歩行年齢・脳活年齢)を実年齢よりも若い事と定義する
*3:1回量が、男性2合未満、女性1合未満と定義する
*4:2024年指標より追加。5段階評価中、大変満足・やや満足と回答した者の割合(2023年度は「どちらでもない」の選択肢を除いた4段階評価で実施)
*5:該当年度4月~3月の実績
*6:ウォーキングイベント「とこチャレ」2021秋(3週間)の期間中平均
*7:ウォーキングイベント「とこチャレ」2022冬(3週間)の期間中平均
*8:運動&コミュニケーション促進イベント「新ウェルチャレ」2023夏におけるウォーキングイベント選択者(25イベント計726名参加)の期間中平均
2021年度の取り組み
健康経営の取り組み
4月 |
- ウォーキングイベントとこチャレ2021春:参加者1420人(参加率76.5%)
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5月 |
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6月 |
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7月 |
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9月 |
- 体力測定(~12月):参加者1556人(参加率88.9%)
- ストレスチェック(受検率94.6%)
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11月 |
- ウォーキングイベントとこチャレ2021秋:参加者1701人(参加率95.5%)
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12月 |
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2月 |
3月 |
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通年実施
- 定期健康診断(受診率99.9%)
- 朝のオリジナル体操
- 健康ドリル
外部評価
- 健康経営優良法人2022 ホワイト500認定
- スポーツエールカンパニー2022 ブロンズ プラス認定(認定番号:2022586)
- 第3回関西スポーツ応援企業 健康経営賞受賞
2022年度の取り組み
健康経営の取り組み
4月 |
- 朝のドリルにあわせて週ごとに健康ミッション(食事&休養)配信開始
- ウォーキングイベント フレッシュマンとこチャレ春:参加者81人(1~3年目までの社員全員)
- パーソナル睡眠チェック
- 睡眠改善セミナー
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5月 |
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6月 |
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7月 |
- ストレスチェック(受検率:96.8%)
- ストレスチェック後 セルフケア動画配信
- 腰痛・肩こり改善オンラインエクササイズ(~9月)
- 本社朝活(腰痛・肩こり改善体操)
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8月 |
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9月 |
- とこチャレ個人戦実施:参加者1023名(参加率49.8%)
- 体力測定(~12月):参加者1649人(参加率90%)
- 男性育休セミナー
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10月 |
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11月 |
- ラインケア研修:(参加率78%)
- 全社イベント「ロートフレンドパーク」実施
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12月 |
- 専属助産師・保健師による24時間対応健康相談窓口の開設「The CARE」
- パワーナップ部屋の整備(本社)
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1月 |
- 第9回トコチャレ実施:参加者1752名(参加率97.7%)
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3月 |
- Women's Healthセミナー 参加者84名
- 選んで挑戦!ロート流・脱メタボプログラム実施(~6月)
- ウェルビーイングセミナースタンプ施策開始(2023年3月~24年3月)
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通年実施
- 定期健康診断(受診率:100%)
- 朝のオリジナル体操
- 健康ドリル(参加率91%、1日あたり平均548名回答、最高1日あたり1535名回答)
- 健康ミッション
外部評価
- 健康経営優良法人2023 ホワイト500認定
- スポーツエールカンパニー2023 ブロンズ プラス認定(認定番号:2023758)
2023年度の取り組み
健康経営の取り組み
4月 |
- セルフケア研修(新入社員対象)
- デジタルウェルビーイングセミナー 参加者60名、満足度100%(やや満足以上)
- ウォーキングイベントフレッシュマンとこチャレ春:参加者97人(1~2年目までの社員全員、人事総務部)
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5月 |
- 新任管理職向けラインケア研修(参加率100%)
- 睡眠改善プログラム2023年度 第1期実施
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6月 |
- 運動&コミュニケーション増進施策 新ウェルチャレ:参加者2010名(参加率98.5%)
- ウォーキングセミナー:参加者62名(満足度100%)
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7月 |
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8月 |
- WHLセミナー「包括的性教育とプレコンセプションケア」
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9月 |
- 体力測定(~12月、参加者1767名、参加率92.7%)
- 睡眠改善プログラム2023年度 第2期実施
- ストレスチェック(受検率:98.8%)
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10月 |
- カルシウム摂取サポート(カルシウムサプリの購入補助)
- 貧血対策サポート(鉄分ゼリーの購入補助)
