ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョンの推進

社員一人ひとりがダイバーシティの重要性を理解し、多様な人財が活躍できる企業風土を醸成するとともに、心理的安全性の高い職場づくりを推進します。また、人種、宗教、性別、年齢、性的指向、障がいの有無、国籍等にとらわれず、多様な人財の採用・育成・登用を推進します。

※重点課題

  • 女性活躍推進、障がい者雇用、グローバル人財採用推進、シニア人財の活躍推進
  • LGBTQ+への取組み、多様な働き方の推進

女性活躍推進

女性社員が全体の約6割を占める当社では、女性一人ひとりがより活き活き働くことを応援するべく、安心して働きやすい環境を整えることが重要と考えております。育児休暇取得や復帰についても高い水準を維持し、婦人科検診無料化や介護休暇など、バックアップする制度も充実させています。当社のマザー工場のある上野テクノセンター(三重県)には、従業員用の保育施設も併設しており、安心して働ける環境づくりにも努めています。女性活躍を長年推進してきたことにより、女性管理職比率も年々上がっており、2023年度は32.8%となっています。性別に関わらず活躍できるよう、社内体制を整えています。

女性管理職比率の推移

グローバル人財

ロートグループの従業員数7,259名に占める日本国籍従業員比率は39%(2024年3月現在)であり、海外グループ会社では、各国・地域の従業員が現地の生活者に寄り添い、生活習慣や嗜好にあった製品・サービスの提案をする等、活躍をしています。多様なお客様の価値観を理解し、真に必要とされる製品・サービスを提供できるアイデアや新しい価値を生み出すチームワークを大切にし、グローバル人財の登用を推進しています。

LGBTQ+への取り組み

当社は従業員の多様性を認識し、互いに尊重することでWell-beingを感じられる風土を推進するため、2022年1月に「同性パートナー登録制度」を導入しました。同性パートナーは特別休暇、育児休業規則、介護休業規則、慶弔慰金規則の適用、および保養所の利用が認められ、社内独自の遺族補償を受ける際にも同性パートナーを指定することが可能です。2024年9月には、「性的指向と性自認の多様性に関する行動ガイドライン」を策定し、すべての役員および従業員に向けて発信しました。さらに、一般社団法人work with Prideが策定した職場におけるLGBTQ+への取り組みの評価指標「PRIDE指標2024」においてシルバー認定を取得しました。
また、全従業員を対象にコンプライアンスに関する動画研修や事例・事件紹介などを社内イントラネットで公開しています。さらに、採用および人事関連部門の担当者を対象にLGBTQ+やSOGIへの理解を促進するための外部研修の受講を推奨しています。今後もLGBTQ+を含むすべての人が活躍できる職場環境の整備や制度の検討を進め、従業員の啓発活動にも積極的に取り組んでいきます。