環境マネジメント

環境保全に対する考え方

環境保全に対する考え方について

地球環境を守り、次の世代に継承することは私たちの責務です。ロートグループは「環境基本方針」を定め、企業活動を通じて地域及び地球環境の汚染の予防と継続的な改善を行っています。特に、地球温暖化防止のための温室効果ガス(GHG)を削減することが、社会全体の課題となっていることを理解し、オフィス・工場等における省エネ、移動・輸送等の際の環境負荷の低減についてさまざまな取組みを行っています。 これらの削減目標の達成を目指すために2011年に『全社エネルギー管理基本指針』を定め、全社で推進しています。

また、2018年3月に国連グローバルコンパクトに署名し、その参加企業として登録されました。環境問題に対する3つの原則、「環境問題の予防的アプローチ」「環境に対する責任のイニシアティブ」「環境にやさしい技術の開発と普及」に今まで以上に真摯に対応し、国内外のサプライヤーとも協働しながら社会の持続的発展の実現をめざして参ります。

ロートグループ環境基本方針

ロートグループは、『世界の人々に商品やサービスを通じて「健康」をお届けすることによって、当社を取り巻くすべての人や社会を「Well-being」へと導き、明日の世界を元気にする』という存在意義(パーパス)のもと、地球環境に配慮した事業活動を推進し、持続可能な社会の実現に取り組んでいきます。

  1. 法令や地域連携協定等の遵守

    環境に関する法律、条例、規制及び地域協定等を遵守し、環境保全に取り組みます。

  2. 気候変動への対応

    気候変動への影響を重要な課題と捉え、温室効果ガスの削減に向けて、エネルギー使用量の削減や効率的利用を推進し、ステークホルダーとの連携により排出量削減に努めることで、脱炭素社会へ貢献します。

  3. 資源循環の推進

    限りある資源を有効活用するために、水や原材料などの資源の効率的利用による使用量の削減、廃棄物排出量の削減、リサイクルを推進し、資源循環型社会の構築に貢献します。

  4. 自然との共生

    環境に影響を及ぼす化学物質の適正管理の推進と代替物質による使用量削減、排水の適正管理及び処理により、水質汚濁、土壌汚染、大気汚染を未然に防止し、生態系への影響に配慮する事業活動を通じて生物多様性の保全に取り組みます。

  5. 環境配慮製品の開発

    製品の開発にあたっては、設計・開発から製造、物流、流通、使用、廃棄に至る各過程において環境への負荷を低減した製品の提供に努めます。

  6. 環境マネジメントシステム

    製品やサービス提供などの事業活動が環境に与える負荷を捉え、環境負荷低減に向けた目標を定め、環境マネジメントシステムを構築することで、環境汚染の予防と継続的な改善に努めます。

  7. 環境意識の向上とコミュニケーション

    社員一人ひとりの環境意識の向上を図るために環境教育や啓発活動を推進します。また、地域社会の一員として環境保全活動に参加することで、地域社会やステークホルダーとの積極的なコミュニケーションを推進し、適切な情報開示に努めます。

2025年3月28日改定
ロート製薬株式会社 取締役会承認

全社エネルギー管理基本指針

  1. 中長期的にみて年平均1%以上のエネルギー消費原単位、又は電気の需要の最適化評価原単位の低減を削減目標とする。
  2. 非化石エネルギーへの転換、再生可能エネルギーの活用を推進する。
  3. 省エネルギー、機器の長寿命化、地球環境との共生を目的に環境にやさしい施設運用を推進する。
  4. 社員による取組を基本ベースとし、管理者及び技術的支援により取組をサポートしていくものとする。
  5. 社員による取組のほか、古い設備の取替えや最新技術の導入、運転制御システムの見直し(設備機器の効率運転)による省エネルギー対策を計画的かつ継続的に維持、改善を図るものとする。
  6. エネルギーに関わる法規制はもとより、外部からの要求事項も尊重しエネルギー削減に努める。
  7. 我慢を強いるのではなく、無駄を省くこととする。

法令遵守

ロート製薬において、2023年度は環境に関する法令違反・罰金は0件でした。
また、環境に関する訴訟もありませんでした。
当社において環境リスクが高いと考えられるのは、各工場・研究所となります。災害・事故などによる環境汚染の防止、緊急事態への準備および対応、関連設備の維持・保全を行っています。2023年度の周辺環境に大きな影響を及ぼす環境事故は0件でした。

環境に関する外部イニシアチブへの参画