化学物質管理

化学物質管理の考え方

ロートグループは、「環境基本方針」に定めたとおり、環境に影響を及ぼす化学物質の適正管理の推進と代替物質による使用量削減に取り組んでいます。環境や地域の安全を守ると同時に、お客様や従業員の安心・安全を守ることが重要と考え、各種法令を遵守し適切な管理を徹底します。また、原材料の調達から生産、物流、使用、廃棄に至るまで、ライフサイクル全体での管理を強化し、環境負荷の低減に配慮した製品の開発と提供に努めることで、持続可能な社会への貢献を目指します。

PRTR対象物質の管理

当社は、人の健康や生態系に有害な影響を及ぼす恐れのある化学物質について、「化学物質排出把握管理促進法」のPRTR(Pollutant Release and Transfer Register)制度に基づき適正な管理をした上で、製品の開発や生産を行っています。
PRTR制度は、人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質が、事業所から環境(大気、水、土壌)へ排出される量と廃棄物に含まれて事業所外へ移動する量を把握し、行政機関に届け出を行う制度です。指定の取扱量を超えた(年間取扱量1トン以上)物質の、大気および公共水域・土壌への排出量、事業所外への移動量について関係行政機関に適切に届け出を行い、また化学物質管理活動の改善にも努めています。
なお、国内事業所では上野工場は三重県、大阪工場は大阪府にそれぞれ届け出と厳格な管理を行い、PRTR制度を遵守しています。

大気汚染の防止

当社は、生産工程の効率化や環境対応設備の稼働を実施し、窒素酸化物(NOx)、ばいじん、揮発性有機化合物(VOC)等、大気汚染につながる化学物質の排出削減に取り組んでいます。硫黄酸化物(SOx)については、当社工場からの排出は2000年以降ゼロとなっています。また、法令や条例を遵守し、適切に自治体への報告を行っています。