- 全社運動会 (参加者1540名、満足度90.7%)
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11月 |
- 健康リテラシー・専門知識習得研修「ヘルスケアマイスター(フェムケア)」(受講者331名)
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12月 |
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2月 |
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通年実施
- 定期健康診断(受診率:100%)
- 歯科検診
- 健康ドリル(参加率 84.5%、1日あたり平均667名回答、最高1日あたり859名回答)
- 健康ミッション
外部評価
- 健康経営優良法人2024 ホワイト500認定
- スポーツエールカンパニー2024 シルバー プラス認定(認定番号:20240983)
2024年度の取り組み
健康経営の取り組み
4月 |
- セルフケア研修(新入社員対象)
- 新任管理職向けマネジメント研修(参加率100%)
- 全社ウォーキングイベント「フレッシュマンとこチャレ春」(新入社員の参加率100%)
- 介護と仕事の両立支援:外部相談窓口の開設
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5月 |
- 全社健康イベント「とこチャレ2024睡眠+」(参加率94%、満足度81%)
- 睡眠セミナー動画配信(視聴率66%)
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6月 |
- 始業時の体操に“下肢筋力を鍛える体操”を導入
- ヘモグロビン測定イベント(本社)
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7月 |
- 会議前1分間ストレッチ施策の開始
- 全社体力・知力向上イベント「ロートクエスト」実施(参加者1306名)
- 介護と仕事の両立支援セミナー実施(参加者141名)
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8月 |
- 禁煙チャレンジ施策:ロートグループ健康保険組合(保険者)とロート製薬(事業者)との取り組み(コラボヘルス)
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通年実施
- 定期健康診断
- 歯科検診
- 健康ドリル
- 健康ミッション
外部評価
- 健康な食事・食環境(通称:スマートミール)認証 最高ランク三ツ星(基準:しっかり)
※本社食堂「いいことランチ」
目標達成に向けた具体的な取り組み
パフォーマンスの向上につなげるための「睡眠チェック」・「睡眠改善プログラム」実施
さらなる睡眠解決のために全社睡眠イベントへ
全社員を対象とした自分の睡眠の状態を把握するための「睡眠チェック」を、2022年4月に実施しました。その後、睡眠に課題がある社員の希望者を対象に、ウェアラブルデバイスを装着し、自分の睡眠状態を把握して改善につなげるための「睡眠改善プログラム」を展開しました。このプログラム参加者の94%が「自分の睡眠状態が理解できた」と回答し、睡眠課題に気づくきっかけとなりました。
2023年度も引き続き、前年度から新たに課題が出た社員向けに、希望者対象の睡眠改善プログラムを全2回行いました。全社指標とした「6.5時間以上の睡眠実施率」では、依然として半数以上の社員が目標を達成できておらず、睡眠の質への課題も依然として残ることから、これを優先的に解決すべき課題として位置づけました。
2024年度は全社的な課題解決を目指し、参加率の高いウォーキングイベント「とこチャレ」を進化させ、歩数だけではなく、新たに睡眠に関するクイズや習慣改善チェック、睡眠セミナー視聴等も加点要素として追加した「とこチャレ2024睡眠プラス」を開催しました。
この結果、「6.5時間以上の睡眠実践率」10%改善し、睡眠満足度は22%改善しました。多くの睡眠悩みの中でも、特に「睡眠で疲れが取れない」という悩みを回答した社員の20%に改善が見られ、結果としてプレゼンティーイズム※1も4.3%低減しました。さらに、部門別チームでの取り組みにより、行動変容の実践率向上と、コミュニケーション度の増加に繋がりました。
※1:SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大 1項目版)により測定
プレゼンティーイズム:何らかの健康問題によって業務効率が落ちている状況のこと
仲間と楽しくチャレンジする運動施策「新ウェルチャレ2023」
運動目標「30分の運動を週2回以上の実践者の割合」の達成に向け、健康宣言日2023年6月10日より約2か月間、オリジナルの健康増進施策「新ウェルチャレ2023」を開催しました。
「運動」「コミュニケーション」「健康自立」をかけ合わせたコンセプトで、部門ごとの健康課題に合わせて目標を設定し、仲間と取り組むことで、運動実践率の向上に加え、自立的な健康への取り組み意識や部門内のコミュニケーション促進につながりました。また、運動実践率の向上に加え、プレゼンティーイズムの改善※1※2にも繋がりました。
※1:SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大 1 項目版)により測定
※2:何らかの健康問題によって業務効率が落ちている状況のこと(厚生労働省)。プレゼンティーイズムは100%より実測値を差し引いた数値として計算。
貧血改善およびメタボリックシンドローム脱却を目指す食事への取り組みを実施
8つの健康指標のうち、「貧血該当者(女性)の割合※1」および「メタボリックシンドローム(メタボ判定+メタボ予備軍判定)該当者の割合」については目標値に対する乖離が大きい結果となり、重点的に取り組むべき課題の1つと捉え、対策の検討を重ねてきました。
本社食堂で提供する新しいメニューの開発を行い、2024年2月にメニューを刷新し、新たに2種の定食の提供を開始しました。鉄分の補強を目的として、常時鉄分5㎎以上を含む「鉄ちゃんとランチ」のほか、鉄分強化米を使用したご飯の提供を開始しました。導入直後(2024年3月)と3ヶ月後(2024年6月)で、有志の女性社員24名のヘモグロビン値の変化を測定※2しました。
3月時点で基準値の12.0g/dlを下回っていた13名において、3ヶ月後に全員のヘモグロビン値の改善が確認されました。「鉄ちゃんとランチ」を意識的に選択したことや、鉄分強化米の摂食による効果も大きいと考えています。
また、メタボリックシンドローム該当者の割合減少を目指した、「いいことランチ」では、2024年8月には、一般社団法人健康な食事・食環境コンソーシアム主催の「健康な食事・食環境(通称:スマートミール)」認証、」の最高ランクの三ツ星(基準:しっかり)を獲得しました。
(参考)社員食堂提供メニューで「スマートミール認証」の最高ランク三ツ星を取得
※1:貧血とはヘモグロビン値12.0g/dl未満を定義する
※2:近赤外分光画像計測法によるヘモグロビン推定値